TiaRabbit❤ティアラビット

TiaRabbit❤ティアラビット

かなりおすすめのドラマです。

チソン×ファン・ジョンウム×ぺ・スビン競演の復讐・愛憎を描くラブロマンス。



※予告編で少しネタバレしている部分があります。

簡潔なあらすじ。
「ヒロインを追い詰め苦しめていた悪魔が、彼女の本当の姿に気付き、地獄から救い出してくれる王子様になる」

本当にこれ本当に、好きなドラマ。
個人的韓国ドラマNo.1です。
感情の動きが繊細で、それを演技で表現できるキャストさんがいて。
胸が締め付けられるっていう言葉が一番似合う切ないドラマです。
(この辺りに出会った作品は、本当に影響されています。「シャドウンター」の原作小説を読み始めたのもこの前の年?くらいですし。)



おすすめドラマ「秘密(Secret Love)」あらすじ&感想*エピソード1〜5

これは、絶対におすすめです。チソン×ファン・ジョンウム×ぺ・スビン競演の復讐・愛憎を描くラブロマンス。【ドラマ】あす4/4(金)後10:05~深:0:30 #チソン 主演『秘密(原題)』#15、16(最終回)恋人を亡くした男と罪をかぶった女性の激しくも切ないラブストーリーの最後とは!? http://t.co/GA9fhGO6Bq pic.twitter.com/Ttyw16tCBe— KNTV 公式アカウント (@kntv_info) April 3, 2014 ※予告編で少しネタバレしている部分があり...

「秘密(Secret Love)」エピソード1~5あらすじ*感想



エピソード6~10は、物語の“承”の部分です。
ミニョクが真実に気付き始めるところです。

ここら辺がさらにおもしろくなり、ピークをキープしたまま最終回まで向かいます。




セブチのこの曲が、このドラマに似合うので、ドラマ見ながらよく聴いてます♪



〔「秘密(Secret Love)あらすじ&感想*もくじ〕

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〔「秘密(Secret Love)」ストーリー〕

〔「秘密(Secret Love)」キャラクター〕

〔「秘密(Secret Love)」エピソード1~5まとめ〕

〔「秘密」エピソード6*あらすじ&感想〕

〔「秘密」エピソード7*あらすじ&感想〕

〔「秘密」エピソード8*あらすじ&感想〕

〔「秘密」エピソード9*あらすじ&感想〕

〔「秘密」エピソード10*あらすじ&感想〕




〔「秘密(Secret Love)」ストーリー〕

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財閥の御曹司ミニョクは、父親によって身分違いの恋人ジヒとの仲を引き裂かれてしまう。
そして父親の決めた幼馴染みで国会議員の娘セヨンと政略結婚を迫られる。

一方、パン屋を営む父の手伝いをしながら、様々な仕事をして家計を支えている健気なユジョンは、努力して検察官となった恋人ドフンと7年の恋を実らせプロポーズを受けた。
幸せの絶頂にいる二人。

プロポーズの後、大雨の降りしきる中、ユジョンはドフンの運転する車で帰るが、ドフンが運転を誤り事故を起こしてしまう。

ドフンが外を確認しに行き、ユジョンは彼にドラム缶にあっただけだと教えられ安心するが、ドフンの顔色が優れない。
ドフンは、ミニョクの恋人ジヒをひいてしまっていた。

事故についての捜査の手が及ぶと、ユジョンは恋人ドフンの将来を守る為に、自ら身代わりとなって出頭する。

そんなユジョンに過酷な運命が待っていた。

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〔「秘密(Secret Love)」キャラクター〕

[チョ・ミニョク(演者:チソン)]
*Kグループ財閥の御曹司。
*放蕩者
*父親に身分違いの恋を引き裂かれ、元恋人ジヒのことが忘れられず投げやりな生活をしている。

[カン・ユジョン(演者:ファン・ジョンウム)]
*健気で優しく献身的な女性
*パン屋を営む父の手伝い、様々な仕事を掛け持つ真面目な働き者
*検事アン・ドフンと7年交際している

[アン・ドフン(演者:ぺ・スビン)]
*弱者を救いたいという志で、努力して検事になった
*貧乏な家庭環境
*ユジョンの恋人

[シン・セヨン(演者:イ・ダヒ)]
*ミニョクの政略結婚の相手
*国会議員の娘
*ミニョクと幼馴染みでもある

[ソ・ジヒ(演者:ヤン・ジンソン)]
*ミニョクの元恋人
*御曹司ミニョクの父親によって仲を引き裂かれる

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〔「秘密(Seclet Love)」エピソード1~5まとめ〕

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*御曹司ミニョクの恋人ジヒがひき逃げ事故に遭い亡くなる。
(彼女のお腹の中にいたミニョクの子供も亡くなる。)

*そのひき逃げをしたのは検事アン・ドフン

*人を引いたとは知らないドフンの恋人ユジョンは、彼の身代わりとなって出頭する。

*ユジョンは刑務所に入り、獄中で恋人ドフンとの子供を産むが引き離される。

*ユジョンの仮釈放を阻むミニョクだが、出世のため最終的に仮釈放不可を選んだのは、ドフンだった。

*ユジョンは刑期を終え出所したが、息子は病死し、父は認知症になっていた。

*ミニョクの政略結婚相手のセヨンは、本心ではミニョクのことを愛していて、政略結婚でも彼を手に入れたいと思っている。

*ユジョンへの復讐に燃えるミニョク。

*ミニョクは、ユジョンの恋人ドフンにも圧力をかける。

*ユジョンの家、パン屋の建物の権利がミニョクに渡る。

*ユジョンは、ミニョクがひき逃げ事故の被害者ジヒの恋人だとわかる。


エピソード2 プレビュー


エピソード3 プレビュー


エピソード4プレビュー


エピソード5 プレビュー

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〔「秘密(Seclet Love)」エピソード6〕

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エピソード6 プレビュー



ユジョンの家、パン屋の建物の権利を奪い「潰す。」と言うミニョクにユジョンは「こんなマネをするなんて普通じゃない!」と返すユジョン。

それを聞いたミニョクの顔は、さらに冷酷になる。

ミニョク「こんなマネをするなんて、普通じゃないって?」

ミニョク「お前がしたことは、まともか?人を見殺しにした気分は?お前が奪ったものに比べれば建物くらい何だ!」

それを聞いたユジョンは、やっとミニョクのこれまでの言動が繋がる。

ミニョクが、被害者ジヒの恋人であることを。

ユジョンは、自分を不可解に苦しめるミニョクが、やっとひき逃げ事故の被害者ジヒの恋人であることを悟る。

ミニョクはユジョンに「今週中に出て行け。二度とその顔を見せるな。」と言って去ろうとする。

思わずミニョクの腕を取ったユジョン。

ミニョクはユジョンの手を払い捨て、彼女を睨みつけながら踵を返し去って行った。

衝撃的な事実を知ったユジョンは、その場に力なく座り込む。



セヨンは、ミニョクのために用意した彼への愛の告白のメッセージの歌を聞いてもらえず、Kホテルのビルで一人泣いていた。
(※Kホテルはミニョク財閥のKグループ)

そこに、先程のステージ会場での様子を見ていたドフンがセヨンの前に現れる。

ドフンは、セヨンに「こんな言葉があります。“泣いてくれない人のために泣くな”涙は泣いてくれる人のためにとっておいてください。」と慰める言葉をかけ、涙を拭うようハンカチを渡す。



車に乗っているミニョク。

秘書グァンスは「建物(ユジョンの家、パン屋)は処理しましょうか?」と尋ねると、ミニョクは「そのままにしておけ。」と言った。

そして、ミニョクは「彼女を監視するのも、もうやめろ。」と秘書グァンスに命ずる。

ユジョンの前で、あんな剣幕だったのに、潰すと言っていた建物はそのままに。彼女の監視もやめろ。と命ずるのは、少しやり過ぎたと思っているのでしょうか?

ミニョクはぽそりと「ムカつく。」と言う。

この後、何度もこのミニョクの「ムカつく」とか苛立っているフレーズを言いますが、このフレーズを言う時のタイミングに注目してください。彼の心の気持ちを表しています。



ユジョンは警察署の螺旋階段でミニョクに首を絞められ襲われたこと、その時に「お前ごときが、俺のものを奪うのか。」「これくらいで怯えるな!」という言葉、刑務所まで面会しに来て「外に出たら大変だぞ。」と脅してきたことを思い出し、その言動の真意を痛感していた。


そこにドフンが現れ「何があった?」と聞くがユジョンは「何でもない。」と答える。

何でもないわけないじゃん。あんなに部屋荒らされてるのにw

ユジョンは「ここのオーナーに今週中に出て行けと言われたの。」とドフンに言う。

ドフンは「そんな急な話、僕から話してみる。」と言って行こうとするが、ユジョンはすぐに止める。

ドフンはまだユジョンとミニョクが接触していたことは知りません。
ユジョンの家のオーナーがミニョクであることも知りません。

ユジョンは「話が通じる人じゃないし、借金のこともあるから。私に任せて。」と言って、全てを自分で背負おうとするユジョン。



セヨンのいるKホテルに戻ったミニョク。

セヨンの泣き腫らしたような顔を見てミニョクは「何かあったのか?」と尋ねる。

セヨンはミニョクのせいで泣いていたのに、全く気付いていないミニョクに、少し笑いため息を漏らす。

セヨン「さあね。」

ミニョク「ステージに上がったせいか?子どもの頃から苦手だったろ。」

セヨンは、幼い頃からの自分の性格をわかっているミニョクを見つめる。
幼馴染みで通じ合っている気がして、少し期待している様子のセヨンだったが。

ミニョク「天下のシン・セヨンが、誰のためにあんな努力を?」

そう言ったミニョクにセヨンは“あなたのため”と言いたそうにするが、全く自分の気持ちに気付いていないミニョクの様子に、ため息をついて、いつものプライドの高いシン・セヨンに戻る。

セヨン「誰のためでもない。あなたのためよ。」

いつものプライドの高いセヨンの様子から、あの歌が本気の愛がこもったものということには気付かず、いつもの調子で話すミニョク。

帰ろうとするセヨンを引き止めて「歌ってくれよ。」と言うミニョク。

ミニョクに掴まれた手に持っていたドフンに渡されたハンカチを見て、先程の言葉を思い出した“泣いてくれない人のために泣いくな。”

セヨン「私のために泣いてくれる?」

ミニョクは掴んだセヨンの腕を離し「どうした?お前らしくないぞ。」と言う。

セヨンは「この結婚はやめる。」と言って去っていく。



ユジョンは、家を出ていく荷造りをしていた。
認知症の父を連れてどこに行けばいいのか。

すると父ウチョルが頭を抱えて倒れ込んでしまう。




空を見つめるミニョクに部屋にセヨンがやって来た。

ミニョクは「この前は」と謝ろうとすると、セヨンは「入って。」と言って宝石商をミニョクの部屋に招き入れた。

ミニョク「結婚はやめるんじゃなかったのか?」

セヨン「そうよ。やめるわ。これはビジネスよ。これは契約金、そして契約書。私はもうサインした。」

セヨンから婚約指輪を選ばされるミニョク。

面倒になったのかミニョクは「一番高価なものを。」と言う。

セヨンは「一番高価なものなら世界一のものがいい。もしくは、あなたが私に贈りたいもの。」

そうセヨンが言うと黙り込んでしまうミニョク。

セヨン「私に贈りたいものはないの?」

ミニョク「指輪なんかどれだって」

セヨン「一番高価なそれにする。契約金は多いほどいい。」

「違約金も請求するのか?」と言うミニョクに、セヨンは結婚契約書内容を見せる。

セヨンの方が一枚上手。

セヨンは、結婚契約書を置いて帰って行った。



ミニョクは、秘書グァンスに「カン・ユジョンは、あの家から出て行ったか?」と聞くと。

秘書グァンス「社長がもう監視はするなと言ったので見ていません。」

ミニョク「居場所くらい把握しておけ。」

困るTTこういう上司。と思っているに違いない秘書グァンス。




ユジョンは父を連れて新しい部屋が見つかるまで、ドフンの家で世話になることになったが、案の定、ドフンの母ケオクに「ドフンに言われたからって来るなんて図々しい。近所に見られて誤解されたらどうするの?」などと嫌味を言われる。

ドフン母ケオク「あんたと私は他人なのよ!」

まだ自分はドフンの恋人で、ドフンの子供を産んでいるのに突き放すようなドフンの母に一瞬固まるユジョンだが「すみません。」と謝る。

しかし、優しいドフンの父はユジョンと父ウチョルを数日間泊めることを承諾し、布団を用意してくれている。



ドフン達に迷惑をかけてはいられないユジョン。
早く部屋を借りる為には働かなければならない。
生活の為、仕方なく後輩ヘリのつてで、仕事をもらうが、その職場はミニョクが社長を務めるKホテルだった。
(たぶんユジョンは裏方で働いていれば社長のミニョクに会うことはない。と思ってのことだと思います。)

そこに早速ミニョクが現れてしまった。
彼の姿を見て強張るが、即座にユジョンは、お辞儀をして顔を隠す。
ユジョンの前で急に立ち止まったミニョク。
気付かれたと思ったが靴紐が解けただけだった。

不自然に顔を隠す従業員が気になるミニョクだが、まだユジョンだとはバレていない様子。

ここら辺からちょっとラブコメっぽいところもちょっと入るんですよね。



ユジョンの職場の担当はアイロン係だった。

刑務所で起きたアイロンでの火傷事故のトラウマか、ユジョンはアイロンを握れなかった。

Kホテルの階段に座り込み、仕事を紹介してくれた後輩ヘリに電話で謝るユジョン。



階段にいたユジョンをエレベーターから見つけたミニョクは、わざわざエレベーターを降りてユジョンを確認し「二度と現れるな。と言ったのになんのつもりだ?」(独り言)と言う。

落ち込んでいるユジョンに電話がかかってくる。
ユジョンは「すぐ戻ります。」と言って立ち上がりミニョクのいる方向へやって来る。

なぜか逃げるミニョク。

ユジョンはミニョクに気付かず去って行った。

秘書グァンスが「彼女を監視しますか?」と尋ねるとミニョクは「いい。」と答えた。



ユジョンは仕事をする為、認知症の父を人に預けていたが、父ウチョルは以前の家、パン屋の前に座り込んでいた。

ユジョンが「もうここは私たちの家じゃないのよ。今度また来ようね。」と父に言い聞かせる。

父ウチョルは、突然昔話を始めた「母さんは甘いものが嫌いだった。でも、俺のパンを味見して好きになって。クリームパンが大好きだった。」

そう言うと父ウチョルはまた突然倒れてしまう。



病院でユジョンは、父ウチョルの脳に病気があり、すぐに手術が必要であることを医師から聞かされる。

ユジョンは「手術してください。父を助けてください。」と泣きながら、彼女に最後に残された血の繋がった家族(身内)を、どうにか助けてもらえるよう訴える。

しかし、ユジョンは手術代をすぐには用意できない。

病院で父ウチョルがいつも着ている赤いダウンジャケットを洗っていると、ポケットの中にミニョクから担保として昔渡された高価そうな指輪が出て来た。
(父ウチョルは、その指輪はドフンがユジョンに贈ったものと勘違いしている。)




一方のドフンは、以前捜査したキム議員の事件が違法捜査だとして訴えられていた。

検察庁から出て来たドフンに声をかけるミニョクの財閥Kグループの顧問弁護士グァンミン。

顧問弁護士グァンミンはドフンをヘッドハンティングした。

そして、ドフンが違法捜査をしたとして訴えているキム議員に不利な資料を渡される。

弁護士グァンミン「この証拠資料でキム議員を再逮捕して、うち(Kグループ財閥)に弁護士として来てください。」

ドフンは「私が、その話を受けると思いますか?」と言う。

これまでの流れからして、ドフンはこの話を受けると思います。



ユジョンの父ウチョルは、病院で頭を抱えながら苦しむ。

ユジョンは、その様子を見て、どうにか早く手術してあげなければならないと思う。

ユジョンはドフンに電話をかけるも、すれ違いとなって繋がらなかった。

ドフンも今検事という地位が揺らぎ始めていた大変な状態だった。



ユジョンは、早急に必要な父の手術代の為に仕方なく、例のミニョクの担保として渡された指輪を質屋に出してお金に変える。

すぐにそのお金を父の手術費として出すユジョン。

ユジョン「残りは後で払いますので、手術の日をお願いします。」

そんなユジョンのもとに黒服の男性達が現れ、どこかに連れて行かれてしまう。



ユジョンはKホテルにいた。

ユジョンの前に腰掛けているのはKグループ財閥の夫人インジュ(ミニョクの継母)だった。

ミニョクの継母「なぜ、あなたみたいな人が、うちの嫁に作った婚約指輪を持っているわけ?高価な指輪を400万で質屋に売るなんて。」

ミニョクの継母は、ユジョンが指輪を盗んで質屋に売ったと思っている様子。

ミニョクの継母「指輪には番号が付いてるの。持ち主に返そうと思わなかったの?」と冷笑する。

ミニョクの継母「息子が恋人にあげたと思っていたけど、違うようね。」とユジョンの姿を眺めて嘲る。



ミニョクの継母が「警察に引き渡して。」と言い放つと「俺があげました。」という声が。

それはミニョクだった。

ユジョンに「行こう。」と促すミニョク。

ミニョクは、戸惑うユジョンの手を掴み、半ば強引にユジョンを連れ去って行く。



ミニョクの社長室に連れて行かれたユジョン。

ミニョク「なぜまた現れた?しかも、人の物を質に入れるとは図々しい。」

ユジョン「必ず返します。父の手術代が必要でした。質屋に入れるなんて、どうかしていました。」

ミニョク「今度は親父?また言い訳か。」

ユジョン「本当にすみませんでした。」

ミニョク「謝るな。お前も俺くらい苦しんでみろ。何もできないうちに大切な人を失えば、どれほどつらいかわかる。」

ミニョク「出て行け。警察で会おう。」

もう、後がないユジョン。
父を助けるにはどうすればいいのか。

ユジョンは涙を浮かべながら、ミニョクに懇願するような瞳で、その場に立ったまま動かない。

退室しないユジョンに、業を煮やしたミニョクの方から社長室を退室する。



ミニョクが苛立ちながら歩いていると、エントランスの方まで追い駆けて来たユジョン。

ユジョンは、ミニョクの脚にしがみつき、座り込みながら「すみません。」と言う。

「放せ。」と言ってユジョンは引き剥がそうとするミニョク。

ユジョンは座り込んだままミニョクを見上げ、泣きながら「見逃してください。父を助けたいんです。警察にも刑務所にも行きます。父が手術して元気になったら行きますから。お願いします。父にそばにいさせてください。」と必死に懇願し、しがみつく。

ミニョク「放せ。恥ずかしくないのか?」

ユジョン「はい。恥ずかしくありません。恥ずかしいのは、被害者にしてしまったことです。」

目の色が変わるミニョク。

ユジョン「まだ罪を償っていません。一生忘れることはできません。」

ミニョクはその言葉を聞いて冷酷な表情で「むやみに言うな。軽々しい。」

「すみません。」と座り込みながら何度も謝るユジョン。

ミニョク「いいだろう。お前の父親を助けてやったら、何をしてくれるのか?」と問う。

黙り込むユジョンにミニョクは続ける。

ミニョク「知っての通り俺は金持ちだ。手術費は貸してやる。」

そう言ったミニョクは、何かに気付いた。
それを見て何かを企んだ様子にミニョク。

セヨンとドフンが一緒に来ていた。

ミニョク「何の用だ?」

座り込んだまま放心状態のユジョンは、ドフンの存在に気付かない。

セヨン「飲みに来たの。誰かさん(ミニョク)の愚痴言いたくて。」
(セヨンとドフンは一緒に飲み行こうとしていた。)

