おすすめウクライナ ドラマ「囚われの愛〜Love in Chains〜」あらすじ&感想
東欧ウクライナのドラマ「囚われの愛〜Love in Chains〜」(Huluで配信中(2021.12現在))
※こちらの記事は2021.12に作成したものです。
おもしろかったのでご紹介します。
どーなるんだろう?で、48話もあったのに一気見しました。
制作会社FILM.UA Groupの「囚われの愛」オフィシャルトレイラー

〔概要〕
*東欧ウクライナ発信の愛憎劇
*クリミア戦争終結後(1856年)のウクライナが舞台
*ウクライナで大ヒットしたドラマ
〔ウクライナの歴史等について〕
東ヨーロッパのウクライナ。
東にロシア、西にポーランド、北にベラルーシ、南にルーマニアと黒海があります。
16世紀以来ヨーロッパの穀倉地帯と呼ばれ、ソ連の支配下にあった時は天然資源が豊富で重化学工業が発展したため、ソ連最大の工業地帯と言われていたこともあります。
国土は広いが平坦なため、異民族に侵略されやすく、バイキングやモンゴル族等に侵略された後、北部と中部はリトアニア、西部はポーランド、クリミア半島は、後にロシアとなるモスクワ大公国の支配下となり、そしてロシア帝国とポーランドが東西を分けて統治することとなり、やがてロシア帝国が崩壊しソビエト連邦となっても厳しい弾圧は続き、ソ連崩壊後に独立国家、共和制ウクライナとなります。
しかし、現代でもロシアがウクライナに侵攻しクリミア半島を実効支配し、さらに西側まで侵攻しようとしていると言われています。
※2021.12時点
キエフ大公時代に国境がキリスト教であったため、キリスト教に馴染みがあるようです。

〔あらすじ〕
ヒロイン:カテリーナは農奴(農民の奴隷)であったが、貴族で地主ピョートルの妻アンナに幼少の頃に引き取られ上流階級の娘として育てられた。
身分は農奴であったが、立ち振る舞いや教養は貴族の令嬢そのものだった。
チェルビンスキー家で、なに不自由ない暮らしをしていたが、カテリーナの生活は一変する。
ピョートルとアンナの一人息子グレゴリーがクリミア戦争から帰ってきた。
グレゴリーは、脚を撃たれて負傷しているものの、戦火の英雄として勲章を貰っていた。
生きて帰還した息子に安堵し喜ぶ母アンナに対し、父ピョートルは厳しく当たる。
グレゴリーは、美しい大人の女性に成長したカテリーナを自分のものにしたいと思い彼女を襲う。
もちろん農奴であるカテリーナを妻にするという意味ではなく、自身の所有物として。
グレゴリーは、女癖の悪い父ピョートルに似ていた。
未遂で終わったものの、グレゴリーに執拗に迫られていることを、自信を可愛がって育ててくれた教母アンナに言うことができない。
それをいいことに、グレゴリーのカテリーナへの執着は日に日に増していく。
*****
一方、裕福な貴族であり、カテリーナのいるチェルビンスキー家とも交流のあるドロシェンコ家のナターリア嬢は、農奴でありながら教養を身につけているカテリーナに興味を持ち、自身のパーティーでピアノを演奏するように依頼する。
カテリーナは一人、ナターリア嬢のパーティーへ向かうが、急な嵐に襲われて馬車がぬかるみにはまってしまう。
そこに同じくナターリアのパーティーに向かっていた貴族の好青年アレクセイ・コサーチに助けてもらう。
2人はすぐに恋に落ち、やがて結婚の約束をする。
カテリーナは農奴の身分だったが、それでもアレクセイは彼女を妻にしたいと本気で思った。
しかし、カテリーナはチェルビンスキー家の所有物。彼女との結婚はチェルビンスキー家の許可が必要不可欠だった。
*******
カテリーナが金になると判断したチェルビンスキー家の主人ピョートルは、カテリーナをお金で買うようにアレクセイに伝える。
その金額は破格に高額なもので、貧乏貴族のアレクセイにはとても払えない額だった。
*******
どうしてもカテリーナと結婚したいアレクセイは、キエフで農奴から大金持ちになった資産家アンドレイの噂を聞き、最後の望みを掛け彼に会い行く。
伝説の資産家アンドレイは実在し、貴族のアレクセイが本気で農奴のカテリーナと結婚をしたいということを聞き、カテリーナの高額な購入金額を貸してくれた。
*******
カテリーナの購入資金を手にしたアレクセイは、チェルビンスキー家に向かい、再度結婚の許しを得ようとするが……
アレクセイが農奴の娘と結婚しようとしていることを聞いた商売で成功し裕福な貴族リージャ嬢は、憤慨する。
彼女はアレクセイのことを愛していて、貧乏貴族のアレクセイの家(コサーチ家)を金銭的に援助していた。
リージャは、アレクセイのとカテリーナの結婚を阻止するため、同じくカテリーナに執着しているグレゴリーと利害が一致したため協力する。
カテリーナの教母で正式な持ち主であるアンナは、好青年のアレクセイを信用し、一旦はカテリーナとの結婚を許そうとするが、グレゴリーとリージャの策略(アレクセイは実は不誠実な男だという嘘)に騙され、結婚に反対する。
*******
正式な方法では結婚できないと思ったアレクセイとカテリーナは駆け落ちし、2人は教会で結婚をするが……
カテリーナにはさまざまな試練が待っていた。

〔感想〕
おもしろいドラマでしたが、冒頭にも書いたようにかなり忍耐力がいるドラマです。
現代のアメドラのさっぱり爽快感に慣れていると、鬱回ってほどではないですが、かなり消耗されるので気軽に見るって感じではないです。
さまざま試練と、グレゴリーの執拗なまでの執着心、リージャ嬢の嫉妬からの壮絶な嫌がらせ等。
上記のあらすじは途中までしか書いていませんが、結構テンポが早くお話が急転します。
おもしろかったのはアレクセイを愛しているリージャ嬢の嫉妬から来る壮絶なカテリーナへの嫌がらせ。
おもしろがっちゃいけないですけど、まずドラマ(フィクション)であることと、正義(主人公)が最終的に勝つことがわかっているのを前提として。
*******
※ネタバレの感想を書くので、未視聴の方はご注意ください。
好青年でイケメンのアレクセイですが、いつも詰めが甘いというか間抜けというか、毎度ずる賢いグレゴリー達に出し抜かれるか、自身の間抜けさから窮地に自ら向かっちゃう傾向があります。
例えば、証拠を掴んだのに、確実に相手を追い詰められるという確証を得る前に使おうとして、相手に察知され対策を取られ、または証拠をなくして、勝てる勝負なのに負け試合になるということが多々あります;;
カッコいいんですけど、女性や家族を守るだけの賢さが足らないというか、猪突猛進で冷静な判断力に欠けるというか。
その前に当主であるにも関わらず、実家の家族や従者達の生活のことを考えずに苦労が見えている(周囲の人に生活にも迷惑が及ぶ)農奴と結婚すると言い出したり、未亡人の母と幼い妹と弟を残して駆け落ちしたり……
別に家族(実家)のために犠牲になることが最善とは言わないですけど、結局家族を犠牲にしてもカテリーナも守れてないし、なんかカッコよくなかった。
それでも、良かったのは、このアレクセイのお母様が良い人だったこと。農奴のカテリーナの人柄に触れ、家の財政が厳しいながらも、農奴である彼女との結婚に反対はしなかったし、カテリーナに優しくしてくれたし。
しかし案の定、アレクセイは狡猾なグレゴリーにやられますけど。
なんで、決闘すると決まっている(どちらかが死ぬ)恋敵に前夜の人気のないところに呼ばれて、何の警戒心もなくのこのこ行くのかとも思いましたし。
しかもグレゴリーに自殺と工作されてしまい、汚名を着せられたまま亡くなってしまうという。
(キリスト教では自死は罪となるため)
カテリーナとアレクセイは、一度駆け落ちして結婚していたので、カテリーナは農奴でありながらアレクセイの妻になったのですが、すぐに未亡人になってしまいました。
アレクセイは、1/4くらいであっけなく死んじゃいます。
びっくりしましたが、ちょっと納得な展開でもありました。
だってアレクセイがカテリーナを、あのずる賢いチェルビンスキー家から守り抜けるとは到底思えませんでしたし。
え?恋人(アレクセイ)死んじゃうの?と思うかもしれませんが、おもしろくなるのはここからです!