セヨンが下に座り込んでいる女性に「その人は?」と聞くと、ミニョクはユジョンの腕を掴んで立たせ「俺に会いに来た女だ。」と言ってドフンの顔を見る。

まだユジョンは彼の方を見ず気付いていない。

ミニョクはセヨンを紹介すると、次は何かを企んでいるような目つきでドフンを紹介する「彼はアン・ドフン検事だ。」

その名前を聞いてユジョンは思わず顔をあげドフンを見て硬直する。
しかし、すぐにお互い知らないふりをする。

ミニョクは「4人で一緒に飲もうか?」と提案する。

セヨンは不機嫌に「いいわよ。」と言うが、ユジョンドフンの二人は、暗い表情のまま何も答えない。

ミニョクはさらにユジョンとドフンに、追い討ちでもかけるかのように「そうだ。金の工面は明日してやる。」とユジョンに向かって言う。

“こいつに金を借りたのか?!”と言うような驚いた表情をユジョンに向けるドフン。

ユジョンは、ドフンのその視線に気付いたが彼の目を見ないように彼から視線を逸らし「はい。感謝しています。」とミニョクに言う。

まだミニョクはドフンがひき逃げの犯人である事実を知らないが、ミニョクのドフンへの当て付けは二人が犯人と検事の関係でありながら恋人同士であることを知った上で、二人を幸せにしないようにするためです。



ユジョンが「失礼します。」と言って帰ろうとするとミニョクに止められる。

ミニョク「帰るな。頼みを聞いてやっただろ?」

それを見たドフンは、ユジョンがミニョクと奴隷契約でもしたのだと察知したのか、動揺を抑えながらミニョクに「日を改めましょう。」と言うが、ミニョクに「逃げるのか?酒に弱いからって男が逃げたらダメだろう。」と言われてしまう。



ミニョクの企みによって、ユジョンとドフンはミニョクとセヨンとバーで飲むことになってしまう。

ユジョンとドフンが、被疑者と検事でありながら恋人同士であることを知っているミニョクは、わざと二人に関係することを匂わせてみたり、二人の動揺している様子を楽しみながら見ている。

余裕なミニョク達とは対照的に、緊張を隠せない二人。

4人の心理戦が始まる。

ユジョンの様子を見てセヨンは「同席するのは気まずい?」とユジョンに問いかける。

さらにセヨンはユジョンを見て「どこかで会ってる?」と聞く。

もちろんユジョンとセヨンは、今まで会ったことはない。
セヨンは以前、ミニョクが持っていたひき逃げ事件に関する資料の中にユジョンの資料を見て、彼女の顔をうっすら覚えている様子。
しかし、まだユジョンがミニョクが追っているひき逃げ事件の犯人であることは気付いていない模様。

セヨンのその問いかけは、ユジョンと同時にミニョクに対しても探りを入れている様子。

セヨンはユジョンに「何をしている人?ミニョクとの関係は?」と質問する。

するとミニョクが答える。

ミニョク「親密な関係。俺の言うことをきいてくれる。」
ミニョクは、ユジョンを都合のいい愛人を囲っているかのような言い方をする。

ミニョクは、セヨンからの質問の回答でドフンを攻撃、動揺させようとしている。

さらにミニョクは「ドフンにも、女性を紹介しないとな。」と、彼にユジョンという彼女がいるのを知っている上で、そのような話をする。
(まだユジョンとドフンは、ミニョクが自分達が恋人同士である関係を知っていることは、わかっていない。)

ミニョクはわざと「アン検事(ドフン)は、どう?」ユジョンに勧めてみる。

ユジョンは「恋人ならいます。」と言ってしまう。

当惑した様子でユジョンを見る。

ミニョクはちらりとドフンの方を見て、ユジョンに「恋人の職業は?」と尋ねる。

自分達の関係がバレるのではないかと、顔を硬らせて動揺しているドフン。

ユジョンは「立派な仕事をしています。」と質問をうまくかわす。

安堵した様子のドフン。

ミニョクは「立派な仕事か。」と笑顔を見せるが、彼が二人の関係を知っている為、嘲笑しているように見える。

トイレに立ったユジョン。

女子トイレにセヨンも現れ、化粧直しをしながらユジョンに「ミニョクとは長いの?ミニョクと私が結婚するの知ってる?」と言う。

はたから見れば、ユジョンはセヨンの婚約者ミニョクを狙う卑しい泥棒猫ですが、セヨンとミニョクは政略結婚で、セヨンもビジネスとして結婚契約を交わしています。
ミニョクに恋愛は自由にしてもいい。という言われている為、その項目はミニョクにも該当すると思うので、彼がユジョンを愛人のようにしていても、セヨンとの契約通りなので、ミニョクのことを好きなセヨンにはユジョンが目障りな様子です。

政略結婚でも結婚したいセヨン。
でも、ミニョクの愛も欲しい。という様子です。

ユジョンは「誤解しないでください。社長には、父の手術代を借りるだけですから。私が来るべきじゃなかった。」と言う。

セヨン「わきまえてればいいの。」

ユジョン可愛いから、セヨンは気になるんでしょうね。



その頃、ミニョクとドフンは二人だけで会話していた。

ドフン「何のつもりですか?」

ミニョク「何もしてない。ただ、父親の手術代を貸して欲しいと頼まれただけだ。助けてやらないとな。」

ミニョク「俺は人の命を見捨てたりしない。」

と、ユジョンの起こしたひき逃げ事件を暗に示し、連想させる。

遠くからドフンとミニョクの様子を見ているユジョン。
彼女はドフンをこれ以上煩わせない為か一人帰っていく。

ドフン「罪を償った女性を、金で縛るなんて最低です。」

ミニョクは金持ちで権力もあり、元々ドフンの妬みの対象でしたが、今回の件でさらにドフンの一番、忌み嫌うタイプの人間になった感じです。

ミニョク「アン検事(ドフン)が彼女を擁護するなんて意外だな。」

ドフン「彼女はもう被告人ではなく、罪を償った女性です。」

セヨンが戻り、その会話を聞いていたのか「それどういうこと?」と問う。

ドフンは立ち上がり帰り際にミニョクに向かって「金や権力で、人を動かせるとでも?よくもそんなマネができますね。」と言って去って行く。

いや、ドフンさん何度か金や権力で動いちゃってますけど;;
(もっと言うと、この件全ては、そもそもあなたのせい。)

金や権力だけで人は動かせない。という思想は持ちつつも、金や権力で人を動かしてみたいと思ってしまう弱さと矛盾。
ドフンもきっとそんな感じなのでしょう。

はっきりと切り捨てれば、クールな悪役なんですけど、まだ少し善をチラつかせてるから偽善的。

でも、ドフンのこのどっちつかずな、言動がちぐはぐなのところも視聴者にストレスを溜めさせる作者の作戦なのかもしれません。




ドフンがバーを去ると、セヨンは怒りに震えながら「あの女が、ジヒを殺したの?」とミニョクに聞く。

もちろんセヨンはジヒへの同情で怒っているわけではない。

ミニョクがまだジヒへの想いと、ユジョンへの執着を忘れていないから。

ミニョク「すまない。実は」と言ったところでセヨンが遮る。

セヨン「あなたは、苦しむ姿を見せたいだけでしょ?」

幼馴染みでミニョクのことをよく知り、頭のいいセヨンは、彼の核心を突く。

何も言い返せないミニョク。

セヨン「このままなら結婚はしない。ビジネスと思うなら、最低限の礼儀は守って!」

セヨンは怒り帰って行った。

当惑している様子のミニョク。

セヨンとの政略結婚がなければ、父ハニルに見限られ、復讐の手段となる“金と権力”を失いかねない。



病院に戻ったユジョン。

しかし、病室のベッドに父の姿がない。

認知症の父が、どこかに徘徊してしまい行方不明になってしまった。

必死に心当たりを探すユジョンだが見つからない。

家の裏でユジョンは、ドフンに手を掴まれ「どう言うつもりだ。金がいるからって、なぜあんな奴に頼むんだ!」と言われるが、ユジョンは今それどころではない。

ユジョン「お父さんがいないの!どこ探しても見つからない!早く手術を受けさせないと。お母さんのお墓に行ってるかもしれない。」

パニック状態のユジョンにドフンは「落ち着け。君は警察に失踪届けを出しに行くんだ。僕が探しに行く。」と言って探しに行ってくれた。

ドフンに言われた通り警察に行き、父の失踪届けの手続きをする。

ドフンは、雨の中、踏切の前に立っていたユジョンの父ウチョルを発見する。

ユジョンの父ウチョルは、認知症の為、家がわからなくなって帰れなくなっていた様子。

ユジョンの父ウチョルを車に乗せてユジョンのところへ連れて帰ろうとすると、ウチョルはドフンに向かって「運転は慎重に。」と言う。

ドフンは「はい。」と何気なく答えると、ユジョンの父は「口ばっかり。」と言う。

ユジョンの父ウチョル「ユジョンは額に怪我をしていた。あの日も雨がひどくて心配してたんだ。車を修理すると言っていたが、車がへこんでいるわりには怪我が軽くて安心した。」

顔色が変わるドフン。

ユジョンの父は認知症を患っていたが、あの事故の夜のことはしっかりと覚えていた。

ドフン「覚えているんですか?」

そうドフンが尋ねると、ユジョンの父はしっかりと彼を睨み言った。

ユジョンの父「もちろん。お前が運転していたのに、娘に罪をかぶせやがって。」



ドフンの顔がみるみる険しくなる。

嫌な予感。

スリリングと言うかホラーに近い怖さ。



ドフンは、以前のキム議員の違法捜査の訴えの件で、先輩検事パク・ソンヒョクらに審問されていた。

ドフンは先輩パク検事に「組織で生きて行くために、こうやって後輩を踏み台にして行くんですか?はっきりと出世のためだと言ってくれればいいのに!」と言う。

そっくりそのまま自分のこと?
自分自身がユジョンにしていることとリンクするんですが。
自覚がないのでしょうか。

ドフンの言う通り“はっきり出世のためだ”と言えば、視聴者もすっきりするんですけど、
くよくよ悩む悪より、吹っ切れた悪の方がカッコいいですし。

その前に悪の自覚のない様子のドフンの方が怖いですが。

先輩検事パクは「アン検事(ドフン)自分だけが正義だと思うなよ。お前が提出したキム議員の情報の入手先を知っている。正義の為、真実を追及するために捕まえたのか?違うだろ。大物を捕まえてキャリアを積むのが目的だ。それを否定できるか?」と嘲笑して去って行った。
(ドフンが提出したキム議員の捜査情報は、ミニョクがドフンに、ユジョンの仮釈放阻止と引き換えに取引し渡したものです。)



ユジョンは街頭で父のビラを配り、必死に父親を探していた。

そんなユジョンに、父親が見つかったという連絡が入る。

見つかったという一報を聞いて、一安心するユジョン。

急いで父が見つかった場所(浦項)に向かう。



タクシーを拾おうと大通りに出たユジョンの前に、ミニョクが立ちはだかる。

ユジョンは「あの。指輪の件は、ありがとうございます。一生かけて何としても弁償します。ですが、今は急ぐので。すみません。」と言ってミニョクの横を通り過ぎようとするが腕を掴まれ引き戻される。

早く父のところに向かいたいユジョンは「お願いします。父が見つかったんです。」と切迫した様子で言う。

ミニョク「どこで?」

ユジョン「浦項です。」

ユジョンから顔を逸らすミニョク。

ユジョンは、ミニョクにお辞儀して、彼を横をすり抜け、タクシーを止めようとする。

ミニョクはため息をついて「ムカつく。」と言う。

ミニョクのユジョンに対して「ムカつく」と言うタイミングに注目してみるとおもしろいです。
そして、このシーンのユジョンの前に立ちはだかるミニョクが、なぜかこのドラマ一カッコよかった件。なんとなく雰囲気とか。
ここら辺からミニョクが切り替わっていくというか。

あと、ミニョクが下から睨みつける感じが、「ヴァンパイアダイアリーズ」と「オリジナルズ」のクラウスがよくやる仕草に似てたから。
狂犬いや狂狼兼ヴァンパイアなところとか。
そう言えば、クラウスも悪役でした。
凶器に満ちた孤独感と悲愴感を持ち合わせているところも共通しています。
そして、触れるもの全てを壊そうとするのに、自分の愛した女性には宝物を扱うみたいなところも似てる。

ミニョクは、ユジョンの方へ向かい腕を掴み「浦項だろ。」と言って、そのまま自分の車にユジョンを乗せる。

あと、このシーンでミニョクがユジョンを車に乗せる時の仕草を覚えておいて下さい。
すっごく細かい仕草ですけど、チソンさんが演技でやっているのか無意識にやっているのか不明ですが。
今、この段階でミニョクはユジョンに対して、弱まってはいますが憎しみの感情があり、車に乗せる時、無造作に放り込む感じですが、彼の心境の変化によって、この仕草が変わっていきます。

ユジョンを車で父の見つかったという浦項に連れて行ってくれるミニョク。



ユジョン達は、ある施設に着いた。

部屋のドアをユジョンが開けると、異様な光景が。

そこには解剖台の上に白い布で覆われたものが見えた。

検死官が白い布をめくると、そこには父が眠っていた。

そっとユジョンが父の顔に手をやると、冷たくなっている。
父が死んだことを理解したユジョンは声にならない声で、泣き出す。

血と汚れで黒くなっている父の足を握り締め、父がどれだけ彷徨っていたか、痛感した様子で泣き崩れるユジョン。

「お父さん。お父さん。」と言って、父の亡骸を抱きしめながら泣きじゃくるユジョン。



そんなユジョンの姿を、ここまで着いてきてくれたミニョクは見つめていた。



ここまで絶望しかなくて、初見の時は、もう無理耐えられない。と思って、ちょっと見るのやめたくらいです。

ユジョンかわいそうすぎて、見てるこっちがつらくなるTT

まんまと作家さんの狙い通りにはまっているだけですが。

この後から、ん?️❤みたいな展開になるので。
これまでの鬱回がないと、それらの切なさが溜まらないので。
鬱回大事です。



ユジョンの父のささやかなお葬式が開かれていた。

ユジョンの仕事先の後輩(友達)と、刑務所で同室だったジャヨンが出所してすぐに来てくれた。

そこに影から、その様子を見ているミニョク。

ユジョンの友達は、彼女の父親の遺影の前で泣いている。

その様子を見て刑務所仲間のジャヨンは「泣いてくれる人がいるんだね。」と言う。

ユジョンは出所したばかりのジャヨンに「泊まるところはあるの?」と自分も大変なのに心配をする。

ジャヨン「人の心配してる場合?あんたがつらい時は、私を訪ねてきな。」と言う。

刑務所ではユジョンをいじめていたジャヨンだったが、ユジョンの人柄に触れ、優しい姐御になっている感じです。
キツイ人だけど、根は悪い人じゃなかったみたいです。

ユジョンは、その言葉に少し嬉しそうにする。

そして、ミニョクのいる方に視線を向ける。
ドフンが来るのを待っている様子。

とっさに隠れるミニョク。

ユジョンはミニョクが来ていることには気付いていない。

ジャヨンは「何でつらい時に笑うのよ。」と気丈に振る舞い明るく務めるユジョンに言う。

ミニョクは、複雑そうな表情を浮かべている。

ミニョクは、やり過ぎたとか、ユジョンがかわいそうだとか少しは感じているように見えます。

ユジョンの父の死は、ミニョクにもちょっと責任ありような気もしますし。
ミニョクがユジョン達を家から追い出さなければ、家を探してユジョンの父が徘徊することもなかっただろうし。

そして、ミニョクは、ユジョンが息子が亡くなったと知って悲しむ姿も、父親が亡くなって悲しむ姿も、監視という目を通して間近で見ています。

この辺からミニョクのユジョンへの復讐心は、少しずつ緩んでいくのですが。



葬儀には出なれなかったが、お墓にお参りに来たドフンにユジョンは会う。

もうドフン悪い奴とか通り越して、怖い。ホラー映画なんですが。
悪なら悪で怖くはないんですけど、このドフンは、やけに人間くさいところが逆に怖い。




ドフンは、今持っている全財産をユジョンに「こうでもしないと気がすまない。」と言って渡す。

葬儀に参加しなかったドフンを「あなたが来ていたら頼ってしまうから、来なくてよかった。」と、責めないユジョン。

尽くす女というか、もうここまで来るとちょっと病んでる。
目を覚ましてユジョン。

それでもドフンのことを考えるユジョンは、自分がドフンの重荷になっていると言って、彼のために自ら身を引く。

ドフンから渡されたお金は受け取らず、婚約指輪も返したユジョン。

ユジョンにはもう何も残っていない。




借りた部屋に帰るユジョン。

父の思い出に浸りながら涙する。

父の着ていた赤いダウンジャケット。
父のクリームパン。

ユジョン「お父さん、私これからどうしたらいいの。」

ユジョンは父の肩身の赤いダウンジャケットを抱き締めながら一人取り残された部屋で泣いていた。

ユジョンがんばったけど、もう立ち上がれなさそうな気がする。
つらいもうやめてあげてTT
ヒロインいじめ過ぎ。
救いがないTT
と思うのはまだ早いです。

ここから始まりますので。



ミニョクは、厳しい表情で「カン・ユジョンは?」と秘書グァンスに尋ねるが、「行方がわかりません。」と言われ、「お前は人探しが苦手だったな。」と言って、自室を出て行く。



ミニョクは車で一人、ユジョンの実家(パン屋)に来た。

この建物の所有者であるミニョクは、シャッターの鍵を開け中に入る。

日が暮れて薄暗い店内。

するとミニョクの足に何かが引っかかる。

下を見るとそこにはユジョンが倒れていた。

ミニョクがユジョンを起こそうと肩を叩くと、ユジョンはばたりと仰向けになってしまった。

ミニョクは、意識がないユジョンに「しっかりしろ。目を開けろ。」と言って頬をたたくが全く起きない。

「しっかりしろ。」と言いながら、ユジョンを抱き上げて、自分の車に乗せるミニョク。

急いで車を走らせ病院に向かう。

自らユジョンを担いで、病院に運ぶミニョク。



その頃、ドフンは検事を辞めていた。

バッジを置いて、検察庁を出て行くドフン。



ユジョンはベッドで眠っている。

その姿を見ながらミニョクは「死ぬな。許さない。絶対に死ぬな。」と言う。

ミニョクは、ユジョンを憎んでいるが、死んでは欲しくない様子。

ミニョクがユジョンに死ぬな。と思うのは、彼が彼女への憎しみを生きる糧としているからか、それとも彼女が気になり始めているからか。



やっと来ました。“承”の始まりの回でした。
ここまで長かったです。

ユジョンとミニョクの接触が多くなるここからがおもしろいです。

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〔「秘密(Seclet Love)」エピソード7〕


エピソード7 プレビュー



病院のベッドで眠るユジョン。

累積不良と食事を食べておらず憔悴していたが、容体は安定したとのこと。

眠るユジョンの傍らでミニョクが彼女を見つめている。

彼は、ユジョンがどうしてこうなったかよく知っている。
(子供の死に加え、父親の無念な死に耐えられなかったこと。)

ミニョクは、眠るユジョンの横に腰掛けると「お前がこんなんじゃ。おもしろくない。」と言って、ティッシュでユジョンの汗を拭ってあげる。

途中で、朦朧と意識を少し戻したユジョンはミニョクの方を見たが、彼は顔を隠した。
ユジョンも男性がいることはわかったようだが朦朧としていて誰だかわからない。
そして、ユジョンはまた眠ってしまった。



ユジョンが病院のベッドで目を覚ますと、そこには誰もいなかった。

一方のミニョクは、朝まで看病していた様子だが、ユジョンの目が覚める前に病院から出て、秘書グァンスが運転する車に乗り込む。

ミニョク「自分のせいで女が死ぬのは、もう見たくない。」

秘書グァンス「社長のせいではないです。」と言うが、ミニョクに「返事をするな。」と怒られてしまう。

直接的にはミニョクのせいではないけど、間接的に彼のせいではあります。

ユジョン仮釈放の阻止の画策、ユジョンの父のパン屋の建物を買い取って、彼らを家から追い出したこと。
(ユジョンの父親は、本来の家を探して彷徨うこともなかったんじゃ。)

ミニョクは、少し罪悪感を感じているのでしょうか。



検事になっても一向に暮らしの良くならないドフンはまだ実家で暮らしていた。

彼の両親が朝からケンカをしている。

お人好しで情が深い父が、他の人を助けた(売れない魚屋の魚を大量に買ってきた)ことを、母が「他人にそんなことをする義理はない。」とケンカになっている。



そんな両親にうんざりしたようにドフンは愚痴る「うちは魚を買えないほどお金がない?検事の仕事も激務のわりには昇給しないし。検事を辞めようか?いっそのことお金持ちの令嬢と結婚して弁護士になる?」と言う。