ここから、逃亡劇を経て、さまざまな人々に助けられ、復讐が始まるので。
本題はこの後からって感じです。
愛憎劇なので、この後もカテリーナに恋愛はあります。
そこら辺からおもしろくなります。
ドロシェンコ家のナターリア嬢の弟ニコライはアレクセイと農奴から資産家になったアンドレイの友人であり、ナターリアがグレゴリーと結婚するため、グレゴリーの義弟となりますが、彼に疑念を持っています。
このドラマのおもしろいところは、いろいろな人間の思惑が渦巻き、また序盤でちょっと登場した人物が後半で重要人物になったりするところ、かなりお話が練られている感じが見受けられます。
あと、最後に仇を討つみたいなところが。
アレクセイに、カテリーナの購入資金を貸してくれた資産家アンドレイとか、彼は後半でかなりの重要人物になります。
このアンドレイ、アレクセイと違って、農奴から資産家になった実力者だけあって、かなりのやり手。
グレゴリーの狡猾さを上回る機転の良さと賢さを持ってます。
そして、農奴上がりのため、社会的弱者の気持ちもわかってくれ、その潤沢な資産を彼らのより良い生活のために使おうとする良い人。
後半とてもおもしろくて、眠気も気にせず夜中まで見てしまいました。
がしかし、最終話(48話)の最後でクリフハンガーで終わっていて、かなり驚き続きがあるのかと思ったら、こちらのドラマ48話もあるのにシーズンものだということがわかりさらに驚愕。
人気ドラマとのことで続編が作られるのは当たり前かもしれませんが、ちょっとびっくり。
個人的にはシーズン1で完結して欲しかったです。とても良い終わり方に向かっていたので。
日本では現時点でシーズン1のみ配信のようですが、本国ではシーズン3まであるとのこと。
続きが見たいような見たくないような;;
シーズン1が完璧だったから、それは越えられないように思うところが。
しかも、ヒロインの女優さん(エカテリーナ・コワルチュクさん)変わってるみたいですし(シーズン3)。
追記:
こちら記事は2021.12頃に書いたものです。
※こちらの記事は2021.12に作成したものです。
おもしろかったのでご紹介します。
どーなるんだろう?で、48話もあったのに一気見しました。
しかし、このドラマとてもおもしろい反面、制作スタッフがドSなのかヒロインに次々と不運と悲劇が訪れ、視聴者もかなり忍耐力のいるドラマです;;ドラマティックで波乱万丈
— チャンネル銀河【公式】 (@ch_ginga) January 20, 2021
話題作が日本初上陸⛓
ロシアが舞台のドロドロ愛憎劇
『#囚われの愛 ~Love in chains~』
厳しい農奴制の中、純粋で愛情深い
農奴カテリーナに数々の困難が降りかかる…
果たして彼女は自由を
手に入れることができるのか!?
2/3(水) 深夜0:00-https://t.co/P3Dhi1Sfme
制作会社FILM.UA Groupの「囚われの愛」オフィシャルトレイラー
〔概要〕
*東欧ウクライナ発信の愛憎劇
*クリミア戦争終結後(1856年)のウクライナが舞台
*ウクライナで大ヒットしたドラマ
〔ウクライナの歴史等について〕
東ヨーロッパのウクライナ。
東にロシア、西にポーランド、北にベラルーシ、南にルーマニアと黒海があります。
16世紀以来ヨーロッパの穀倉地帯と呼ばれ、ソ連の支配下にあった時は天然資源が豊富で重化学工業が発展したため、ソ連最大の工業地帯と言われていたこともあります。
国土は広いが平坦なため、異民族に侵略されやすく、バイキングやモンゴル族等に侵略された後、北部と中部はリトアニア、西部はポーランド、クリミア半島は、後にロシアとなるモスクワ大公国の支配下となり、そしてロシア帝国とポーランドが東西を分けて統治することとなり、やがてロシア帝国が崩壊しソビエト連邦となっても厳しい弾圧は続き、ソ連崩壊後に独立国家、共和制ウクライナとなります。
しかし、現代でもロシアがウクライナに侵攻しクリミア半島を実効支配し、さらに西側まで侵攻しようとしていると言われています。
※2021.12時点
キエフ大公時代に国境がキリスト教であったため、キリスト教に馴染みがあるようです。
〔あらすじ〕