しかし、ドフンはすでに検事を退職したはず。
まだ両親は、そのことを知らないよう。

それを聞いたドフンの母は「そう?結婚相手探す?」と喜んだ表情をする。

しかし、ドフンの父は「やめろ。」と止める。

ドフン父「自分が楽になる為に金持ちを弁護する気か?無力な人を助ける為に検事になれと言ったのに。諦めるな。」

それを聞いたドフンは抑圧された感情が爆発したのか。

ドフン「これが僕の限界だ。父さんが人生を諦め投げ出したから、僕は他の道も見ず、他の人のことも考えずに、父さんの夢を叶えたかったんだ。そのために僕が今まで何をしてきたかわかる?どんな思いで僕が耐えてきたか!なのにこのザマだ。」

ドフン「たかが魚のことでケンカしてる。今の僕は立派な検事じゃない。正義感もない。僕の力じゃ何もできないんだ!」

そう言って出て行くドフン。

両親の影響はあるのかもしれないが、選んだのは自分。
ここでも誰かのせいにするドフン。
さらに(上流)社会への不満も溜まっている様子。

ドフンの両親は母が鬼のようで、父が良い人の設定なのですが、何でこんな対照的な二人が夫婦に?と思いました。
真逆の性格でも良いカップルになり得そうですが、性格と言うよりドフンの両親は思想が全く違う。

善人の父と、それを否定する利己的な母。

今気付いたんですが、ドフンのこの正反対な両親は、ドフンの心の中をそのまま表現しているのだと思いました。

善人でいたい気持ちと、割り切って悪に進んで楽になりたい気持ち。

どうやら、ドフンは“善や正義”が重荷になっているように感じます。



セヨンは、ミニョクの父ハニル(会長)に「ミニョクの株だけではホテルが人手に渡る可能性があります。私は議員の父の手伝いで昔から人の機嫌を取っていたので客商売にはうってつけだと思います。そして私は家族になる人間です。」と言って、Kホテルの株を自分に渡すよう会長に頼む。

セヨンは、ミニョクと一緒にいるために経営陣に入りたいようです。



ミニョクは、彼の豪邸のホールでセヨンに遭遇した。

ミニョク「ホテルの株をもらうって?」

セヨン「だって、私達の結婚はビジネスでしょ?」

ミニョク「あの件は・・・」

セヨン「どの件?私が徹夜で練習した歌を聴かなかったこと?安ものの指輪を買ってきて、助けてくれと頼んだこと?」

セヨン自身で、ビジネスと言っていたのに、とっても私的感情満々です。

セヨン「それとも人殺し(ユジョン)を私の前に座らせたこと?」

去ろうとするミニョクを止めるセヨン。

セヨン「考えてみたの。あなたが殺されたら私はどうするか。しばらくは怒り泣くはずよ。でも、何年も続けるのは執着よ。」

※ミニョクはユジョンのひき逃げ事件を5年くらい追っています。

ミニョク「やめろ。」

セヨン「あなたにも死んだ人にも、意味のない執着よ。」

ミニョク「やめろよ。」

セヨンは、止めるミニョクを無視して、さらに続ける。

セヨン「あなたが詫びていると、もうソ・ジヒもわかったはずよ。八つ当たりは終わりにして。」

ミニョク「やめろ」

ミニョクは、声をさらに荒らげる。

セヨン「カン・ユジョンへの仕打ちは子供じみてる。彼女を痛みつけたらソ・ジヒが感謝するとでも?」

ミニョク「シン・セヨン!いい加減にしろ!」

ミニョクは怒鳴り、セヨンを壁の本棚に押し付ける。

セヨンは「そうよ。私に怒鳴りなさい。怒るのも泣くのも全部私の前で。」と言う。

セヨンはミニョクが自分の前だけで、苦痛や悩みを打ち明けて欲しい様子。

けれど、セヨンの願いとは逆にミニョクは黙り込む。

セヨンは、本棚から1冊の本を取り出しミニョクに渡す。

セヨン「読んでみて、愛から始まった復讐の顛末を。」

しかし、ミニョクはセヨンを睨みながら受け取ろうとはしない。

床に落ちた本には「嵐が丘」というタイトルが記されていた。

※「嵐が丘」エミリー・ブロンテ著書の小説。
ヒースクリフという男が、自分を足蹴にした男と、自分を捨てた女に復讐していく悲劇小説。



退院したユジョン。

迎えは誰もいない。

男性が病院に運んで治療費も支払済だと聞かされ領収書のサインを見るが誰だかわからない。




信号待ちで茫然と立っているユジョン。

ユジョンにはもう何も残されていない。

息子も、最後の肉親の父も、恋人ドフンも、家も全部。

見ていてヒヤヒヤするこのシーン。
ユジョンは、家族も恋人も失った上に借金もあり、自分への復讐に燃える権力者もいて、もうユジョンが信号を飛び出して車道に身を投げてしまうのでは心配になるシーンです。

けれど、彼女はふと何かを思い出したのか、あるところに向かいます。

「あんたがつらくなったら、うちに来るんだよ。」

ジャヨンが父の葬儀で言ってくれた言葉を思い出したのか、ユジョンはジャヨンのところへ行きます。

倉庫(兼、家)で作業をするジャヨン。

ユジョンがとぼとぼと来ると「来たの?ちょうど良かった。仕事手伝って。」と理由は聞かずに、彼女なりの優しさで迎え入れてくれました。

ジャヨンのところで生活することになったユジョン。

ジャヨンは「一人増えるくらい同じだよ。」と頼もしく言ってくれる。

そんなジャヨンの息子は病気だった。
刑務所内で、ジャヨンがユジョンをいじめていたのは、ユジョンと息子サンを見て、自分の息子を思い出してしまったからだ。と謝る。

そう言えば、ユジョンの息子サンにあざが見つかった際、疑惑のヘジンに掴みかかって一番怒っていたのはジャヨンでした。
粗暴な感じですが良い人みたいです。

ユジョンは、再度亡くなった息子サンや、父ウチョルの為に、がんばろうとジャヨンから勇気をもらったのかポロポロと涙をこぼしながら、微かな笑顔を取り戻す。



一方、国会議員の捜査に失敗したドフンは職を失い、また監察を受けた検事は敬遠されるとのことで再就職も難しい様子。



ユジョンがミニョクが社長を務めるホテルの受付にやってきた。

ユジョンはフロントに「社長にお会いしたいのですが。」と言う。

向こうの方からミニョクが来た。

ミニョクは、ユジョンが受付にいる姿を発見するなり、気まずいのか、さっと向きを変え、秘書グァンスを連れて、そそくさと立ち去ろうとする。

しかし、ユジョンを避けて向きを変えた先にはセヨンがやって来ている。

さらに向きを変え、顔を隠しながら通り過ぎ避けようとするが、ユジョンに見つかってしまう。

ミニョクの目の前に立つユジョン。

ミニョク「何だ?」

ユジョン「これを受け取りました。」

ユジョンは、書類を見せながら言う。

ユジョン「私が返すべき債務が、社長に移されたとあります。なぜですか?」

ミニョクはユジョンの話を聞きながら、セヨンが向かってくる方向をちらりと確認する。

セヨンに、ユジョンと会っているのを見られたくないのか。

するとセヨンが彼らのところにやってくる。

セヨンは、ユジョンの持っている債務移行の書類を見るなり怪訝そうな表情を浮かべる。

その表情を見たミニョクは、セヨンの手前、あえて強い口調でユジョンに言う。

ミニョク「お前は俺に借りができたってことだ。」

ミニョク「パン屋の借金取りを片付けた。」

それを聞いて呆れるセヨン。
ミニョクの行動に少し驚いているユジョン。

ミニョク「なんだよ。」

ユジョン「お返しします。必ず返します。」

呆れた様子でセヨンが言う。

セヨン「行きましょ。2時の約束に遅れるわ。」

それを聞いて去ろうとするミニョクをユジョンが止める。

ユジョンは「必ずお返しします。かえしますから。」と言って、カバンの中から1枚の紙を出す。



ユジョン「私の連絡先です。」

連絡先の書かれたメモをひったくるように受け取るミニョク。

ミニョクがユジョンの連絡先のメモを受け取ったのを見ると呆れ、不機嫌な表情になるセヨン。

ユジョン「逃げません。命懸けで返します。だから、あのパン店だけは、あのままで・・・」

ミニョク「あのパン店は、お前の大切な場所なんだろ?」

ユジョン「はい。」

ミニョク「だから買ったんだ。潰すためにな!」

そう言いながらミニョクは、ユジョンの連絡先のメモを彼女の目の前で握り潰す。

ミニョクはセヨンをちらりと確認し、ユジョンに続けて言う。

ミニョク「言ったはずだ。お前が奪ったものに比べれば、こんなもの何でもない。」

ユジョンは今にも泣きそうな声で「それは」と言いかけるとセヨンが割って入る。

セヨンは「あなたとミニョクの関係は知ってるけど、また来たの?」とユジョンに言う。

ミニョクはセヨンに向かって「口を出すな。」と言うが、セヨンに「私は婚約者よ。」と一喝される。

セヨンはさらにユジョンに言う。

セヨン「手術費の次は借金ね。厚かましいの?それとも恥知らず?」

顔を俯くユジョン。

ミニョクもそれを見て、自分以外の者にユジョンが責められているのは、おもしろくない様子。

セヨン「彼女を外へ。」

なかなか秘書グァンスに指示を出さないミニョクに、セヨンは強い口調で「早く。」と言う。

仕方なく秘書グァンスがユジョンを外に連れて行く。

ユジョンは「社長。」と呼びながら外に出されて行く。

この状況は予想外だったのか、ミニョク少し戸惑った様子だが、セヨンにそれを悟られないよう強気な姿勢を保っているようにも見える。

このシーン好きです^ ^
たぶんセヨンが来なければ、ミニョクはユジョンに対して「あのパン店が欲しかっただけだ。勘違いするな。」とかくらいで、もっとトーンダウンさせていたんじゃないかなという空気満々なところがおもしろいです。

セヨンも形式的には嫌な女役ではあるものの、その知的なキャラクターで、かっこよく見えるのが不思議です。



ドフンは、先日誘われたセヨンの画廊に来ていた。

セヨンの描いた水辺と空の絵画を見ているドフン。

そこにセヨンが現れる。

その絵は、セヨンが何度も書き直してやっとできたものだという。

セヨン「ダメなところを描き直していると、訳がわからなくなる。そんな時は、新しく描き直すべきなのに。愚かよね。」

ドフン「愚かではありません。直す努力に費やした時間が惜しくなるのが人間だから。」

ドフンは、その絵に自分の今までの人生を重ねる。

感のいいセヨンは「自分のこと?」と聞き、ドフンは「ええ。」と答える。



ユジョンが職業紹介所から出てくると、車道を挟んだ向かいの歩道に、ヘジン(刑務所でユジョンが息子サンを虐待しているように見せかけて通報した刑務所で同室だった女性)が歩いているのが見えた。

慌てて後を追うが、途中でチラシ配りの女性とぶつかって、ヘジンを見失ってしまう。

ユジョンは、ぶつかったチラシ配りのおばさんに「病院に行きますか?」と聞くと「いい。」と答える。

ユジョンがチラシ配りのおばさんの自転車を起こしている時、おばさんは何かに気付き自転車を置いて逃げてしまう。



自転車を起こしたユジョンは、警官が立っていて、道路の横断幕には“違法ビラ特別取締期間”と書かれていた。

ユジョンは関係ないのに、勘違いされまた警察所連れて行かれた。

ユジョンはひき逃げ事件の時に担当になった警官に尋問されるが、ユジョンは「私ではありません。」と言っても信じてくれない。

というか、この警官、あの時もこの時も仕事してないw

警官はユジョンに「身元引受人は?」と尋ねるが、ユジョンにはもう誰もいない。



ドフンはセヨンに飲みに誘われていた。

そこにセヨンの女友達たちと合流する。

セヨンの女友達は、ドフンをセヨンの浮気相手だと勘違いする。

その勘違いをセヨンは訂正せず「そうよ。私達、そういう関係なの。噂を流して、ミニョクをおもしろくがらせたいわ。」と言う。

“ミニョクをおもしろがらせる(嫉妬させる)”という言葉に火がついたのか、ドフンも彼女に同調し「そういう仲です。あなたがそう思うなら。」と言う。

セヨンと彼女の女友達達と飲むことになったドフン。

ドフンは女友達に「セヨンと知り合って、どれくらい?」と聞かれると、「4年経つかな。黒いワンピースに赤いハイヒール。怒って大声を出していた。その時、僕に“見てた?”と尋ねた。ですよね?初めて会った日。」と答える。

ドフンは4年前、セヨンが螺旋階段の上から赤いハイヒールを投げ捨て怒っていた時のことを話した。

セヨンは驚いた様子で「それを覚えていたの?」と聞く。

ドフン「覚えています。あの時もお酒を飲んでいた。」

セヨンは、少し嬉しそうな顔をする。

セヨンのようなモデルみたいな美人、一度見たら忘れないと思いますけど。



ミニョクは、悪友ジェハ(セグゥアン・グループの御曹司)と飲んでいた。
(この悪友ジャハもミニョクに負けないくらいのお金持ちのクズ坊ちゃんぶりです。)

ミニョクは、セヨンとの政略結婚に、やはりまだ迷っていた。

すると、その悪友ジャハは「お前にその気がないなら、俺がもらっていいか?」

それを聞いたミニョクは、悪友ジェハに怒る。

ミニョク「絶対にダメだ。俺たちには、もったいない女だ。」

ミニョクは、女性としてセヨンを愛しているわけではないが、幼馴染みの友としてセヨンのことを大事に思っている様子。

ミニョクの“俺たちにはもったいない女だ”というところがセヨンへの敬意を表している感じです。

しかし、ミニョクは「俺の“友達”に手を出すな。」と言う。

やはりミニョクにとってセヨンは恋愛対象ではなさそうです。

悪友ジェハは、帰っていった。

ミニョクは「ムカつく」と言ってジャケットのポケットを探り、タバコを出そうとすると、前に渡されたユジョンの連絡先のメモが出てきた。

ユジョンの顔を思い出して、その連絡先のメモをランプの火で燃やそうとするが「返済させないと。」と言って、火を吹き消す。



ユジョンは身寄りがおらず、結局、元彼ドフンに身元引受人として迎えに来てもらっていた。
(友達にジャヨンは、出所間もないため、ユジョンは、彼女を心配して頼めなかったのかもしれません。)

ユジョン「呼べる人がいなくて、ごめんなさい。ありがとう。」

ドフン「僕の厚意を拒んで、こんな仕事をしてたのか?」

ユジョンは、違法ビラ配りはしていないのに、信じていないドフン。

ドフン「チョ・ミニョクに頼ったりするのか。」

ユジョンが「違うの」言っても何も信じていない様子。

ドフンは、ユジョンに出所者厚生支援団体の名刺を渡し「そこで仕事の紹介もしてる。」と教えてくれるが。

ドフン「“君が別れよう。“と言ったから。もう、こんなことで、顔を合わせたくない。」

そう言ってドフンは、彼女を送らずに去っていきます。

ドフンは全体的に、何事もユジョンのせいにしています。



一人バス停でバスを待つユジョン。

そこに社長(ミニョク)から電話がかかる。

ユジョンが電話に出ると、酔った様子のミニョクが「代行(ユジョン)、迎えに来い。」と言う。

※”代行“→ミニョクがユジョンを呼ぶ時のニックネーム。

ユジョンが向かうと、ミニョクはかなり酔っている様子。

ミニョクに車のキーを投げ渡されるが、ユジョンはもう免許を持っていない。

ミニョク「運転しろ。」

ユジョン「できません。免許取り消しになったので。」

ミニョク「あーそうだった。ひき逃げをしたんだったな。」

黙り込むユジョン。

ミニョク「なぜ来た?」

ユジョン「酔ってるみたいだから気になって。」

ミニョク「心配したってわけか。大きなお世話だ。人の心配をする余裕があるんだな。」

ユジョンが「代行を呼びます。」と言って携帯を取ろうとすると、ミニョクが「いい。キーを返せ。」と、酔っているのに自分で運転しようとする。



ユジョンは止める「私みたいになりたいの?」と言うとミニョクは睨み返すが、そのままうとうとし始め、ユジョンの肩にのしかかって眠ってしまう。

仕方なくユジョンは、ミニョクをタクシーに乗せる。

ミニョクは、かなり酔っているのかユジョンに寄りかかって、彼女のひざ枕で眠ってしまった。

行先をミニョクに尋ねても眠ってしまっていて答えてもらえず、仕方なく自分の家にミニョクを連れて帰る。



ミニョクが朝目が覚めると、上半身裸で知らない場所にいた。
驚くミニョクの前に、鍋を食卓に置くユジョンが現れる。

ユジョン「よく眠れました?」

ミニョク「なぜここに?」

ミニョクは状況把握できずに、少し動転している。

ユジョン「覚えてませんか?酔ってたから、お宅がどこか教えてもらえなくて。」

ミニョクは、干してあった自分のシャツを引っ張り取って、慌ててそれを着る。

ユジョンは「かなり飲んでいたんですね。」
そう言って吐くようなジェスチャーをする。

ユジョンは「これをどうぞ。」と言い、作った朝食を勧める。

ミニョク「俺にこんなものを食えと?」

そうは言いながら食卓に座る。
ユジョンは、ミニョクに「借金を返済する方法を考えてみました。」と言って直筆の“債務返済念書”をミニョクに渡す。
ミニョクは受け取るが、すぐにテーブルの横に置き、ユジョンの作った朝食を勢いよく頬張る。

ユジョン「仕事もがんばっているし、少し早めに借金を返せそうなので、パン店はあのままでー」

ミニョクは、それを聞いて「うるさい。」と、ユジョンの作った朝食を頬張りながら言う。

勢いよく食べすぎて、喉に詰まったミニョクは、ユジョンに「水。」と言う、彼女がピッチャーから水をコップに注いでいると、ピッチャーを引ったくって、ミニョクは水を飲む。
ユジョンの手は濡れてしまう。

ミニョク「そんな注ぎ方するからだ。」と言うと、ユジョンはその光景がおかしくて笑顔で「大丈夫です。」と言う。

そんなユジョンを見たミニョクは突然「笑うな。俺の前で笑うな。」と言う。
ユジョンは笑顔を止める。

ミニョクは、ユジョンの笑顔を見ると、やはりつらい様子。

ミニョクは、ユジョンの債務返済念書を手に取って帰っていく。
外に出ても自分の車もない。秘書グァンスを呼ぶ携帯もない。

ミニョク「勘弁してくれよ。」

ミニョクが路地裏で、ズボンのファスナーを上げようとしていると、ユジョンが「社長。」と言ってやってくる。

そのタイミングで、お互い目が合い気まずい雰囲気。

ユジョンはミニョクの方を見ないようにしながら「あのこれを。」と言って、ミニョクが忘れていった財布を渡す。

ユジョン「携帯は駐車場に止めてある車のなかです。」

ミニョクは、ファスナーを上げ、ユジョンから財布をひったくるようにして受け取る。

ミニョク「世話になってないからな。借金から差し引く。」

ミニョクは、ユジョンに借りを作りたくない様子。

ユジョン「はい。あのパン店は―」

ミニョクはユジョンを睨んで、そそくさと悔しそうに帰って行く。




ドフンが、ミニョク邸にやってきて、会長と顧問弁護士に、Kグループ財閥とシン財団(議員)の癒着の資料を突き付ける。

それを利用し、Kグループ財閥の企業は国民的企業ではない為、政治利用するには打ってつけであることを、会長らに示すドフン。

ドフン「来週には政治利用で、世論の矛先を変えるために、Kグループ財閥に検察の再捜査が入るでしょう。」

会長は「なぜ私のところに来た?」と、ドフンに尋ねる。

ドフン「もう一度、私に機会をください。私は検察と御社、両方に詳しい。」

なんとドフンは、ミニョクのKグループ財閥の顧問弁護士になった。



Kグループ財閥の切れ者顧問弁護士グァンミンは、「自らの力でのし上がる者が勝つ姿が見たい。」と言いながらも、ドフンに「信念を捨てた人間は信用できない。」と警告を言う。