ヒロイン:カテリーナは農奴(農民の奴隷)であったが、貴族で地主ピョートルの妻アンナに幼少の頃に引き取られ上流階級の娘として育てられた。
身分は農奴であったが、立ち振る舞いや教養は貴族の令嬢そのものだった。
チェルビンスキー家で、なに不自由ない暮らしをしていたが、カテリーナの生活は一変する。
ピョートルとアンナの一人息子グレゴリーがクリミア戦争から帰ってきた。
グレゴリーは、脚を撃たれて負傷しているものの、戦火の英雄として勲章を貰っていた。
生きて帰還した息子に安堵し喜ぶ母アンナに対し、父ピョートルは厳しく当たる。
グレゴリーは、美しい大人の女性に成長したカテリーナを自分のものにしたいと思い彼女を襲う。
もちろん農奴であるカテリーナを妻にするという意味ではなく、自身の所有物として。
グレゴリーは、女癖の悪い父ピョートルに似ていた。
未遂で終わったものの、グレゴリーに執拗に迫られていることを、自信を可愛がって育ててくれた教母アンナに言うことができない。
それをいいことに、グレゴリーのカテリーナへの執着は日に日に増していく。
*****
一方、裕福な貴族であり、カテリーナのいるチェルビンスキー家とも交流のあるドロシェンコ家のナターリア嬢は、農奴でありながら教養を身につけているカテリーナに興味を持ち、自身のパーティーでピアノを演奏するように依頼する。
カテリーナは一人、ナターリア嬢のパーティーへ向かうが、急な嵐に襲われて馬車がぬかるみにはまってしまう。
そこに同じくナターリアのパーティーに向かっていた貴族の好青年アレクセイ・コサーチに助けてもらう。
2人はすぐに恋に落ち、やがて結婚の約束をする。
カテリーナは農奴の身分だったが、それでもアレクセイは彼女を妻にしたいと本気で思った。
しかし、カテリーナはチェルビンスキー家の所有物。彼女との結婚はチェルビンスキー家の許可が必要不可欠だった。
*******
カテリーナが金になると判断したチェルビンスキー家の主人ピョートルは、カテリーナをお金で買うようにアレクセイに伝える。
その金額は破格に高額なもので、貧乏貴族のアレクセイにはとても払えない額だった。
*******
どうしてもカテリーナと結婚したいアレクセイは、キエフで農奴から大金持ちになった資産家アンドレイの噂を聞き、最後の望みを掛け彼に会い行く。
伝説の資産家アンドレイは実在し、貴族のアレクセイが本気で農奴のカテリーナと結婚をしたいということを聞き、カテリーナの高額な購入金額を貸してくれた。
*******
カテリーナの購入資金を手にしたアレクセイは、チェルビンスキー家に向かい、再度結婚の許しを得ようとするが……
アレクセイが農奴の娘と結婚しようとしていることを聞いた商売で成功し裕福な貴族リージャ嬢は、憤慨する。
彼女はアレクセイのことを愛していて、貧乏貴族のアレクセイの家(コサーチ家)を金銭的に援助していた。
リージャは、アレクセイのとカテリーナの結婚を阻止するため、同じくカテリーナに執着しているグレゴリーと利害が一致したため協力する。
カテリーナの教母で正式な持ち主であるアンナは、好青年のアレクセイを信用し、一旦はカテリーナとの結婚を許そうとするが、グレゴリーとリージャの策略(アレクセイは実は不誠実な男だという嘘)に騙され、結婚に反対する。
*******
正式な方法では結婚できないと思ったアレクセイとカテリーナは駆け落ちし、2人は教会で結婚をするが……
カテリーナにはさまざまな試練が待っていた。
〔感想〕
おもしろいドラマでしたが、冒頭にも書いたようにかなり忍耐力がいるドラマです。
現代のアメドラのさっぱり爽快感に慣れていると、鬱回ってほどではないですが、かなり消耗されるので気軽に見るって感じではないです。
さまざま試練と、グレゴリーの執拗なまでの執着心、リージャ嬢の嫉妬からの壮絶な嫌がらせ等。
上記のあらすじは途中までしか書いていませんが、結構テンポが早くお話が急転します。
おもしろかったのはアレクセイを愛しているリージャ嬢の嫉妬から来る壮絶なカテリーナへの嫌がらせ。
おもしろがっちゃいけないですけど、まずドラマ(フィクション)であることと、正義(主人公)が最終的に勝つことがわかっているのを前提として。
*******
※ネタバレの感想を書くので、未視聴の方はご注意ください。