その様子を、上から見下ろしていたミニョク。
ドフンが自身の財閥の顧問弁護士になり、何か企んでいる様子。



ユジョンとジャヨンが暮らす倉庫兼家に、昔の刑務所仲間のサンドラ・ファンがやって来た。

彼女は刑務所内でもユジョンに優しくしてくれていた人だ。

サンドラはユジョンに「ジャヨンにいじめられたら、うちに来るのよ。安くしておくわ。」と言う。

明るいサンドラに笑顔になるユジョン。

この彼女の様子からすると、サンドラは商売関係で捕まっていた感じでしょうか。



サンドラ・ファンが売ろうとしているのは、ブランドのフェイクバッグ。

ユジョンは「それをどこで売るの?」

サンドラ「お得意さんたちがたくさんいるの。売買は私たちに任せて。」

ユジョンは、それのバッグがブランドの偽物とは知らずに仕事を手伝っている様子。
(サンドラも悪い人ではなさそうなんですけど;;違法商売はね;;)



ミニョクは取締役会議に出ている。

社長のミニョクを中心に、セヨンもその会議に出席している。

ミニョクは、真面目に会議に出席してると思いきや、スマホをいじってユジョンの連絡先を見ている。

そんな中、セヨンはその会議でライバル企業を推した経営陣を炙り出そうとしている。

セヨンと目が合い、ミニョクが気が散っていると思った彼女は彼を睨む。

気まずくなってミニョクは、慌ててユジョンの連絡先を消そうとスマホを閉じるが、誤ってユジョンへの通話ボタンを気付かず押していた。

ユジョン「もしもし」

会議室内にユジョンの声が響く。
マイクに拾われて、彼女の声が全員に聞こえてしまっている。

目を見開いて驚き固まるミニョク。

ユジョン「社長。聞こえませんか?」

セヨンや出席者が全員ミニョクの方を見る。
セヨンは呆れ怒っている。

ユジョン「もしもし。社長。」

ミニョクは、慌ててデスクのマイクの向きを変え、何度もタップしてユジョンの電話を切るが、みんな呆れ、その場には変な空気が漂う。

セヨンは、そんなミニョクに呆れているが、ミニョクの電話の相手がユジョンであることを深刻に思っている様子。



ドフンは、顧問弁護士になって、以前よりお金周りがよくなった様子。

セヨンとドフンが一緒に歩いているところを見かけたミニョクは、彼らに声をかける。

ミニョク「シン・セヨン、友達に会うと言っていたが、」

そう言ってドフンを見るミニョク。

ドフン「いいことがあったので、彼女に祝ってもらいたくて。」

ミニョクがセヨンに確認するように見る。

セヨン「友達に会うのに許可がいる?」

セヨンがドフンのことを“友達”と言ったので「“友達”?」と聞き返すミニョク。

ミニョク「俺も“友達”だ。一緒に祝いたい。」



奇妙な三角関係状態なミニョクとセヨンとドフン。

セヨンが料理を作っている間、ミニョクドフンは二人で会話する。

お互い探りを入れるような刺のある会話をするが、以前バーで会話した時のドフンとは違い彼は自信に満ち溢れ余裕すら感じる。
ミニョクの方がドフンに押されている感は否めない。

ミニョク「それなりの女性と付き合え。」
(「お前にはセヨンはもったいない。」)

ドフン「そうですね。いい人を紹介してください。彼女(セヨン)のような女性を。」
(以前バーでミニョクに「女性を紹介してやる。」と言われたことを含んでいるような言い方)

ミニョク「セヨンは俺の婚約者だ。そしてKグループでは俺は君の上司だぞ。礼儀を守れ。君には手の届かない女性だ。」

いつもセヨンを邪険にしているのにこんな時だけ、彼女の婚約者だと持ち出すミニョク。

ドフン「なぜ、そんな女性にぞんざいな態度を?セヨンさんはもっと丁重に扱われるべき女性です。」

ミニョク「セヨンと俺の仲は、君にはわからない。」

ドフン「わかっていないのは、あなたの方だ。あなたから奪いたいほど、すばらしい女性だ。」

強気で攻撃的なドフン

ミニョク「俺と同等にでもなれたと勘違いしているらしいが、どんな条件で入社しようと君は俺より下だ。図に乗るのは見苦しい。」

ミニョクの方が感情的になり、ドフンの方が余裕に構えている。

苦労してのし上がった優秀な元検事と、その地位にかまけ、経営に関して勉強もして来なかったミニョク。

ドフン「親の七光りの方が恥ずかしくありませんか?」

この勝負はドフンの勝ちです。

何も言い返せなくなったミニョクは感情的に「言いすぎだぞ!」と言って怒鳴り散らす。



セヨンがミニョクに「ケンカを売りに来たの?」と止める。

セヨンが手料理を出すのを見たミニョクは「料理をするのか?俺には出したことない。」と言うと、セヨンは「食べたいと言わないから。」

ドフンはセヨンの手料理を食べ「おいしいです。」と一言言って微笑み、ミニョクに当て付ける。

業を煮やしたミニョクは、フォークを投げ捨て、去って行くが、セヨンとドフンのことが少し気になる様子。

セヨンと二人きりになったドフン。

ドフン「彼はセヨンさんに気があるらしい。男にはわかる。」
(今までのミニョクを見る限り、彼はセヨンのことを大切な幼馴染みとして見ているだけで恋愛対象ではなさそうです。)

セヨンは微笑み「案外、芝居がうまいのね。」と、今までの論争は、ミニョク嫉妬させる為の演出だったらしい。

セヨンは「嘘がつけないどころか“奪いたいほど”?」とドフンの言ったことを引用する。

ドフン「(その言葉は)本気です。」

セヨンは少し動揺している。

ドフン「ドラマの共演者がなぜ恋に落ちるのか、少しわかりました。役になり切ると、そんな感情が生まれる。」

そう言ってドフンは席を立つ。



ミニョクは、ユジョンのところに来ていた。
ユジョンの借金返済について話している。

ユジョンは、ミニョクに飲み物を渡すと彼は「俺にこんなものを飲めと?」と文句を言う。

ユジョン「仕事の後に飲むと最高ですよ。」

仕方なく一口飲むミニョクは「甘過ぎる」と言ってカップを置く。

ミニョクは甘いものが嫌いらしい。

ミニョクは「まあいい。」と言ってポケットからユジョンの書いた借金返済念書を出し「ふざけてるのか?」と言う。

ミニョク「返済するのに30年?わずかな金のために30年もかかるのか?」

ユジョン「私には大金なので。もっと頑張れば何年か縮められるかも。」

ミニョク「“何年か”?ダメだ。」

ミニョク「彼氏がいるんだろ。助けてもらえ。」

ミニョク「振られたのか?振られたんだろ。」

ミニョクはユジョンを笑いながら言う。

ミニョク「前科と借金がある女じゃイヤにもなるよな。」

意地悪を言うミニョク。

ユジョン「そんな人じゃない。」

まだ別れてもなお、ドフンのことをかばうユジョン。

ミニョク「ごまかすな。結婚しようと言ったら、男が逃げたんだろ。いつもそうか?」

ユジョンは珍しく声を強くし「違うんです。私には前科も借金もあるけど、だから別れたわけじゃありません。そんな情のない人じゃない。」

自分の悪口は耐えられてもドフンが悪く言われるのは耐えられないユジョン。
自ら別れを切り出したが、全てドフンを思ってのこと。
ユジョンのドフンへの思う気持ちは、全く変わらない。

ユジョン「私と別れてからも、私を助けて病院に連れて行ってくれました。一晩中看病して、黙って帰るような人です。」

ユジョンをあの時病院に担ぎ込んで看病していたのはミニョクだった。

ミニョク「おい、それは―」

ミニョクは、“それは自分だ。”と言いそうになるが、お互いの関係性や立場上、そのことを言えなかった。

ユジョン「だから知ったかぶりしないで。」

ドフンが絡むこととなると強気になるユジョン。
ドフンを守りたいという気持ちが手に取るようにわかります。



ミニョクは、ユジョンが、それほどかばうドフンを「アン・ドフン。そんなに立派なやつか?」と言いながら、二人が映った写真を見ながら、つぶやくき写真を握りつぶす。




ドフンは両親に、貯めたお金を全部渡す。

そして、検事を辞めてKグループの法務部に就職したことを両親に伝える。

以前から検事より弁護士の方が儲かると思っていた母ケオクは賛成のようだが、正義のために息子が検事をすることを願っていた父インファンは「よく考えたのか?」と聞くと「自分の夢を諦めないために決めた。」と、ドフンは言う。

そして、ドフンは両親に、お店をプレゼントする様子。



ミニョクの継母インジュと、妹ミンジュはブランド店にいた。

妹ミンジュは、ブランドもののバッグが2つ欲しいと言うが、母インジュに止められる。
(お金持ちな設定なのに?と思いましたが、インジュは庶民出身のようで、その辺は堅実なのかもしれません。)

母インジュは「あなたのために素敵なバッグを持って来させるわ。」と言う。



そして母インジュがよこしたのは偽物バッグの販売者サンドラとジャヨンだった。
そこにはユジョンも一緒について来ている。
ユジョンは、まだそれが偽物ブランド品とは知らない様子。
(というか、金持ちなのにケチwしかも違法。この時はまだ違法ではない?韓国では違法にはなってないとかかな?)

そこにミニョクの継母インジュが入ってくる。

インジュを見て、思わず顔を伏せるユジョン。

ここで初めて、その豪邸がミニョクの家だとわかったみたいです。

サンドラと、ミニョクの継母インジュはお得意さま。

サンドラは、ジャヨンやユジョンを紹介する。

ユジョンの姿を見たミニョクの継母インジュは、顔付きが変わり、ユジョンを睨む。

ユジョンは廊下に出され、ミニョクの継母インジュに責められる。

継母インジュ「よくここに来れたわね。何の目的。家まで来るなんて、とんでもない人ね。」

継母インジュ「ウブな顔して腹黒いのね。ミニョクの好みは変わってる。」

そこにミニョクが現れる。

ミニョク「なぜここに?」

ミニョクは継母に向かって「今何を?」と聞く。

ミニョクの継母「こんな女と付き合ってるの?」

ユジョン「違うんです。そんな仲じゃー」

ユジョンを遮り継母に言い返すミニョク「こんな女って?」

なぜかミニョクがつっかかる。

自分がユジョンのことを言うのはいいが、他の人間から彼女が責められるのは、気に食わない様子。
ましてや、母と認めていない継母インジュに言われて、さらに怒りは増している様子。

ミニョク継母「金目当てなのは一目でわかる。ミニョクに会わないで。」

ミニョクは、ユジョンの手を取り、連れて行こうとするが、継母インジュは「なんのマネ?結婚前に遊びたくなったんだろうけど、もっと格に高い女にしなさい。」と言い放つ。

ミニョク「よく言えるな。母が亡くなるや否や、金目当てでうちに来た分際で。」

ユジョンはミニョクの母について少し知り、彼の違う一面が見えたよう。



ミニョクは「行こう。」と言ってユジョンの手を引っ張っていく。



ミニョクはユジョンの手を取り引っ張りながら「家にまで来るなんて正気か?」と言う。

ユジョン「知らずに来たんです。」

ミニョク「こんな仕事をしてたのか。」

すると、執務室からドフンが出て来た。

ドフンは、手を繋いでいるユジョンとミニョクを目撃する。

ミニョク「また会ったな。」

ミニョクは、あえてユジョンと繋いでいる手をドフンに見せつける。

ミニョク「今日はこれで、2人きりで話がある。」

さらにミニョクは「あー、そういえば。家に入社祝いを送ったが届いたか?気にいるといいが。」と聞く。

ドフンは苦々しい表情をするが、まだその“入社祝い”の贈り物は見ていない様子。

手を繋いで奥の部屋に消えていくユジョンとミニョクの姿を険しい表情で見つめるドフン。

ミニョクの家にあるバーカウンターの部屋に着くとやっとユジョンの手はミニョクから解き放たれた。

ミニョク「アン検事(ドフン)は、うちの法務部に入った。だからもう検事じゃなくてアン弁護士か。」

それを聞いたユジョンは驚いた表情をする。

ミニョク「初耳か?その表情は、彼と何かあったのか?」

ユジョンの驚いた顔を見てほくそ笑むミニョク。

ユジョン「いいえ。」

ミニョク「(ドフンは)俺の友達だ。お前のおかげで友達ができた。」

驚きを隠せないユジョン。

ミニョク「どうした?俺とあいつが友達なのが変か?」

ミニョクはドフンのことを友達だとは思ってもいないが、ユジョンを試している。

ミニョク「彼も俺たちを見て、そんな顔をしてた。」

ちょうどユジョンにジャヨンから電話がかかって来た。

ユジョンは「もうここには来ません。」と言って出ていく。



ユジョン達はミニョク邸から帰ろう露すると、ドフンが現れ、ユジョンの手を引いて連れて行く。

ドフン「何のマネだ。あの男(ミニョク)の正体を知ってるのか?」

ユジョン「知ってる。」

ドフン「知ってるのに来たのか?」

ユジョン「じゃあ、あなたは?検事を辞めて、あの人と同じ会社に?彼と友達?」

ドフン「“友達”? 自分の思いのままにできるオモチャも友達かもな。転職したのは本意じゃなかった。」

ドフン「それより、どういうつもりだ?」

ユジョン「借金があるの。うちの借金が社長に移ったみたい。」

ドフンは、ミニョクの復讐心と、ユジョンの性格をよく知っている。
彼女が真面目にミニョクに借金を返そうとすることも。
ユジョンの生真面目さに、少しため息をつくドフン。

ドフン「奴(ミニョク)が、君につきまとうのは理由がある。」

ユジョン「借金を返さなきゃ。」

ドフン「奴が何をしたと思う?」

ユジョンも、ミニョクの自分への復讐心を十分知っていたが、彼を責めることはない。

ユジョン「私のことが、とても憎いはずよ。」

ドフン「いい加減にしろ。罪は償った。4年間苦しんだ。僕の言うことを聞け。」

お人好しなユジョンに怒るドフン。

ドフン「心配なんだ。奴から離れろ。借金のことは僕が調べる。」

そう言って、ユジョンの横を通り過ぎていく。



ユジョンが街を歩いていると、イ・ヘジンをまた見かけた。

※ヘジン→ユジョンを息子サンの虐待(無実)で訴えた刑務所仲間。

ヘジンを必死に追いかけるユジョン。



ヘジンを捕まえたユジョンは、怒りをぶつける。

ヘジンは「逃げないわよ。私を叩けばいいでしょ。」と、開き直る。

ユジョン「叩けば、サン(息子)が生き返るの?」

ヘジンは、サンが死んだことを知らなかった。

ユジョンからサンが死んだと聞かされ、驚くヘジン。

泣き崩れるユジョン。

ユジョン「あの作業場。あの時がサンに会った最後になった。」

泣きながら訴えるユジョン。
ショックを受けるヘジン。

ユジョン「あなたに会ったら、どうやって恨みを晴らそうか、毎晩考えてた。」

ユジョン「どうして、あんなことを?それが知りたかった。なぜ私に?なぜサンにあんなことを?どうして?」

ヘジンは、そんなことになっていたとは本当に知らず、そんなつもりでしたことではなかった様子。

ヘジン「知らなかった。私だってサンをかわいがってた。“サンは大丈夫だ”って言ってた。」

ヘジンは、誰かに指示されてユジョンと息子サンを引き離す工作をした模様。

ヘジン「“仮釈放の審査を受けられないようにしてくれ”と指示されたの!」

ユジョンは雷に打たれたような表情をする。

ヘジン「ユジョンさん、あなた誰かに恨みを買ったの?」

ユジョンの脳裏に、ドフンの言葉が浮かぶ「奴(ミニョク)が何をしたか知ってるのか?」

そして、ユジョンがサンと引き離されたあの日にミニョクが面会に現れ「せいぜい楽しめ。外に出たら大変だぞ。」とほくそ笑む姿、ミニョクが「苦しんでみろ。何もできないうちに大切な人を失えば―」と言っていた姿が浮かぶ。

ユジョンは、息子サンと自分を引き剥がし、罠にかけたのはミニョクだと思う。

鳥肌が立つくらい、すごいうまい展開。
ユジョンは、スムーズにミニョクと流れに乗るのかと思ったら、滝壺に突き落とされる急展開。



一方のミニョクの魔の手は、ドフンにも向かう。

ドフンは、ミニョクから贈られた入社祝いを開ける。

その贈り物は、ドフンとユジョンが仲睦まじく映っている写真だった。

“お前達の仲を、俺は知っているぞ。”

ミニョクからの暗黙のメッセージに、愕然とするドフン。



本当に何このすごい展開は?!
本当に何なんですか?
本当によくできてるこのお話。
本当におもしろい。
ヤバイ(←語彙力なしw)

いや、でも本当におもしろいものって、もう変な理屈なしに、おもしろいとかしか出てこないです。

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〔「秘密(Seclet Love)」エピソード8〕


エピソード8プレビュー



ユジョンは、ヘジンと会い、なぜ彼女がユジョンの息子サンの虐待疑惑でユジョンを訴えたのか知った。

ヘジンは自身の出所と引き換えに、サンがユジョンに虐待されていると見せかけ、ユジョンの仮釈放を阻止するように、ある者に指示されたという。

ヘジン「ユジョンは模範囚だけど、子供を利用すれば問題を起こせると提案された。」

ヘジン「指示されたの。ユジョンさんあなた誰かに恨みでも買ったの?」

ユジョンは硬直し、脳裏にミニョクの姿が思い浮かぶ。

息子サンと引き離されたあの直前に、ミニョクが面会に現れ「せいぜい楽しめ。外に出たら大変だぞ。」と言っていたこと。

ミニョクが「俺くらい苦しんでみろ。何もできないうちに大切な人を失えば、どれほどつらいかわかる。」と言ったこと。

ユジョンは、座り込み涙が止まらない。

でも、ユジョンはミニョクを責めることはできない。
彼女もミニョクの大切な恋人と、まだ見ぬ子どもを奪ったのだから。

やり場のない怒りと悲しみ。



憔悴した様子で、とぼとぼ家に帰るユジョン。

家の前に高級車が止まっている。

ミニョクが中から出てきて「おい。代行(ユジョン)。こんな夜中にどこに行ってた?」

ユジョン「答える必要はありません。」

ミニョクが、ユジョンと息子サンと引き離すことを策略したと知り、彼には会いたくない様子。

ミニョク「なんだと?」

ユジョン「借金があるからって、報告する義務はありません。」

そう言ってユジョンは、すぐに家の中に入ってしまった。

従順だったユジョンにいきなり噛み付かれて、少し面食らうミニョク。



ドフンは高級車で走りながら、ミニョクから入社祝いとして贈られたドフンとユジョンの仲睦まじい写真に込められた“お前達の関係を知っているぞ”というメッセージに苛まれる。

ミニョクの言葉が頭をよぎる「酒に弱いのか?だからって男が逃げちゃダメだろ。」
「俺は人の命を見捨てない。」
「カン・ユジョンも大した女だ。君が担当検事だったのに表情一つ変えない。」

ミニョクの言動が、ひき逃げ事件に繋がっており、その矛先が自分へと向いてきていると感じるが、彼が自分の正体をどこまで知っているのかはわからない。



ドフンは車を走らせ、ひき逃げ事件担当だった刑事に会った。

ドフン「他にひき逃げ事件の目撃者は?」

刑事「操作記録は全て検察に渡しました。なぜ急に4年前の事件を?」

刑事「その事件の加害者の娘の身元引受人になってましたね。その娘が何か?文句でも言われたんですか?」

相変わらず、この刑事仕事できない人だ。

ドフンは「何か思い出したら連絡を。」と言って刑事に名刺を渡す。

刑事は「Kグループの法務部のお偉いさんですか。」と言って名刺を見て何か思い出した様子。



刑事「そう言えば、目撃者か参考人が訪ねてきて、Kグループの名刺を出したな。“何かわかったら連絡を”って、確か名刺が残ってたな。」

そう言って名刺を探す刑事。



ドフンが警察署から出てきた。

憤りを隠せない様子。

彼は名刺を握り潰し投げ捨て、踏みつける。

踏みつけられた名刺には“チョ・ミニョク”の名前が。

焦りと怒りと不安に苛まれるドフン。



ドフンはかつての職場、検察庁を調べる。

ドフンの今の地位Kグループの名で、管轄の担当者を買収し、再度資料を漁る。

かつて運転していた車を映した監視カメラ映像を再度確認するドフン。

自分達が運転していた車内の人物の顔は不鮮明で見えない。

しかし、対向車の車の搭載カメラに自分たちが映っている可能性は否めない。

その対向車を探すことは難しいが、ドフンの不安は消えない。
(その対向車は、Kグループの役員の車のようです。)

映像をUSBに保存すると、ミニョクの先輩で、かつての職場の先輩であったパク検事に遭遇する。

以前の未熟なドフンと違い平静を装う。

パク検事「辞めた奴が、なぜここに?」

ドフン「先輩に会いに。」

ドフンは続けて「Kグループの捜査は、いつ開始に?」

パク検事「お前も、ずいぶん変わり身の早い奴だ。」

ええ、そうですフィクション以外の世界では、そういう奴が勝つんです。ずる賢い奴には勝てないのみんな知ってるから、こういう成敗系のドラマ人気なんだろうな。

ドフンはKグループの操作を中止すれば、他社の粉飾決算資料を渡すとパク検事に取引を持ちかける。

パク検事「金に負けたか。」

かつての正義側にいたかったドフンには、その言葉は効き目があったであろうが、今のドフンには、そんな言葉にはなんの力を持たないというかのような余裕の表情。

パク検事「気を付けろ。破格に待遇は代償を払うことになる。」

パク検事「ミニョクは、金持ちの坊ちゃんに見えるだろうが、父親に似て恐ろしい男だ。」

ドフンは、ミニョクについて忠告を受ける。

ドフンは「はい。覚えておきます。」と笑顔で返す。

ドフンが事務室から去っていくが、自身の探していた捜査資料のパソコンのフォルダを閉じないで帰ってしまっていた。




ユジョンは、つらい出来事に飲み込まれないように熱心に働いていた。

そんなユジョンの様子を見て心配するジャヨン。

ユジョン「もしもサンが、別の母親のもとに生まれてたら、今頃生きていたかもしれない。幸せに。」

ジャヨン「バカなこと言わないで。サンはあんたの息子でしょ。どうしたの。」

ユジョン「サンに会いたいの。」と泣く。

息子サンは、ユジョンへの復讐のためにミニョクの策略に利用され、自分のせいで息子は死んでしまったと自分を責めるユジョン。

彼の大切な人たちを奪ったユジョンは、ミニョクを責めることもできず、自分を責めることしかできない。



ドフンはひき逃げ事件の際の対向車(Kグループの役員の車)搭載カメラ映像を探そうとする。



ドフンが、自身の執務室に戻ると、自分の椅子にミニョクが座っていた。

ドフンを睨み返すミニョク。

ドフン「何のようですか?」

ミニョク「警戒するな。それで、俺からの贈り物は気に入ったか?」

ミニョクは薄ら笑いを浮かべ、ドフンの表情を確認する。

ミニョク「“育ちが違うから友達になれない”と言ってたな。俺もそう思う。うちの会社に入ったからって勘違いするな。Kグループは俺のものだ。セヨンには手を出すな。」

ミニョク「恋人も守れないくせに。人の女を欲しがるなよ。」

ミニョクは、ユジョンを暗に示す。
(ミニョクは、まだユジョンとドフンが恋人同士であったことしか知りません。)

ミニョクはドフンの肩に手を置き「俺の会社のために、がんばれよ。」と挑発して去っていく。



ミニョクがホテルのエントランスに降りていくと、セヨンがいた。

ミニョクはセヨンに「あれ以来、なぜ連絡しない?」と聞くと、セヨンは「あなたこそなぜ連絡しないの?」と逆に質問されてしまう。

するとホテルの受付にユジョンが来ていた。
彼女はフロントスタッフに「社長に渡してください。」と封筒を渡して帰っていく。

ユジョンの気配に気付いたのか、戻ってフロントに行くミニョク。

セヨンのことを気にしていると思ったら、やっぱりユジョンのことが気になるみたいです。

彼女の姿はもうないがフロントスタッフがミニョクに「女性から預かりました。」と言って、直前に渡されたユジョンからの封筒をミニョクに渡す。

ミニョクが封筒の中身を確認すると債務返済念書と、お金が入っていた。
ユジョンからの手紙によると、刑務所で貯めたお金ち父の香典を集めたものだという。

ユジョンの手紙には“懸命に働いて節約して、お金を返します。”と書いてあるが、どうやらユジョンは、ミニョクへの借金の返済はきちんとするが、顔は合わせたくない様子。

先日、ユジョンから冷たくあしらわれて気がかりなのか、ミニョクは急いで後を追う。

しかし、ユジョンは先に行ってしまった。

必死な面持ちでホテル内を探しているミニョクの姿を見て、セヨンは怪訝そうにする。




気になって仕方ないのか、ユジョンの電話に何度も電話するミニョク。

業を煮やしたユジョンがやっと電話に出る。

ミニョク「借金してるくせに電話に出なかったな。」

ユジョン「今、出てます。」

ミニョク「それはそうと、こんなはした金をもらっても困る。」

ユジョン「毎月返します。」

ミニョク「いいや。ダメだ。返済方法は俺が決める。勝手に決めるな。明日ホテルに来い。」

ユジョン「明日は大事な用事があります。」

ミニョク「逆らうのか?」

ユジョン「予定は取り消せません。すみません。失礼します。」

ユジョンはミニョクの返事も待たずに電話を切ってしまう。

ミニョク「切りやがったな。」

ミニョクは秘書グァンスを呼ぶ。

その前にこの秘書グァンス仕事以外の、おぼっちゃまの面倒見なきゃいけないの多くないですかw

ミニョクは、グァンスに明日のユジョンの予定を聞く。

すると、いつも無表情の秘書グァンスは、何か気まずそうな表情を浮かべる。



ユジョンは、事故の被害者ジヒの母親の商店(魚屋)で、魚を売るのを一生懸命手伝っていた。

ジヒの母親は苦々しい表情をしているものの彼女を無理やり追い返すことはない。

秘書グァンスに教えられたミニョクが遠くの車内から、その様子を見ている。

ミニョク「いつから、あんなマネを?」

秘書グァンスに、ユジョンが出所後に何度か被害者ジヒの実家を訪れているということを聞かされたミニョク。

ミニョクは「なぜ今頃、報告するんだ。」

秘書グァンス「社長が報告するなと。」

秘書グァンスにデコピンし、車から出るミニョク。

ユジョンは、一生懸命手伝いをしていると被害者ジヒの母親は「しつこいわね。顔も見たくない。」と言って、ユジョンの持っていた魚をひったくる。

ジヒの母親は、包丁でその魚を切ると、袋に詰めて「持って帰りな。」とユジョンに渡す。

少しずつユジョンの誠意が伝わっている様子。

ユジョンは「ありがとうございます。いただきます。」と言って、何だか嬉しそうに帰路につく。

その様子を間近で見ていたミニョクは、思わずユジョンから隠れてします。

ユジョンは、ミニョクのできなかったことをしていた。

ミニョクは、ジヒの母親に彼女の恋人だとして、直接会ったことはない。
ジヒの母親へ贈り物を匿名で送ってたが、受け取ってもらえなかった。

ユジョンは加害者という立場でも、逃げずに誠意を持って被害者と向き合っている。

そんな彼女の後ろ姿を見つめるミニョク。

ミニョクの中で何かが変わり始める。




ミニョクはユジョンの住んでいる家を訪れる。

ユジョンの家には、ルームメイトのジャヨンや、後輩ヘリ、サンドラもいるが、ユジョンの姿はない。

女性陣の勢いに圧倒されテーブルに座らせられると、ユジョンが鍋を持って現れた。

ユジョンが料理したのは、先程ジヒの母親にもらった魚だった。

それをサンドラ達に食べさせられるミニョク。
(なんか借りてきた猫状態なミニョク)

サンドラ達の話では、ユジョンは魚が嫌いらしい。

見かねたユジョンが、別室で話そうとミニョクを誘う。

ユジョンに呼ばれ、少しかっこつけた仕草で後を追うミニョク。



2人きりで話すユジョンとミニョク。

ユジョン「何の用ですか?」

ミニョク「魚嫌いなのに魚を売ってるのか?」

ミニョク「図々しい女だ。被害者の家を訪ねるなんて。」

たぶんそんなことは言いたくないんだろうけど、振り上げた拳が下げられない状態なんだと思います。

ユジョンは、ミニョクに引き離された息子サンの話を始める。

ユジョン「私に子供がいたこと知ってますよね。」

ユジョン「服役中に奪われました。」

ユジョン「私は子供が死ぬとき、そばにいてやれませんでした。病気なのに抱いてやることすらできませんでした。」

ユジョン「私でさえつらいのに、ソ・ジヒさんのお母様は、どれだけつらいか。一生罪を償います。」

ユジョンは、ミニョクを責めるわけでもなく、被害者の気持ちに共感していました。

ユジョン「謝っても時間は戻らないと、わかっています。だけど、避けたいからって逃げちゃダメ。」

ユジョンの言葉は自分に対して言っているのですが、ミニョクにも同じことが言えます。

ミニョクは黙って、書類をユジョンに渡すして去っていく。



ミニョクがユジョンの家を出ると、ユジョンが後を追ってきてミニョクの腕を掴む。

ユジョン「私の収入では無理な返済方法です。」

先程ミニョクから渡された書類の内容を見て、ユジョンは言った。

ミニョクは、腕を掴んでいるユジョンの手を振り解き「借金するからだ。」と冷たく言う。

ミニョクは「逃げないんだろ。偉そうに。」とユジョンを嘲笑う。

今にも泣きそうな顔をするユジョン。

ミニョク「泣くのか?泣くな。安っぽい涙は見たくない。」

冷たい言葉を残してユジョンから去っていくミニョク。



車を用意して秘書グァンスが待っているところにミニョクが戻ってくる。

かなり苛立っている様子のミニョク。

ミニョクは、辺りのものに当たり散らし、秘書グァンスの胸ぐらを掴んで彼に問う。

ミニョク「あいつ(ユジョン)を傷付ける度に、なんで俺の方がつらくなるんだ?」


切な-い><

ミニョク自身でも、自分の気持ちが理解できずに苛立っているようですが。

このシーン切なくて大好きです。

もうね。それね。な感じですが、お互いの立場上、素直に認められない感情なんだと思います。

7話くらいのミニョクは、復讐者から、好きな子にちょっかい出して意地悪してる男の子にしか見えないというw

もうなんですか?!このドラマ!
設定からして、ある程度展開は予想できるものの、予期せぬところでキュンポイント(切ない方のやつ)あるんですけど!
キュンというかグサーってエグってくる切ない感じの方が近いです。
殺傷能力あります。このドラマ。

真面目に言うと、展開は予想できるドラマですが、脚本や演出とか役者さんの演技によって、繊細な感情表現がされていて、そこがすごい魅力的なドラマです。




一方のドフン。

あのひき逃げ事故の際、対向車にKグループの役員の車が通っていたことを知り、その車載カメラの映像を探すドフン。

Kグループの管理室で、問題の映像を発券する。
その映像は、時期現場ではなく、事故現場付近で、ドフンがワイパーを直しているところの映像だった。

念のため、その映像を消去しておくドフン。



ドフンが帰ろうとすると目の前に車が止まり、ミニョクが降りてきた。

ミニョク「こんな夜遅くに何してる?」

ドフン「就業時間外のことを報告する義務はありません。」

ミニョク「そうか。仕事をしないで他のことをしていても?図星だろ?」

お互いの言葉の端々に敵意がにじむ。

ミニョク「4年の付き合いだから、君のことはよくわかる。どこまで知っているか言ったら驚くだろう。」

ドフン「社長に関して私が知っていることは・・・あー、たった一つだけ。“父親がいなければ、何もできない。”それだけです。」

事実だから何も言い返せないミニョク。

ドフンはさらに続ける。

ドフン「私は薄氷の上を歩いてきました。いつ割れるかわからない氷の上で、水に落ちたら、自分を頼っている親はどうなるか。引き返したいと震えながら、ここまで這い上がってきた。」

ドフン「チェ・ミニョクさんは、どのようにしてここまできたのですか?」

何も言い返せず歯を食いしばるミニョク。

ドフンは、鼻で笑い。

ドフン「(政略)結婚?だからセヨンさんを利用しているんですか?友達なのに?友達を利用してはいけませんよ。」

そう言ってミニョクに横を通り過ぎるドフン。

偽善を捨てたドフンは逆にカッコいいですね。

叩き上げでのし上がってきたドフンに、温室育ちのミニョクは手も足も出ない様子。

ドフンは、ミニョクに「友達を利用しちゃダメですよ。」と言っていましたが、ドフンは恋人を利用していましたが、彼はもう偽善を捨てた悪的存在になったので、それ程嫌悪感がないんですが。
むしろもっと悪の道に進んでくれた方がストーリー的におもしろいですし。

要するに偽善者嫌いなの同族嫌悪なんだろうなと思います。
大抵の人の周りにいるのは、自分達も含め、少なからず偽を持った善人だから。(生きている人間に完全善はない。)
感情移入的に、いわゆる偽善者に嫌悪が湧くのは、誰にでもある身近な悪の存在だからなのかなと感じます。
(住む世界によって善、偽善、悪の比率は変わると思いますが。)

逆に吹っ切れた完全悪は、ピンとこないというかフィクションの世界のものと捉えるので、感情移入的になんとも感じないというか。
(だからといってドフンの行為をノンフィクション世界で肯定しているわけではないですので。あくまでフィクションの世界においての話です。)

とにかく、男の心理戦カッコいいです。




ドフンは、セヨンの家に来ていた。

Kグループとの取引内容を確認しに来た様子。

セヨンは美術品の取引をKグループと行っているが、何か裏がある模様。

ドフンは「セヨンさんを守ります。」と言う。

ドフンはセヨンに想いを寄せている様子を伺わせるが。



ミニョクは、ドフンの言葉“友達(セヨン)を利用するのはいけませんよ。”が頭から離れない。

ミニョクはセヨンに「俺達の結婚はビジネスだよな。」と確認する。
セヨンも「そうよ。契約書もある。」と言う。

そこにドフンがエレベーターから降りてくる。

ミニョクとセヨンの横を通り過ぎようとするドフンだが、ミニョクに「おつかれ。」と言われて、引き止められる。

ミニョク「我が社のために懸命に働いてくれて。そんなに急いでどこに行く?」

ミニョクは時計を見ながら「就業時間だから報告しろ。」と言う。

ドフン「会長が車椅子に乗らないよう懸命に働いています。」

ミニョク「父の健康まで気遣ってくれるのか?」

ドフン「会長が健康でないと不安なのではないですか?」

心理戦というかもう、嫌味合戦なんですけど;;

止めようとするセヨンにミニョクは「俺の前で他の奴の味方をするな。」と言う。

さすがにセヨンかわいそう。

しかし、ミニョクにとってセヨンは大切な幼馴染みには違いない。

ミニョクはセヨンに「あいつのことを“友達”と言っていたな。あいつは俺の友達でもある。もうすぐわかる。奴がいい友達か、悪い友達か。」と言う。

ミニョクはまだドフンがひき逃げ犯だと知りませんが、ユジョンの恋人であったことや、彼のこれまでの言動に疑念を持っている様子。




セヨンは結婚準備のためミニョクの継母インジュに会っていた。

ミニョクの継母インジュはセヨンに「ミニョクにもっと隙を見せない。」とアドバイスする。

ナイスアドバイスかもしれませんが、セヨンの魅力は隙のない完璧なところ。

ただ一つの欠点は、1番愛する人に弱みを見せられないこと。



一方、ミニョクに弱みを見られたくないのに監視され、その弱みを握られているユジョン。

ユジョンは、掃除スタッフとしてミニョクへの借金返済のために懸命に働いている。

ドフンが弁護士として活躍する姿をテレビで見て、ユジョンはやはりうれしそうにしている。



友達の紹介でレストランで見習いとして働くことが決まった。



ミニョクの口座にユジョンから返済の通知が届く。

ユジョンのことが頭から離れないミニョク。
彼女がジヒの実家で懸命に手伝っている姿が浮かぶ。

気持ちを否定するためか「そんなことで許されると思うなよ。」と呟く。



ミニョクはまだ、ユジョンのひき逃げ事件について調べていた。

先輩のパク検事に頼みユジョンの捜査資料をもらう。



ミニョク「加害者は、はねられたジヒを見たのに、その場から立ち去った?」

パク検事「そばまで来て、引き返した足跡が残ってた。」

ミニョク「この女(ユジョン)の足跡か?」

パク検事「”雨のせいで正確な大きさはわからない。“だが、被害者の状況を確認している。」

ミニョクは何かに気付く。

ミニョク「足跡は別人の可能性も?」

パク検事「もう終わった事件だろ。先日アン検事(ドフン)も確認してた。」

その名前を聞いて驚くミニョク。

ドフンへの疑念がさらに深まる。



ドフンは、ミニョクが取締役会で彼が疑問視され、ホテル経営が悪化していること(ミニョクがホテルの社長にふさわしくないこと)を会長に伝える。

ドフンはミニョクを今の地位から引きずり落とそうとしている。

さらには会長の体調不良のことが外部に漏れては、ますます業績が悪化してしまうと追い討ちをかける。

ドフン「会長、どこか具合が悪いのですか?今のチョ・ミニョク社長では後継者として、まだ力不足です。」

会社とミニョクの両方を守る為にという名目を付けて、上手いように会長を誘導するドフン。

日頃のやる気のないミニョクの姿勢を見てきている会長も、ドフンの提案に賛成している様子。

それを阻止したいが、擁護する材料と言葉が見つからないグァンス顧問弁護士は、苦々しい表情をする。

責めに入った悪人ほど、おもしろい、いや、怖いものはありません。



ドフンはミニョクの部屋に通される。

そこでドフンは、デスクの上にあったミニョクが調べ上げたユジョンと自分の調査資料を発見してしまう。

数々の自分とユジョンの2人の写真を見て、ミニョクの言葉に背筋が凍っていく。

“4年お付き合いだから、君の言ことはよくわかっている。どこまで俺が知っているか言えば、驚くだろう。”

ドフンが写真を手に凍りついていると、後ろから見ているミニョクがいた。

ミニョク「俺の部屋で何してる?」

ドフンは冷静さを取り戻し、ミニョク経営者として失格であることを告げるが、ミニョクは「それを処理するのが君の仕事だろ。」と一蹴する。

ミニョクも、ドフンが例の資料を見たことは気付いている様子で、ドフンを挑発する。

ミニョク「現実が目に入らないようだな。経営は社長の俺に任せて、言われたことだけやれ。」



ドフンは軽く笑い「わかりました。」と言い、続けて「カン・ユジョンは、かつて私が愛した女性です。丁重な扱いを。」と言って、デスクに置かれたユジョンについての資料に目を落とす。

ドフンは、その資料を全く意に介さない素振りで「何を企んでいるかは知りませんが、あなたの好きにはさせません。」と言い、資料に手を置いて、その場を去ろうとする。

ミニョク「4年前のひき逃げ。なんで今頃、捜査記録を見るんだ?」

一瞬顔を強張らせるが、振り返ってミニョクを睨むドフン。

そこに秘書グァンスが現れ、ミニョクが会長に呼ばれていると伝える。

去っていくドフン。

悔しさを隠すためか、軽く笑うミニョク。



ミニョクはセヨンの家に来ていた。

ミニョクはセヨンに問う。

ミニョク「例えば、俺が人を殺したとしよう。刑務所行きになったら、どうする?」

セヨン「いい弁護士を雇う。どんな手段を使ってでも、刑務所行きを阻止するわ。」

お金持ちの発想。と言うか、その前に冤罪でない限り、擁護しちゃダメじゃないかな?
フィクションなので、その辺はスルーで。

ミニョク「それが無理だったら?」

セヨン「絶対に行かせない。私が阻止する。」

ミニョクは、ユジョンの立場であった場合を考えているようですが、セヨンは自分の想いを例え話に乗せて伝えています。

おそらくミニョクには、セヨンの想いは伝わっていないと思います。
彼は今、ユジョンのことで頭がいっぱいです。

そこにミニョクの携帯にユジョンからの借金返済の入金通知が来る。

それを見た途端に、セヨンに何も言わずに部屋を出ていくミニョク。

ミニョクの視線に映らないセヨンは、悲しそうな顔をする。



後をじりじりと追い詰めてくるミニョクを陥れようと企む。

ドフンは取締役会の会議内容を外に漏らしミニョクを不利な状況にする為、金庫から会議資料を盗む。

資料を手にして会社から出ようとするドフンの前にセヨンが現れる。

何事もなかったように資料を後ろに隠すドフン。

セヨンは来週開かれるミニョク主催のパーティーにドフンを誘う。

セヨンは、ドフンを誘いたいというよりも、彼を誘ってミニョクを嫉妬させたいようだが、ドフンは早くその場を避けたいのか、それを承知で彼女の誘いを受けた。




ミニョクはずっと考えていた。

ドフンの今までの様子を。
私情を絡めずにユジョンに求刑したこと。
刑務所を出たユジョンを抱きしめるドフンの姿。

そして、ユジョンのことを。
警察署で供述した時、「ドラム缶にあたっただけ、本当に人をひいていない、誰もいなかった。」と言っていたこと。
その時、彼女が“私達”と言いかけたこと。