好青年でイケメンのアレクセイですが、いつも詰めが甘いというか間抜けというか、毎度ずる賢いグレゴリー達に出し抜かれるか、自身の間抜けさから窮地に自ら向かっちゃう傾向があります。
例えば、証拠を掴んだのに、確実に相手を追い詰められるという確証を得る前に使おうとして、相手に察知され対策を取られ、または証拠をなくして、勝てる勝負なのに負け試合になるということが多々あります;;
カッコいいんですけど、女性や家族を守るだけの賢さが足らないというか、猪突猛進で冷静な判断力に欠けるというか。
その前に当主であるにも関わらず、実家の家族や従者達の生活のことを考えずに苦労が見えている(周囲の人に生活にも迷惑が及ぶ)農奴と結婚すると言い出したり、未亡人の母と幼い妹と弟を残して駆け落ちしたり……
別に家族(実家)のために犠牲になることが最善とは言わないですけど、結局家族を犠牲にしてもカテリーナも守れてないし、なんかカッコよくなかった。
それでも、良かったのは、このアレクセイのお母様が良い人だったこと。農奴のカテリーナの人柄に触れ、家の財政が厳しいながらも、農奴である彼女との結婚に反対はしなかったし、カテリーナに優しくしてくれたし。
しかし案の定、アレクセイは狡猾なグレゴリーにやられますけど。
なんで、決闘すると決まっている(どちらかが死ぬ)恋敵に前夜の人気のないところに呼ばれて、何の警戒心もなくのこのこ行くのかとも思いましたし。
しかもグレゴリーに自殺と工作されてしまい、汚名を着せられたまま亡くなってしまうという。
(キリスト教では自死は罪となるため)
カテリーナとアレクセイは、一度駆け落ちして結婚していたので、カテリーナは農奴でありながらアレクセイの妻になったのですが、すぐに未亡人になってしまいました。
アレクセイは、1/4くらいであっけなく死んじゃいます。
びっくりしましたが、ちょっと納得な展開でもありました。
だってアレクセイがカテリーナを、あのずる賢いチェルビンスキー家から守り抜けるとは到底思えませんでしたし。
え?恋人(アレクセイ)死んじゃうの?と思うかもしれませんが、おもしろくなるのはここからです!
ここから、逃亡劇を経て、さまざまな人々に助けられ、復讐が始まるので。
本題はこの後からって感じです。
愛憎劇なので、この後もカテリーナに恋愛はあります。
そこら辺からおもしろくなります。
ドロシェンコ家のナターリア嬢の弟ニコライはアレクセイと農奴から資産家になったアンドレイの友人であり、ナターリアがグレゴリーと結婚するため、グレゴリーの義弟となりますが、彼に疑念を持っています。
このドラマのおもしろいところは、いろいろな人間の思惑が渦巻き、また序盤でちょっと登場した人物が後半で重要人物になったりするところ、かなりお話が練られている感じが見受けられます。
あと、最後に仇を討つみたいなところが。
アレクセイに、カテリーナの購入資金を貸してくれた資産家アンドレイとか、彼は後半でかなりの重要人物になります。
このアンドレイ、アレクセイと違って、農奴から資産家になった実力者だけあって、かなりのやり手。
グレゴリーの狡猾さを上回る機転の良さと賢さを持ってます。
そして、農奴上がりのため、社会的弱者の気持ちもわかってくれ、その潤沢な資産を彼らのより良い生活のために使おうとする良い人。
後半とてもおもしろくて、眠気も気にせず夜中まで見てしまいました。
がしかし、最終話(48話)の最後でクリフハンガーで終わっていて、かなり驚き続きがあるのかと思ったら、こちらのドラマ48話もあるのにシーズンものだということがわかりさらに驚愕。
人気ドラマとのことで続編が作られるのは当たり前かもしれませんが、ちょっとびっくり。
個人的にはシーズン1で完結して欲しかったです。とても良い終わり方に向かっていたので。
日本では現時点でシーズン1のみ配信のようですが、本国ではシーズン3まであるとのこと。
続きが見たいような見たくないような;;
シーズン1が完璧だったから、それは越えられないように思うところが。
しかも、ヒロインの女優さん(エカテリーナ・コワルチュクさん)変わってるみたいですし(シーズン3)。
追記:
こちら記事は2021.12頃に書いたものです。
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