ひき逃げ現場に残されていた足跡がユジョンではない可能性。

これまでのユジョンのこと。

ドフンへの疑念は深まっていく一方で、ユジョンへの疑問が湧いてくる。

監視を通してユジョンをずっと見てきたミニョクは、彼女の人柄に触れていくうちに、“ユジョンが倒れている人を見捨てて行くのか?”という疑問が、徐々に確信に変わっていく。



ユジョンが清掃員として掃除していると、ミニョクが現れる。

ミニョク「これで今月分の返済をする気か?」

向かい合う2人。

ユジョン「はい。そうです。邪魔しないでください。」

ミニョクはユジョンの腕を掴むが、ユジョンは必死に振り解こうとする。

ユジョン「やめて。」

ミニョクはユジョンの肩を掴んで強い剣幕で「事故の日、ジヒを見捨てて置き去りにしたのか?」と問いただす。

少しの間静寂が2人の間を流れる。

ミニョクはユジョンが真実を言うよう願うような眼差しでを彼女をじっと見つめる。

ユジョン「はい。私がやりました。」

ミニョクの聞きたかった答えとは違った。

ユジョン「何がしたいの?もう十分私を苦しめたでしょ。」

ユジョンは泣きながら、ミニョクの言動に困惑する。

いまだに何かを守ろうとするユジョンに苛立つミニョク。

ユジョンの掃除道具を蹴り飛ばし「こんな仕事で、俺への借金が返せると思ってるのか?」と言うミニョク。

ミニョクは、嫌がるユジョンの手をひいてどこかに連れて行く。



ブランド店にユジョンを連れて来たミニョクは、彼女に着せる為の赤いワンショルダーのドレスを選ぶ。

そのドレスをユジョンに試着するように命ずるミニョク。

渋々、店員と一緒に試着室に入るユジョン。

しばらくして、試着室から悲鳴が聞こえた。

心配になったミニョクがカーテンを開けると、ユジョンの肩の火傷に驚いた店員が悲鳴を上げていた。
とっさに火傷を隠すユジョン。
それを見たミニョクは「そのドレスは似合わない。」と言って、肩の隠れる黒いドレスを渡す。

背中の大きく開いた黒いドレスを着たユジョンが試着室から出てきた。

その姿に思わず「いいね。」と言ってしまったミニョクは気まずそうにする。



ミニョクの秘書グァンスは、ひき逃げ事故のあった夜のユジョンとドフンについて調べていた。

2人があの夜来たカフェの店員に、あの時のことを聞く。

その店員は4年前のことを覚えているらしい。



ミニョク主催のパーティーが、Kグループ系列のレストランで開かれていた。

なぜFRIDAYS?
このお話ほぼ完璧で非の打ちどころないのですが唯一の残念なところは、ミニョクが経営するKグループのレストランの設定が、FRIDAYS。
度々、物語の舞台に使われるのですが。
そのお店が悪いと言っているのではないですが、何か見ていて違和感がありませんか?

ストーリーの設定や雰囲気に合っていない。
例えて言うなら、真冬のシーンを真夏のビーチで撮影しているような違和感です。

なぜアメリカンな陽気なカジュアルレストラン?
ミニョクのお屋敷やKホテルの雰囲気からして、ヨーロピアンやモダン系なレストランが連想されるのですが。
そう思っていたら、FRIDAYSはこのドラマのスポンサーになっていました。
仕方ないですね;;
でも、もうちょっとお話の世界観を壊さないで欲しいTTスポンサーさん。

そのパーティーには、セヨンとドフン、そしてミニョクの悪友ジェハもいた。

そこにドレスアップさせたユジョンを無理やり引っ張りながら現れるミニョク。

その様子を見ていた、ドフン達。
ドフンは、セヨンとジェハにユジョンのことを「借金を返すために、チェ社長(ミニョク)のいいなりになっている女性です。」と言う。



ミニョクは、ドフンの姿を発見するや否や、ユジョンと自分を彼に見せつける。

ミニョクはセヨンの姿に気付いていない。
セヨンが、ドフンの背後から姿を表すと、少し驚き動揺する。

ユジョンとドフンもお互いの姿に驚き、動揺している。

セヨンは、ミニョクを泣きそうな瞳で見つめ返すと、その場から立ち去る。

セヨンの後を追いかけるミニョク。

セヨン「一体、なんのつもり?」

ミニョク「来ないって言ったから。」

セヨン「だから、あの女を連れて来たの?」

セヨンはミニョクの頬を叩く。

セヨン「誰が来ないと言った?私は考えてみると言っただけよ。」

ミニョクを嫉妬させたかったセヨンの作戦は失敗し、自身が嫉妬に身を焦がすはめに。

一方のユジョンは、御曹司ジェハに値踏みされているような視線で見られる。

ドフンはユジョンの手をひいて別の場所に連れていく。

ドフン「どういうつもりだ?奴に弄ばれるのは、僕1人で十分だ。」

ユジョン「ドフンさんがいるとは思わなかったの。」

ドフン「あの男にどこにでもついていくのか?この格好は?」

ユジョン「無理やり連れてこられたの。」

ドフン「強引になら、体も売るのか?」

ドフンのその言葉にショックを受け傷付くユジョン。

でもユジョンは彼の前では涙を見せない。
彼女は黙って、彼の前から去る。



ユジョンは、涙を隠すためにトイレに駆け込もうとした時、あのミニョクの悪友御曹司ジェハと肩がぶつかってしまい、ユジョンは倒れてしまう。

紳士的にユジョンを起こす御曹司ジェハだが、彼女に「いくら?」と聞いてくる。

恐ろしくなったユジョンが逃げようとすると、ドレスを引っ張られ、大勢の前で彼女の火傷の痕が露わになってしまう。

御曹司ジェハは、ユジョンに「なんだ。不良品か。」と侮辱する。

ユジョンは、大勢の前で、ましてやドフンの目の前で、そんな姿を見せてしまい座り込んだまま、体が固まったまま身動きが取れない。

すると、ユジョンの肩に誰かがジャケットをかけてくれた。
それは、ミニョクだった。

その様子を目の辺りにして、ドフンは、ミニョクがユジョンにそんな優しさをかけるとは夢にも思っていなかったように驚く。

そして、さらに嫉妬に駆られるセヨン。

悪友御曹司ジェハが「お前も趣味が悪いな。」とミニョクに言う。

御曹司ジェハは「金で買った女だろ。お高くとまりやがって。」とユジョンの頭に小切手を投げ捨てる。

ここでもドフンは、ユジョンを庇ってはくれない。

代わりに庇ってくれたのは、ユジョンを憎むミニョクだった。

ミニョクは、ジェハを殴り「言うことを聞く女だ。俺が言ったことにだけ。」と、言い放つ。



ユジョンのことで取っ組み合いのケンカになるジェハとミニョク。

ドフンはその光景をただ茫然と、セヨンは冷酷な眼差しで見つめていた。



そんな中、取締役会でミニョクの解任案が出されてしまう。



ユジョンのことで、まるで自分が侮辱されたかのように怒るミニョクの様子を見て、ドフンの頭は混乱する。

ミニョクはユジョンのことを・・・

我を忘れたミニョクは、SPに止められる。
御曹司ジェハはミニョクに「ただじゃおかない。覚えておけ。」と言い残し、帰っていく。

そこにミニョクの携帯に秘書グァンスから電話がかかる。

秘書グァンスは、調べたユジョンとドフンのあのひき逃げ事件の日について、ミニョクに伝える。

ユジョンとドフンは、あの夜、プロポーズイベントをしていたこと。

それは、ドフンがあの夜、あの車にユジョンと一緒に乗っていた可能性を示すもの。



一方でKホテルでは、ミニョクの解任案が可決されそうになっていた。

そこにセヨンが現れる。
Kホテルの株を多く保有している彼女にもミニョクの社長解任案に参加できる。

セヨンは、ミニョクの解任に賛成し、彼女に続いた過半数の役員達よって、解任案が可決される。



ことが落ち着き、ドフンはユジョンの手を引き連れて帰ろうとするがミニョクに見つかる。

ユジョンはドフンとの関係をミニョクに知られないために(ドフンを守るために)、とっさにその手を離す。

ミニョクはドフンを通り過ぎて真っ直ぐにユジョンに向かい、彼女の肩を掴む「お前は、一体なんなんだ?何をしたんだ!」と問いただす。



だんだんミニョクが気付き始めていますが、まだ認められない感情が描かれているエピソード8でした。

そして、あれだけ憎んでいたユジョンに優しさを垣間見せるミニョク。

スリリングでテンポがいいのにも関わらず、持って行き方や感情表現が繊細で圧倒されます。

これは雰囲気や演技など映像を見ないと、言葉の説明だけではわかりません。

たぶん、同じ楽曲でも指揮者と演奏者が異なれば違って聴こえるように、これは同じストーリーでも、演出や脚本、演技等のどれかが異なれば、こんなに引き込まれることはなかったと思います。

本当、演出や脚本、出演者さんの演技の相乗効果でかなり素晴らしい作品になっていると思います。

あと、キャラクターの感情部分は私が見た印象を書いているので、見る人によって変わると思いますので、やはり御自身で直接ドラマを観ることをお勧めします。

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〔「秘密(Seclet Love)」エピソード9〕


エピソード9 プレビュー



ミニョクは、ドフンの前で、ユジョンに「お前は何をしたんだ?」と問いただす。

ドフンがミニョクがなんのことを言っているのか察し、ミニョクをユジョンから引き剥がし「何のマネですか?」と止める。



血相を変えながらミニョクは「お前こそ。」とドフンに投げかけ睨み返す。

ドフンは、ユジョンに「行け。」と指示し、彼女が去ろうとすると、ミニョクが「行くな。」と命令する。

2人の男の間で身動きが取れなくなるユジョン。

ミニョクは敵意を剥き出しにしながらドフンに「俺の前で、この女に命令するな。」と言い放つ。

ドフン「そんなこと言われる筋合いはない。」

ミニョク「本当にないか?」

ミニョクはドフンの胸ぐらを掴んで殴りかかる。

ユジョンは「ドフンさん。」と言って、身を挺してドフンをミニョクからかばう。

韓国語では“オッパ(親しみを込めて年上男性に使う愛称)”って、ユジョンがドフンに言ってしまっているからミニョクに関係ばれてしまいそうですが。いやもう、ミニョクは知ってますけど。
ユジョンはまだミニョクが、自分達の関係を知っているとは知りません。

こんな状況でも、いつも自分のことよりドフンを庇うユジョン。

ユジョンはミニョクに「何でいつも殴るの?」と怒ります。

そんなユジョンに怒りと戸惑いが抑えられないミニョク。

ミニョク「お前は一体なんなんだ。」

ドフンは、黙ってユジョンの手をひいて、外に連れ出す。

ミニョクは、整理のつかない感情を「ムカつく」と言う。



ドフンに外に連れ出されたユジョンは、ミニョクに殴られ血が出ているドフンを心配するが、振り払われる。

ドフン「なぜ僕の言うことに従わない?チョ・ミニョクは、僕らの関係を知っていた。」

驚き信じられないユジョンは「そんなはずない。」と言う。

ユジョン「(ミニョクはそれを)知ってて私をここへ?」

ドフン「だから、奴に会うなと言ったんだ。」

ドフンに電話がかかり、彼は、そのままユジョンを置いて車で走り去ってしまう。

ユジョンは、離れても愛するドフンに「ミニョクに体を売っているのか?」と疑われ、傷付いていた。

ドフンとのいい思い出がユジョンの胸に蘇り、彼女は道端で一人頬を濡らす。




一方、取締役会でミニョクのKホテル社長の解任案を可決したセヨンは、彼を手に入れるための動き始める。



ミニョクは家に帰ると顧問弁護士グァンミンに、自身がKホテル社長を解任されたことを聞かされ、その一票を投じた中にセヨンがいたことを伝えられる。

そこにドフンが現れ、この社長解任劇が自分も絡んでいることを暗にミニョク示し静かに挑発する。

セヨンがミニョクとドフンのところに来る。

セヨンは、ドフンの顔の傷を見てミニョクを叱責する。

セヨンはミニョクに「(ドフンに)謝りなさいよ。」と怒鳴る。

ミニョク「俺の前で、他の奴の味方をするな。」

ミニョクは「謝ってもらうのは、俺の方だ。」と言ってドフンを睨む。

ドフンは「一体なんのことですか?」と、微かに微笑んでも見える表情で答える。

ミニョク「“何のこと”?とぼけるな!」

ミニョクは頭に血が上りドフンの胸ぐらを掴んで壁際に追い込む。

セヨンが止めに入り、ドフンを連れて別室へ行こうとする。

ミニョクはセヨンに向かって「ホテルが欲しかったのか?言ってくれればあげたのに。」と言う。

セヨンが欲しかったのはホテルなんかではない。
ミニョクの愛が欲しかった。

それでもなお自分の気持ちを汲んでくれないミニョクにセヨンは棘を刺す。

セヨン「ホテルが目的じゃないわ。私以外の女のために、人前でケンカするなんて、どれだけ、私が恥をかいたかわかる?」

本心が混ざり合うセヨンの言葉。
セヨンはおそらく恥よりも、ユジョンのことになるとムキになるミニョクのことを怒っているようですが、隙の見せられない彼女は、恥をかいたかことに怒っているように強調しています。

セヨンとドフンは、ミニョクの前を去っていく。



セヨンは、会長に会う。

ミニョクの解任劇は戦略で、彼に能力が十分につくまで、一度解任させた方が有効だったため。
そして、同時にKグループの反乱分子も炙り出せた。

セヨンと会長の経営戦略と、ドフンの策略が絡む。




ミニョクはユジョンのことを考えている。

ユジョンが、自分を犠牲にしてまで何を守りやいのかずっと。

ミニョク「イカれてる。一体(ユジョン)は何をしたんだ。」

秘書グァンスは「(ユジョンとドフンが)車に同乗していたことまではわかりません。」と言う。

ミニョク「プロポーズして、あの雨の中を別々に帰ると思うか?考えられない。」

すると顧問弁護士グァンミンが現れ、ミニョクが殴った悪友のセグァン社の御曹司が謝罪を求めていると伝えられる。

弁護士グァンミン「奴はろくでなしだが、セグァン社は軽視できない。明日、謝罪に行くんだ。」

ミニョク「謝罪?いくらでもしてやる。その代わり“侮辱した女に先に謝れ”と伝えろ。」

弁護士グァンミン「女って誰だ?」

ミニョク「気になる人間。」

弁護士グァンミン「気になる女には、まず用心しろ。」



ユジョンは昨晩のミニョクの言動を考えていた。

自分を庇ってくれたこと。

自分を憎んでいるはずなのに彼のことがわからない。



ユジョンは気を取り直して、仕事に行こうとする。

後ろからミニョクに呼び止められるが、無視して進むユジョン。



ミニョクに腕を掴まれ、強引に彼の方に顔を向けさせられる。

ミニョクはユジョンの肩を掴んで彼女を見つめる。

ユジョンの脳裏に、ドフンの「奴は僕たちの関係を知ってた。」という言葉がよぎる。

逃げようとするユジョンを、押し返すミニョク。

ユジョン「今度は何?何が望み?どこまでやるつもりなの?」

ドフンを守るという意識になると強くなるユジョンはミニョクに言い返す。

ミニョク「いつまで黙っているつもりだ?」

ユジョン「何のこと?」

ミニョク「ここまでして、お前が守りたいものは何だ?」

すでにミニョクは、ユジョンが誰を守っているのか気付いているが、そのことは彼女の口から聞きたい様子。

ミニョク「お前とアン・ドフンは何を隠してる?」

ユジョンはミニョクの手を振りほどき、車道の方へ出て行く。



歩道にいる人たちに「私は人を殺しました。ひき逃げ犯です。殺されて当然の悪人です。」と狂ったように言って周るユジョン。

ユジョン「言ったわ。これが望みでしょ。」

ミニョクの望みは、もうユジョンが苦しむことではない。

しかし、それを知らないユジョンはドフンを守るために絶対に彼のことは言わない。

ユジョン「まだ、足りない?じゃあ、車道に飛び込めばいいの?」

そう怒鳴って、車の行き交う車道に飛び込もうとするユジョン。

「頭を冷やせ。」と、ユジョンを止めるミニョク。

狂ったようにもがくユジョンにミニョクが「頭がおかしくなったのか!」怒鳴ると、ユジョンは「いっそ、頭がおかしくなった方がマシよ!」と言って、彼の手を振り解いて、車道に飛び出してしまう。

一台の車にぶつかって倒れるユジョンの姿に、以前にも似た恐怖がミニョクを襲う。

ミニョク「カン・ユジョン!」

叫ぶミニョク。

すると、ユジョンは立ち上がって、何事もなかった様子で立ち去って行く。

そんなユジョンの姿を目の当たりにしたミニョク。
ミニョクは、理解を超えているユジョンの行動に混乱する。

ミニョク「命を投げ出してまで、何を守りたいんだ。」

ミニョクは、置き捨てられたユジョンの荷物を持ち、彼女を追いかける。



ドフンは、セグァン社の取締役キム・ジェハに会っていた。

キム・ジェハは、この前ユジョンを侮辱してミニョクに殴られた御曹司です。

ジェハ「ミニョクに土下座させろ。」

ドフン「チョ・ミニョクさんは来ません。」

ジェハ「弁護士が来てなかったことに?うせろ。」

ドフンは、ミニョクの暴行騒動について記事に出さないよう要求し、ジェハに資料の入った封筒を渡す。

ドフンから渡された資料に目を通すジェハ。

ジェハの表情が変わる「何だこれは?」

ドフン「チョ・ミニョクの醜聞を流すだけでは不満かと思いまして。」

ニヤリと笑う2人。

ドフンは、ミニョクを陥れる準備を着々と進めている。



ユジョンは1人バス停に座っていた。


ドフンとのいい思い出が今も蘇る。

その時の彼がまた現れ助けてくれるのではないかと、遠くを見つめるユジョン。

しかし、向こうから現れたのは自分を苦しめるミニョクだった。

ユジョンはミニョクに伝える。

ユジョン「社長と同じくらいに私もつらいの。」

ユジョン「もう会いたくありません。」

そう言って顔を背け遠くを見つめるユジョン。

それを聞いたミニョクは、ユジョンの荷物を置いて、静かに去って行く。



セヨンはミニョクを、彼のための戦略とは言え解任に追いやったことに罪悪感を感じていた。

ドフンに「あなたのせいではありません。」と言われ、心が少しほぐれるセヨン。

セヨンとドフンは、一緒に食事に行こうとすると、ミニョクに出くわす。

ミニョク「高い給料を払って雇ってくるのは、俺の婚約者と恋愛させるためじゃない。」

セヨン「誰と会ってもいいんでしょ。結婚さえしたら、恋愛でも何でもしていいと。」

ミニョク「会う人間を選べ。格が違う。」

以前のミニョクと違い、彼がここで言っているのは、社会的地位ではないようです。

そのまま去って行くミニョク。



ドフンはセヨンを、両親が経営する料理店に連れて行く。

お金持ちそうなセヨンを見てドフンの母ケオクは興奮気味に喜ぶ。

ドフンの母「ドフンが女性を連れてくるなんて初めてで。」

え?

まあ、彼女はドフンの悪や欲望の部分を具現化しているキャラクターと思うとおもしろいです。




ミニョクは、Kホテルの社長を解任されたが、修行として、Kグループのレストラン経営を担当することになる。

父ハニル(会長)は、ドフンのことを信頼している様子だが、父のことをよく知るミニョクは、父が何の調査もせずドフンを弁護士として雇うはずがないとして、顧問弁護士グァンミンに、調査を依頼する。



ユジョンの様子がおかしいと心配するジャヨンとヘリのところに、ユジョンが家に帰る。

ヘリが窓の向こうにいる秘書グァンスを発見すると、ユジョンは彼の携帯を剥ぎ取る。

秘書グァンスの電話の相手は、もちろんミニョク。

ユジョンは「監視までしていたの?私が消えるまで続けるつもり?」とミニョクに電話越しに怒りをぶつける。

ミニョクは昼間の件を心配して「今日みたいなマネはするな。」と言うが途中で電話を切られてしまう。



Kホテルはミニョクが社長の座を退いた後、ドフンが経営を担当することになった。

ドフンを呼び出したミニョク。

ミニョクは脈略もなく「カン・ユジョンは元気だから安心しろ。」と、ドフンに言う。

ドフン「彼女をぞんざいに扱わないでください。」

ミニョク「こう見えて、すごく気を遣ってる。だが、彼女をどう扱おうと俺の勝手だろ。もう君とは関係のない女なんだから。」

ミニョクは核心に迫っていく。


ミニョク「俺と彼女が一緒にいたら、何か問題でも?」

ミニョクは「彼女といたら情が湧いてきた。おもしろい女だ。」と言って、ユジョンの操作資料をドフンに見せつける。

動揺を隠し、平静を装うドフン。

そこに顧問弁護士グァンミンが現れ、ミニョクにレストランの支店をまわるように伝え、ドフンに「保安部に連絡しておいたが、搭載カメラの映像は?」と聞くと、ミニョクの目つきが変わる。

ミニョクに聞かれてはまずいことのようで動揺した様子で「次の捜査で使えそうですね。」と言って、ドフンは退室する。



ミニョクはセヨンに呼び出された。

セヨン達の策略によってミニョクはホテルの社長を解任された。

ミニョクは「俺を怒らせたかったんなら、成功だ。」とセヨン言う。

そしてミニョクは「アン・ドフンと一緒にいるのも俺への当て付けだろ?それとも奴に恋にでも落ちたか?」と、セヨンに言う。

素直になれないセヨンは、ミニョクを「帰って。」と、追い出す。



ミニョクはレストランの支店をまわっている際に、そこで働くユジョンの姿を目にするが、彼女に「もう会いたくありません。」と言われ、声をかけるとはなかった。



ユジョンが家に帰るとドフンが車で現れる。

ジャヨンは出かけていて、ドフンと2人きりになる。

ドフンは、壁にかけてあるユジョンの父親がずっと着ていた赤いダウンジャケットを見て、動揺する。

ドフンは何とかミニョクとユジョンが一緒にいることを避けたい。

ドフンは大金をユジョンに渡して、そのお金でミニョクの借金を返し、彼から解放されるように言う。



ユジョンは、自分で働いて返すと受け取らない。
ユジョンの安い給料では、すぐには返せない。

そして、ドフンはユジョンに「今働いているレストランは、ミニョクが経営している。」と伝える。

ユジョンは知らなかった様子だが、ドフンはなんと「僕を巻き添えにする気か?」と言う。

ドフン「君のためじゃない。僕が楽になるためだ。頼むから奴から離れてくれ。僕まで身動きが取れなくなる。なぜ、僕をこんな惨めな気持ちにさせるんだ。」

そう言ってユジョンにお金を置いて去って行くドフン。



ユジョンの職場に、偽物バッグを売っていたという通報によって警察が来てしまう。



ミニョクは、ドフンが保安室で何を調べていたのか探る。

ドフンが調べた形跡はあるものの映像が見つからない。

しかし、Kグループの搭載カメラの保管期間が、役員に限り5年であることを知ったミニョク。



ドフンは、保安室の職員が「社長が搭載カメラの映像をくれと言ってた。確かめたいことがあるって。」と言う話を聞いて青ざめる。



警察が来てユジョンはレストランの店長に解雇されてしまう。

何も知らないミニョクは、レストラン前でユジョンに会う。

ミニョク「代行(ユジョン)、ここで何してる?俺がここの社長だと知らなかったのか?」

ユジョン「はい。でも、知った時点ですぐに辞めるべきでした。辞めずに、すみませんでした。」

ユジョンは、この解雇もミニョクからの嫌がらせだと思っている様子。

何のことだかわからないミニョク。

ミニョク「何のことだ?」

ユジョンの顔色を心配して、彼女のそばに来るミニョク。

ユジョンは、そんなミニョクに怯えながら、ドフンにもらった大金を渡す。

その大金を見て、ユジョンの給料だけではないとわかったミニョクは彼女に「この金の出どころは?」と聞く。

ユジョン「返しさえすれば、私がどう稼ごうと勝手でしょ!」

ユジョン「頼むから!お願い。もう私をほっといてください。」

泣きながら訴えるユジョン。

ユジョンの涙を見て何も言えなくなってしまったミニョク。



ユジョンは「残りは必ず返しますから。」と言って逃げるように去って行く。



ミニョクは、ユジョンがレストランを解雇された理由を聞く。



ユジョンが家に着くと、偽造品の疑いで警察に捜査され荒らされた後だった。

ユジョンは、それもミニョクが仕組んだ罠で、自分のせいだと思ってしまう。



ミニョクは、タイミングの良すぎる通報に不審感を持ち、秘書グァンスに調べさせると、レストランにユジョンを取り調べに来た刑事は、ドフンと親交があることがわかった。

ミニョクは、ドフンが保身のためにユジョンのことを通報したと確信する。



ドフンは、ミニョクが車の搭載カメラの映像を探していることを知り、そに映像を全て消そうと保安室に入る。

パソコンにしがみつくように必死の形相でファイルを探すドフン。

突然、保安室の電話が鳴る。
驚くドフンだが、電話には出ず、ファイルを探し続けている。

そして、ドフンの背後から「電話に出ないのか?」と言いながら、ミニョクが現れる。

電話を鳴らしていたのはミニョクだった。

ドフンが電話のベルに驚いた様子を確認して、その探しているファイルが彼を追い詰めるものだと確認したミニョク。

ミニョク「ここで何を?なぜここに来たか理由を答えてくれ。」

しらを切ろうとするドフンの代わりにミニョクが答える。

ミニョク「心の中にある秘密。それを隠すために来たんだろ?何かな。その秘密は。」

ドフンは鼓動が激しくなるのを抑え「秘密なんてありません。見つけられるものなら見つけてください。」と言う。

ミニョク「その秘密、命懸けで守ってみろ。俺が必ず暴いてやるから。」



ユジョンは、ジャヨン達に迷惑をかけない為、一緒に暮らしていた家を密かに出て行く。




セヨンはドフンといた。

セヨンは「一度でいいから、ミニョクを手に入れたいの。」と言う。

そんなセヨンに「僕が、その願いを叶えてあげます。」と答える。

ミニョクを、セヨンという巨大な権力で縛れば、彼の動きが封じられると画策するドフン。

ミニョクのものを全て奪えば、セヨンのもとに戻るしかない。

セヨンの恋を利用しようとしているドフン。

しかし、頭のいいセヨンはドフンが、取締役会の資料を外部に漏らしたことを知っていた。

だが、セヨンはドフンの計画を阻止しようとはしない。

セヨン「手に入らないなら、潰す方がマシだから。」

理由は違うものの、利害と目的が一致した2人。



Kホテルの経営者として取締役会で紹介されるドフン。

ミニョクの座を、じわじわと奪って行く。



ミニョクが顧問弁護士グァンミンと話していると、ミニョクのもとに秘書グァンスが現れ、彼に耳打ちする。

それを聞いたミニョクは、急いでどこかに走り去ってしまう。

ユジョンが消えたことを知ったミニョクは、彼女を探すが、ジャヨンに「ユジョンは、あんたから逃げたんだよ。」と言われる。

ミニョクは心当たりを探すがユジョンは見つからない。



ミニョクは取締役会の会議室の外で待っていた。

ミニョクを発見したセヨンは、彼が自分に怒りをぶつけ話しかけてくると思ったら、ミニョクはユジョンの横をすり抜けてドフンのところへ一直線に向かう。
そんな彼を憂を含んだ瞳で見つめるセヨン。

ミニョクはドフンにユジョンの行方を聞く。

ミニョクはユジョンを見失いいきり立っている。

ドフン「どうして僕に聞くんですか?」

焦っているミニョクとは対照的に余裕な様子で答えるドフン。

ミニョク「カン・ユジョンが札束を持ってきた。」

ドフン「あなたを怖がっているようなので、私が用立てました。それだけです。もう今は関係ないので。」

ミニョク「そうは見えないのは、なぜだ?」



ミニョク「どんな秘密を持っているかは、よく知っているはず。知りたいな。永遠に守れる秘密があるのかどうか。」

ドフン「苛立っているようですね。ユジョンを探しているのは、オモチャがないと退屈だから?」

ミニョクを挑発するドフン。



ミニョクの携帯にユジョンから借金返済の入金があった通知がくる。

それを見て苛立ってミニョク。
ユジョンはどこにいるのか。

ミニョクは秘書グァンスに、ユジョンが振り込んだ口座を調べて居場所を突き止めるよう指示する。



セヨンはミニョクの視界にも入っていなかったことを悲しむ。

ドフンはセヨンに「僕ではダメですか?」と尋ねる。

ドフン「僕がもっと上に上がれば、機会はありますか?」

セヨンの散らばったプライドがまた一つに固まる。



ミニョクは、ユジョンのこれまでのことを改めて振り返る。

恋人を庇って自ら罪を被ったこと。
その恋人に裁かれたこと。
刑務所に入っても、愛する男を守り子供を守ろうとする姿。
出所して抱き合うユジョンとドフンの姿。
ドフンの前で幸せそうな笑顔を浮かべるユジョン。

ミニョク「お前たち、一体なんのつもりだ。」



ミニョクは、ユジョンの居場所を突き止め、急いで向かう。



ミニョクは、ユジョンが働いている様子を影から見守る。
いつものように懸命に働き元気そうな様子を確認すると、安心したのか笑みを溢す。

ミニョクは、仕事が終わり宿舎に帰ろうとするユジョンに声をかける。

こんなところまで来たミニョクに驚き怯えた様子のユジョン。

ミニョク「なぜ逃げた?」

ユジョン「逃げてません。」

ユジョン「仕事を探しに来たの。社長を避けているのは怖いからじゃない。」

ユジョン「顔を見たくないからです。」

そう言って宿舎に前ろうとするが、職場の人に「ユジョン。おつかれさま。」と声をかけられ、ユジョンはそれに答えて「おつかれさまでした。」と笑顔で返す。



ユジョンの笑顔を見たミニョクは「他の奴の前で笑うな。」と言う。

以前まではミニョクはユジョンに「俺の前では笑うな。」と言っていましたが、今回は変わりました。

ユジョンが他の男に笑顔を見せているのに嫉妬した様子です。

でも、彼の心情を知らないユジョンは、怯えながら部屋に入ってしまう。

俺の前で笑うな。とか他の奴の前で笑うな。とか言われたら、いつ笑えばいいのかわからないです。
そして、こんなところにまで追ってくるミニョクユジョン視点だと恐ろしいと思います。

次の日、ミニョクはまだユジョンの職場に張り付いている。

見かねたユジョンは、ミニョクを外に連れ出す。

ユジョン「返すってば。働いて借金を返すと言っているのに、なぜ追いかけてきたの?」

ユジョン「人殺しだとまた言いふらす気?どうしてなの?」

ミニョクの行動に困惑し、怒鳴るユジョン。

ミニョク「俺はそんな男じゃない。」

呆れた表情を浮かべるユジョンを見て改めるミニョク。

ミニョク「そうだな。そんな男だ。」

ミニョク「とにかく。帰ろう。」

そう言ってミニョクは、ユジョンの腕を掴んで連れて帰ろうとするが、ユジョンはその手を必死に振り解こうとする。

ユジョン「放して!」

ミニョク「帰ろう。」

もみ合いになる2人。

ユジョン「放して!頭でもおかしいんじゃないの!」

ミニョク「おかしくなりそうだ!」

ユジョンの肩掴んで彼女を真っ直ぐ見るミニョク。

ミニョク「お前が気になり過ぎて、頭がどうにかなりそうだから、俺のそばにいろ!」

ミニョクは自分の言葉に自身でも驚いている様子。



エピソード9はここまでです。

普通のドラマだったら、「気になって仕方ないから、俺のそばにいてくれ。」って、もう告白だと思うのですが、このドラマの場合、2人の立場上、そう簡単には行きません。

じれったくて切ないです。

そして、この辺りからミニョクが復讐者から救済者に変わり始めるので、さらにおもしろくなります。

でも、救済者が現れても、簡単に救われないのが、このドラマのおもしろいところでもあります。

救済される本人が変わらなければ救われない。

ヨハネの黙示録みたいですけど。

とにかく、ユジョン自身が目覚めなければ、いくら王子様が悪魔を倒しても、眠りから覚めることはありません。

ユジョンのドフンへの献身ぶりは、もう病的にも見えますから;;
ユジョンは犯人隠避じゃないのという疑問はドラマなのでスルーしてください。

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〔「秘密(Seclet Love)」エピソード10〕


エピソード10 プレビュー



夜のひとけのない川辺。
ドフンが何かを川に投げ捨てる。

水中に沈んでゆくそれは、かつてユジョンの父がつけていたブレスレットだった。

音楽が本当に映像とマッチしてて、心臓の鼓動を速くします。



ミニョクは、ユジョンを迎えに行くが彼女はそれを拒否する。

強引に連れて帰ろうとするミニョクにユジョンは「気でも狂れたの?」と彼の手を振り解く。

ミニョクは彼女の肩を肩を掴み真剣な眼差しで「狂いそうだ!気になりすぎて、おかしくなりそうだから、俺のそばにいろ。」と言う。

ミニョクは自分でも自身の言葉に驚いた様子。

2人の間に流れる気まずい空気。

ミニョクはユジョンの方から手をゆっくり放すと、ユジョンは逃げるように彼の横をすり抜けていく。

どうしても行かせたくないミニョク。

ミニョク「俺について来ないなら、つきまとって噂を立ててやる。俺のそばにいなければ-」

ユジョン「どうして?私が憎いんでしょ?」

ミニョク「事故の夜、アン・ドフンと一緒だったろ!」

ユジョンが硬直する。

ミニョク「気になるんだ。お前らが何を企んだか。だから、俺の前から姿を消すな。」

一呼吸おいてミニョクは「戻る気になったか?」とユジョンに尋ねるが、彼女は「あの人は、関係ない人です。」とドフンをかばう。

ミニョクは、知っていたユジョンは自分の指示では動かせないこと。
そして、ドフンのことであれば彼女は動くことを。

ミニョクはドフンを利用する手法は、使いたくなかったと思いますが、強情なユジョンを動かすには、これしか残っていないと思ったのだと感じます。

ミニョク「なら俺が、奴に何をしてもいいってことだな。」

ミニョクは会社に連絡し、ドフンを解雇するように命ずる。今すぐ!どこにも就職できないようにしろ!」

ユジョンは止める「何のつもりなの!」

ミニョク「何だ。お前にとって、あいつはなんなんだ!」

ミニョクの思惑通り、ドフンのことを持ち出せばユジョンは言うことを聞いた。

車に乗せてユジョンを連れて帰るミニョク。

沈黙が漂う車内。
ユジョンはも疲れ切っていた。

ジャヨンの家に着いたミニョク達。

ユジョン「行き先ってここ?」

ミニョク「明日、出勤しろ。」

ユジョン「え?」

解雇されたはずのレストランで出勤しろと言われ疑問に思うユジョン。



ミニョク「普段通り、レストランに出勤しろ。」

なぜかおどおどしだすミニョク。

ミニョク「さっさと降りろ。」

心配そうにユジョンが帰っていくのを見届けるミニョク。



翌日、ミニョクとセヨンは、お互いの母親も含めて結婚式の準備の話し合いをしていた。

国会議員の妻に圧を掛けられるミニョクの継母。

セヨンの母「実母なら、そんなこと言わないわ。」

継母インジュにとってつらい言葉。

以前のミニョクなら、怒って放り出して行ってしまいそうだが、今の彼は、それをしない。

その様子を見たミニョクは、継母に今まで言ったことがなかった言葉を彼女に言う。

ミニョク「あとは任せます。母さん。」

継母インジュは、突然のことに驚くが、どこか嬉しそうにする。



ユジョンは、またレストランで働いている。

しかし、同僚に社長との噂話を立てられている。

ユジョンが、友達のヘリと帰ろうとすると、ミニョクが車で迎えにくる。

友達ヘリが「遠慮しないで乗ろう。」と言い背中を押すのでユジョンは仕方なくミニョクの車に乗る。

友達ヘリは車内でユジョンに「社長にお礼言った?」と聞く。

ユジョン「何を?」

ヘリ「解雇の件で、店長をとっちめたのよ。“店長なら従業員を信じてやれ”って。カッコ良かった️」

ヘリのナイスアシストに、前の助手席で満足げにするミニョク。

ミニョクが店長に訴えてユジョンをスタッフに戻したらしい。



家に着くと、ミニョクがユジョンに「話しがある。」と言う。

ユジョンは、迎えまで来て一体何の話があるのか苛立ちを見せる。

ユジョン「話って何ですか?」

ミニョク「お前はないのか?」

ユジョン「私から何を聞きたいかわかりませんが、話なんてありません。」

ミニョク「話さなくていい。俺が調べる。」

ユジョン「一体何のことですか?」

ミニョク「言い張ってろ。」

ミニョク「パン店のことだが。」

ミニョクは、脈絡もなく言う。
驚くユジョン。



ミニョク「価格も上がらないし、売れもしない。大損だ。」

パン店の話が出て、ユジョンの表情に柔らかさが戻る。

ミニョク「早く借金を返してパン店に戻れ。」

ミニョクなりの言い方だが、彼はユジョンにあの大切なパン店を返すと言った。

思わぬ出来事で言葉が出ないユジョン。

ユジョンの顔を見て照れくさくなったのか、すぐに帰ってしまうミニョク。



ミニョクの継母インジュが、ミニョクの部屋でひとつのオリゴールを手にする。

それはミニョクの実母の形見のオルゴールらしい。

継母インジュがそれを持っているのを見かけたミニョクは「それに触るな。」と怒る。



セヨンは、ドフンの両親をレストランに招待していた。

セヨンの気品とスマートな対応を見て、ドフンの両親は、セヨンが名家の令嬢であることを察した。

ドフンの父「気立てが良くて、いいお嬢さんだ。」

以前まで、ドフンの父は、いわゆる強者側の人間を嫌っていたはずなのに、こちら側の世界に反発することもなく、強欲な母ケオクと同じ方向を向き始めました。

ドフンの両親が彼の二面性を具現化していると考えると、両親もそちら側の世界に傾倒して行っているので、ドフンの本来の姿は強欲な性格なんだろうと思います。

ここら辺から、ユジョンを取り巻く男性の対比表現は多く演出されます。

今のミニョクは真実を知りつつあり、ユジョンに対して優しく思いやっている様子が伺えます。
初期の狂える凶器のように鋭かったミニョクは何処へやら、ラブコメのツンデレキャラになっているのですが^ ^
でも、きっとこれが本来のミニョクの姿なんだろうと推察します。
元恋人ジヒとの回想シーンでも、そんな感じでしたし。
復讐心がミニョクを悪魔に変えていたのだと思います。

でも、どちらの男性にも共通しているのは、自分たちの世界にないものを追い求めているところです。
ドフンは権力を。
ミニョクは自由を。

このお話のおもしろいのは善悪が一元化しているところです。

今までの自分の好きな作品を振り返ると、正義と悪はあっても、善悪二元論的なストーリーよりも、善悪一元論的ストーリーを好んでいます。



ミニョクはドフンが探していた搭載カメラの映像を探すが、全て消去されていたと伝えられる。

ミニョク「証拠が欲しい。何が映っているか気になるだろ。復元してくれ。」

顧問弁護士グァンミンは、ドフンに「保安室で資料を探していたのか?」と尋ねる。

弁護士グァンミン「消された映像があるらしい。ミニョクが復元の指示を出してる。2人とも何を捜してる?」

ドフンは動揺しているのか微かに声を荒らげる。

ドフン「なぜそんなことを聞くのですか?必要な資料を見ただけです。」

弁護士グァンミンが立ち去ると、ドフンの表情に不安が滲み出る。




ミニョクの父ハニルは、ドイツに行こうとしてた。

ミニョクの父は弁護士グァンミンに「あまりアン・ドフン検事をおだてすぎるな。必要な時に切り捨てられるようにしておけ。」と指示を出す。

ミニョクの父は、ドフンのことを信用していたように見せかけて利用するためであった模様。
ドフンが恐ろしいのか、一代でKグループを築いた会長の方が恐ろしいのか。



ミニョクが社長になり、ユジョンが働くレストランでは、取締役員への試食会が行われようとしていた。

その試食会に参加する役員の中にドフンとセヨンもいることを知ったミニョクは、ユジョンをドフン達に鉢合わせしないようにレストランでユジョンを呼び出し「今日は帰っていい。」と言って帰そうとするが、何も知らないユジョンは「報酬をもらっているのに、働かないで帰るわけには行きません。」と言って真面目に働く。

ミニョクはユジョンをホールに出さないようにしようとするも、すでに彼女はドフンとセヨンに鉢合わせていた。

ユジョンを見て笑顔の消えるドフン。
そして、ミニョクが経営するレストランでユジョンが働いていることを知り、不機嫌になるセヨン。

セヨン「厚かましいにも程がある。」

ユジョンは仕事を続けようとすると、ミニョクが現れた「下がっていい。」と彼女をドフン達の前から退室させる。

心配そうに優しく促すミニョクの姿を見て嫉妬するセヨン。
いまだにミニョクがユジョンをそばに置いていることを知り、彼を睨むドフン。

ユジョンが、先ほどのできごとに驚き裏で、心を落ち着かせようとしていると、ドフンが現れる。



ドフン「辞めたんじゃなかったのか?」

ユジョン「事情があるの。仕事もなくて。」

ドフン「チョ・ミニョクの目的を知ってるだろ!」

ユジョン「私もあの人のことが憎い。仮釈放の話も聞いたわ。」

ドフンの顔色が変わる。
ユジョンは仮釈放の際に、策略で息子サンと引き離されてしまっていた。

ユジョン「だけど、ここにいるのは理由がある。」

ドフン「仮釈放。なんのことだ?」

ユジョン「ドフンさんには関係ない。あなたには迷惑をかけない。」

去ろうとするユジョンを引き止めてドフンが言う。

ドフン「君がここにいると僕の首を絞める。」

ユジョン「なぜ?私たちの仲を知られているから?それが何?もう他人でしょ。」

ドフン「会うのがつらい。顔を見るたびに身動きが取れないと思い知らせれる。」

涙しながら去っていくユジョン。



ユジョンを心配して探すミニョク。

ドフンが現れる。

ミニョクはドフンに「カン・ユジョンにちょっかい出すな。君とは関係ないんだろ?」と言う。

ドフンはミニョクの背後からセヨンが来ていることを確認して、あえて聞く。

ドフン「なぜユジョンさんを、そばに置くんですか?」

ミニョク「前にも言ったろ。気になるからだ。」

それを聞いていたセヨン。
ニヤリと微笑み立ち去るドフン。
セヨンに気付いたミニョク。

セヨンに呼び出されたミニョクは、結婚式の準備の話をされる。
特に式に興味はない様子のミニョクにセヨンは「あの女は、あなたの何?」と尋ねる。

ミニョク「言う必要ない。お前とはビジネスだろ。」

そのまま立ち去っていくセヨン。



仕事終わりに帰り道。

ミニョクはユジョンを心配して、彼女の帰りを待っていた。

ミニョクは、ユジョンに今回の件は自分が仕組んだことではないと説明する。

ミニョク「代行(ユジョン)。」

立ち止まるユジョン。

ミニョク「ずいぶん遅い帰宅だな。」

ミニョク「今日のことは俺が仕組んだことじゃない。前にも同じようなことをしたが、今回は違う。気を悪くするな。」

ユジョンを気遣うミニョク。

ミニョク「だから、帰れって言ったのに。」

ユジョン「お気遣い感謝します。」

お礼を言って立ち去るユジョン。
彼女の後ろ姿を眺め、まだ何か言いたそうなミニョク。




ユジョンは、ルームメイトのジャヨンや、友人サンドラ、ヘリ達に支えられて笑顔が戻る。

夜、何気なく父の着ていた赤いダウンジャケットを手にする。

ポケットにクリームパンの袋が入っていた。

クリームパンはユジョンの父にとって大切なもの。
父と母が結ばれたきっかけを作ったパンだ。
母は甘いものが苦手だったのに、父の作るクリームパンはおいしいと言って大好きだった。
認知症で記憶が曖昧になっても、そのことは忘れずにいた。
そして、自分がパンを作れなくても、その思い出を追いかけていたのだろう。

ユジョンは、微笑む。

すると、クリームパンの袋の中にレシートが入っていた。

レシートを見ると、父が失踪していた日付だった。

スーパーの名前も書いてある。
よく利用していたスーパーだ。

ユジョンはいてもたってもいられず、そのスーパーに行く。

ユジョンは顔馴染みの店員に、あの日の父について話を聞く。

店員「クリームパンを買いに来ていたわ。いつもヘルパーさんと一緒だったけど、だけど1人の時があった。私のことを思い出してくれて。元気だったわ。」

ユジョンは例のあの日かどうか聞く。

店員「いつかはわからないけど、確か雨がどしゃ降りだった日よ。男性が迎えに来たけど、ユジョンの恋人じゃ?」

ユジョンの背中に冷たいものが走る。



セヨンはミニョクの執務室を訪れる。

ミニョク「取締役会を動かして俺を操れると思うな。」

セヨン「そんなつもりじゃ。」

ミニョク「満場一致だったとしても、問題はお前の行動にある。アン・ドフンと関わるな。」



ミニョク「俺たちは、もう友達じゃない。出て行け。」

セヨンは、ミニョクの部屋から立ち去るが、彼女は未練のある様子。



ユジョンが出勤しようとすると、ミニョクの秘書グァンスに呼び止められ「今日は社長のお宅に。」と言われる。

ユジョンは「急に仕事を休めません。」と言うと、秘書グァンスは「職場にはもう許可を取りました。」と答える。

ユジョンは仕方なく、ミニョクの豪邸に行くことに。



ユジョンがミニョクのもとへ訪れると、彼は「今日は、ここで働け。使用人が休暇中で散らかってる。片付けてくれ。」と言う。

御曹司系ドラマあるある。
好きな女の子を、使用人にしたがりがち。
(テンプレのようにこの設定のエピソードがありますよね^ ^)

最初の方の鬱回はどこへやら。ラブコメ感が漂います。
でも、それでは終わらないのがこのドラマの秀逸なところです。

ユジョンは困りながらも、言われた通り片付けをしようとするが。
どこを見渡しても整然としていて、片付けるところは皆無で、仕方なく窓ガラスを拭いてもホコリひとつ付かず、手入れは行き渡っていた。

そこにミニョクの妹ミンジュが現れ「新しい使用人?お腹空いちゃった。辛い物が食べたい。」と言う。

ユジョンは、ミンジュに料理を作ってあげる。
美味しそうに食べるミンジュ。

人懐っこい妹ミンジュは、ユジョンに「一緒に食べよう。」と言う。

そこにミニョクの秘書グァンスが通りがかり、ユジョンが「お食事は?」と誘う。

仕事中の秘書グァンスだったがミンジュに「早く食べてよ。」と進められ食べる。

ミンジュが秘書グァンスに「おいしい?」と聞くと、彼は一言「はい。」と答える。

ミンジュ「お兄さん(顧問弁護士グァンミン)に似てつまらない人ね。」

ミンジュ「そうだ。お兄さん(グァンミン)の好きなものは?」

秘書グァンス「カップ麺です。」

どうやらミニョクの妹ミンジュは、秘書グァンスの兄で顧問弁護士のグァンミンのことが好きな様子。

隣の人に座ってる人(ユジョン)と違って男を見る目があるミニョクの妹ミンジュ。
ユジョンもドフンの呪縛から早く目覚めて欲しいです。

和やかな雰囲気に包まれるダイニングルームにミニョクがやってくる。

ミンジュ「お兄ちゃん。一緒に食べる。ユジョンさんの料理おいしいよ。」

ミニョク「・・・」

輪の中にはいって、とっても食べたそうな顔をするが。

ミニョク「コーヒーを。」

と、カッコつけてみる。

秘書グァンスがコーヒーを持って行こうとすると、ユジョンは「私が持って行くので、ゆっくり食べてください。」と言って、ミニョクにコーヒーを持って行く。



ミニョクの部屋に入りコーヒーを渡したユジョンは「用はないようなので、これで帰ります。」と言う。

しかし、ミニョクは「用ならまだある」と言って、辺りをキョロキョロと見回し、用を探している。

適当に目についた「嵐が丘」の小説を読んでユジョンにあらすじを書くように指示する。



不可思議に思いながらも、言われた通り読書を始めるユジョン。

彼女が読書をしている姿をみて、なんだかうれしそうに穏やかな顔を見せるミニョク。



セヨンは、ミニョクに「もうお前とは友達ではない。」と言われてしまったことに、かなりショックを受け、自分の家で酔い潰れていた。

そこにドフンがやってくる。

酔っているセヨンはドフンに「あなたがもっといい家に生まれていたら、好きになっていたかもしれないのに。」と言う。

ドフン「親や家族を選ぶことはできない。だが、結婚相手は選べる。あなたも知っているはずだ。セヨンさんは唯一の選択権を放棄したんだ。」

ただの金持ちならいいけど、責任があり、特権を享受している立場の人が、自由も欲しいとか言ったら正直、いい気はしませんが。
自由がない代わりに特権を得ているんだから。
他の多くの人は、わずかな自由はあるが責任も負わなければならないのにも関わらず、特権は得られない。

セヨンはドフンを呼び止め、手を握り、彼にキスさせようとするが、寸前で彼の顔を軽く叩き払い退ける。

セヨンはにっこりと不適な笑みを浮かべる。
セヨンのプライドはギリギリで保たれた様子。



一方のミニョクの部屋。

ミニョクは眠ってしまっていた。

ユジョンが起こされるミニョクは、彼女に「明日もここに来い。」と言う。

「はい。」と言って帰るユジョン。

ミニョクは、ユジョンがまとめた「嵐が丘」の小説のあらすじを読んだ。

それは以前ミニョクがセヨンから「愛から始まった復讐に顛末を見てみて。」と言われた本だった。

そこには“運命的な愛”、“愛する人への復讐”

そして、“愛する人を失い死ぬ”

自分のことと重なるようで、複雑な表情を浮かべる。




ジャヨンは、ユジョンに「借金があるからって、あの男にこき使われることなんてない。」と言うが、ヘリは「借金が理由じゃないわ。」と、ミニョクがユジョンに気があることを知っている。

ユジョンは「(ミニョクは私を)こき使う気はないみたい。」

ジャヨンは、ユジョンにしっかりするように言うが。

ヘリは「いつまで通うの?」と質問し、「店長がシフトがめちゃめちゃだって言ってた。」と言う。

ユジョン「明日、社長に言ってみる。こんなのダメよね。」



ユジョンは翌日もミニョクの家で手伝いをしていた。

ユジョンがミニョクの部屋を掃除していると、オルゴールを見つけた。

壊れかけたオルゴール。
ミニョクの大切なものなのだろうかと感じるユジョン。

隣の部屋のミニョクがベッドでうなされている。
悪い夢でも見ているのだろうか?
ユジョンは「社長。」と言って起こそうとするが彼はまだ夢にうなされている。

ミニョクの手元に書類があった。
ユジョンは、その書類を手にするとミニョクのサイン欄に見覚えのあるサインがあった。

ユジョンが父を亡くし、憔悴し病院に運ばれたときのこと。
目が覚め退院すると、治療費はもう精算済みだと渡された領収書に書かれていたサインだった。

うっすらとした記憶が蘇ってくる。

ユジョンは、あの日、倒れた自分を病院まで担ぎ込んで、朝まで看病してくれていたのはミニョクだと思い出す。

あの時、自分を憎んでいたのにも関わらず、ミニョクは助けてくれた。
ユジョンは困惑する。

ちょうどミニョクが起きてしまい、ユジョンは思わず「シーツを洗おうとして。」と言って、彼がまだ横になっているのをどかしてシーツを剥ぎ取る。

そのまま去ろうとするユジョンだが、立ち止まりミニョクを振り返る。

ユジョン「ありがとうございます。あの日、病気に運んでくれて。」

ミニョク「そうだよ。俺の建物で倒れるな。」

照れ臭いのか、素っ気ない言葉で返すミニョク。



ユジョンは、豪邸の広い庭で洗濯物を干している。

そんな彼女の姿をバルコニーから眺め、ミニョクは安らいだ笑顔を浮かべる。

憎んでいた相手なのに、なぜか気になり目が行ってしまう。
そして、彼女に癒されている自分がいる。



ミニョクは、ふと思い出す。
刑務所にいた時も、ユジョンは楽しそうに洗濯物を干していた。
あんな状況でも、そばにいる息子に笑顔を絶やさず明るくいる彼女の姿が浮かぶ。



ユジョンはミニョクに「やることがなければ帰ります。」と言う。

ユジョン「明日から店に出勤します。私のせいで他の従業員に迷惑をかけているので。」

何も言い返さないミニョク。
彼の表情からすると、それは無言の了承の様子。

ユジョンは、お辞儀をして帰って行く。

彼女の後ろ姿をずっと見ているミニョク。
いつもなら「行くな。」と命令するはずなのに、声がかけられずにいた。



いつもより穏やかな気持ちで家路に着いたユジョン。

そこに自分の出所のために、ユジョンに虐待容疑をかけ、彼女と息子を引き裂いたヘジンが現れる。

ヘジンを見つけたジャヨンは「どの面下げて来たんだ!」とヘジンの髪を掴み突き飛ばす。

止めるユジョン。

ヘジンとは話がついたはずなのになぜここにきたのか。

ヘジンはユジョンに「本当にごめんなさい。」と、泣きながら謝る。

ヘジンは、ユジョンの息子サンが亡くなるとは夢にも思わず、罪悪感でいっぱいのようだ。

ヘジンは「何も知らなかった。」

ユジョン「もうやめて。何も知らなかったからって、許されることじゃない。」

その言葉は、ヘジンに向けての言葉なのか、知らずに加害者になったユジョン自身に投げかけている言葉のように聞こえる。

そこに携帯が鳴る。
メッセージを見ると、ドフンが「家の前で待っている。」とある。

ドフンは家の前で車に乗っていた。
ユジョンは助手席に乗る。

ユジョン「会いたくなかったんじゃ?何の用?」

ドフン「チョ・ミニョクが、ひき逃げ事件を再調査している。」

ドフンは、鋭い視線でユジョンを睨み「君か?」と聞く。

ユジョン「そのために、奴のそばにいるんだろ!」

最低なドフン。

ユジョンは、ミニョクに告げ口するようなことは全くしていない。

ミニョクに何度も問いただされても、ずっと自分よりドフンをかばってきた。

ユジョンは少し呆れるも、それでもなおドフンの味方をしようとする。

ユジョン「心配する必要はないわ。」

ドフン「心配はしてない。運転は君がしてた。」

耳を疑うユジョン。

奈落の如し最低さ。
しかし、悪人はこうでないとおもしろくないので。

ドフン「君が選択したことだ。」

そうそう、悪人は誘導しながらも相手に選択させる。

ユジョン「それを確認しに?」

ユジョンは、さすがに呆れ果てた様子。



ユジョンは車を降りて、運転席をノックし、窓を開けさせると「私にも確認させて。昨日ウリスーパーのおばさんが、あなたを見たって。お父さんが消えた日、あなたが迎えに来てたって。あなたなの?」と聞く。

ドフン「いいや。見間違いだ。」

顔の強張っているドフン。

ユジョン「本当に?」

ドフン「ああ。」

ユジョンは、すぐわかった。

ユジョン「嘘つき。」

ユジョン「すぐ顔に出る。」

ドフンは、凍った表情のまま何も言わず窓を閉め、前を見据え、車で走り去って行く。

そこにヘジンが出てくる。

ヘジン「ユジョンさん。あの人、また何か?」

ユジョンは、ヘジンが何を言っているのかわからない。

ユジョン「“また”って?」

ヘジン「あの人に“仮釈放の件”を頼まれた。」

ユジョンの全身が震え立つ。

ユジョン「どういうこと?」

ヘジン「ユジョンさんの仮釈放を、あの人が阻止しろって。」

信じられないユジョン。

ユジョン「本当に?ちゃんと見た?あの人だった?」

ユジョンは声を荒らげる。

ヘジン「奉仕の日にボランティアに刑務所に来てた人だもの。」

驚愕の事実に、ユジョンはその場に崩れ落ちる。

ずっとユジョンは、息子サンを自分と引き離したのはミニョクだと思い込んでいた。

ユジョンは、やっと初めてドフンの正体を知る。

ユジョンの息子も父も奪ったのは、復讐者ミニョクではなく、自分の愛し守り続けた男ドフンだった。

視聴者は誰が犯人か薄々わかっているのに、鳥肌が立つこのシーン。

自分の愚かさと、悔しさから、泣き叫ぶユジョン。



ユジョンは、あの父の失踪したスーパーにある踏切付近に防犯カメラはあるのに気付く。

ジャヨンはユジョンの今までの事情を全部知ったのか「自分を信じろ。という奴が一番怪しい。身代わりになるもんじゃない。」と、彼女に言う。

翌日、ユジョンはジャヨンと共に警察署を訪れ、防犯カメラの映像を入手する。



ミニョクは秘書グァンスから、ユジョンがレストランを病欠で休んでいることを知らされる。

ミニョク「どこが悪い?」

心配するミニョク。

秘書グァンスも容態まではわからない様子。

ミニョクは「様子を見てこい。」と、かなり心配している様子。

そんなミニョクを見て、秘書グァンスは彼が監視ではなく、ユジョンを違う感情から本当に心配していることを悟った様子。



ユジョンは入手した、あの踏切付近の防犯カメラ映像を見る。

そこには、踏切で立っていた父ウチョルを車に乗せて、どこかに連れて行くドフンの姿が映っていた。




一方のドフンは、ユジョンに父ウチョルに関しての真実を知られていると察し、かなり動揺している。

そして、彼は車のダッシュボードから、ブレスレットを取り出す。

それは、ドフンがユジョンの父に迷子になった際に身元を確認できるブレスレットだ。

そのブレスレットは、つけている本人では外せない。

ドフンが持っているということは。

ドフンは、そのブレスレットを川に投げ捨てる。



ユジョンは、父の失踪したあの日の、例の踏切に来ていた。

ドフンは、あの日、認知症のユジョンの父ウチョルを見つけ車に乗せたのにも関わらず、父は死体で発見された。

ユジョンは、その場で涙する。



エピソード10です。

ユジョンがドフンの本当の姿に気付きました。

かなり劇的にお話がさらに動き出すエピソード10は、起承転結の“転”の始まり部分とも言えるところです。

エピソード6~エピソード10は、起承転結の“承~転”のかなり重要な部分です。

偽りの正義を纏ったドフンの本性がだんだんと現れ、復讐の業火に身を包んでいたミニョクの本来の姿が見えてきます。

そして、復讐に燃えるミニョクを変えたのは、復讐相手のユジョン自身でもあります。

ミニョクは、ユジョンが完全に犯人であると思っていて復讐心に燃え、恨んでいた時でも、ユジョンが息子サンや、父ウチョルを亡くした辺りから、その復讐心が弱まっているように感じます。

その辺からミニョクは、ユジョンをどん底に突き落としたい一方で、“神でもない自分がそこまで人を陥れていいのか?”という葛藤もあったのかもしれません。
そして、ユジョンを憎むことによって、ぎりぎりで自分を保っていたのかもしれません。

しかし、ミニョクは監視の目を通してユジョンを見て行くうちに、彼女の人柄に触れ、“本当にユジョンが倒れている人を見捨てて逃げて行くような人間か?”という疑問を持ち始め、誰よりも早く、そのことに気付いてくれています。

本当にこのお話良い話です。
自分恨んでいた復讐者が、救済者に変わる。
悪魔から王子さまに変わるというか。

本当に持って行き方がすごい。
自分でも復讐劇のラブストーリー(『The Crowns』)作ろうとしてますが;;難しい;;当たり前ですがw;;
(その前にSims3で区画とかセットを作らないといけないんですけど;;)

さて、話はドラマに戻り今度は、ユジョンが変わる番です。

エピソード11からはユジョンも変わっていきます。
そしてミニョクとの関係も変わっていきます。

それにしても、チソンさんとファン・ジョンウムさん最強ケミ。
フィクションのキャラクターですが、実際に存在しているかのように魅せているこのお二人の底知れぬ演技は、活字では表現できないくらい繊細で力強いものがあります。

つづきます。


エピソード11 プレビュー

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