TiaRabbit❤ティアラビット

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※年齢制限有表現や、グロテスクな表現もある可能性がありますので、ご注意ください。
(↑上記表現が、どの話・部分にあるかはストーリーの都合上、明記しません。
閲覧の際は自己責任でお願いします。)
※ScreenShotsで表現できない部分は、文章になってしまいます。
※もちろんフィクションです。名称等もフィクションです。 

※コメント欄はありますが、使用CC・Mod等の質問などは、お答えできかねます。 自分自身も把握しきれていないため(^-^;)
※コメントをいただけるのは、とてもうれしいので感想を残したいという方は、コメントを書いていただければ参考にさせていただきます。
(簡単なコメントでも全然大歓迎です。)

※Web拍手も大歓迎です。


<読み方>  
『 』 ⇒ セリフ  
〔 〕 ⇒ 思考  
カッコなし ⇒ 説明等  
≪ ≫ ⇒ ストーリーテラー、ナレーション  
♪ ♪ ⇒ 音声や環境音  
= = ⇒状況説明等  
*  ⇒ 補足  
※  ⇒ 注意

※全体を通してひとつに繋がるようにストーリーを作っていくつもりなので、Episode1から順に、読み進めていただけるとありがたいです。
『 「Re:Birth」 - Episode 1 』は、こちら

『 「Re:Birth」 - Episode 2 』は、こちら

『 「Re:Birth」 - Episode 3 』は、こちら

『 「Re:Birth」 - Episode 4 』は、こちら

『 「Re:Birth」 - Episode 5 』は、こちら

『 「Re:Birth」 - Episode 6 』は、こちら

『「Re:Birth」- Episode 7 ✼ Part 1 - 〔少年と本〕』は、こちら

『「Re:Birth」- Episode 7 ✼ Part 2 - 〔嘘とお願い〕』は、こちら


前回までのあらすじ

それは、現代の黒猫が話す過去のおはなし。
その黒猫は、トラビス・ガインという魔法使い。
フェアリスランド専属高位魔法使いトラビスは、ある日、隣国のラヴェール(元)王国専属高位魔法使いだったラフィリア・メレディに、魔法使いにとって“命(いのち)”である魔力をその一人分の半分以上の量を突然送り付けられた。
真相を調べようとしたが、ラフィリアは既に何者かに殺された後だった為、ほとんど何もわからなかった。

トラビスは、10年前ラヴェール(元)王国で起こった事件現場からカイルという少年を助けた。
その少年(カイル)も、やがてトラビスのもとで成長し、トラビスの良き相棒になっていた。

ラフィリアの件から、数日経ったある日、トラビスが思いを寄せるフェアリスランドの一人娘であるフィオナ姫が、トラビスの元へ訪れ、「贈り物にするお守りを作って欲しい。」と、トラビスに依頼する。

フィオナ姫が依頼する贈り物は男物であり、その贈る相手に好意を持っている様子だった。
そして、その相手はトラビスではないということも明らかだった。
トラビスは、フィオナ姫が、相棒のカイルに恋をしているのではないかと予測する…

街では、近々行われるフィオナ姫の誕生日のお祝いのパーティーと城下での祝祭の準備で、騒がしくなっている。そんな中、トラビスもそのフィオナ姫の誕生日のお祝いの準備の為に、カイルを連れて、お城へ向かった。

その日はちょうど、トラビスのかつての友の誕生日だった…トラビスは、その友のことを思い出していた。
その友は、トラビスがフェアリスランドへ来た当初にできた…初めてできた心を許せる友だった。

その友はエヴァンと言い、その家族の母アリアンナ・宮廷画家でもある祖父アルフレッド・妹アリスとも家族ぐるみの交流があった。

やがてエヴァンは、自身の夢を叶える為に、フェアリスランドを出て旅に出た。

そして、エヴァンの旅立ち後すぐに、宮廷画家でもあるエヴァンの祖父アルフレッドは、隣国ラヴェール王国の王子の絵の指導の為と、フェアリスランドとラヴェール王国の友好関係維持の為に、ラヴェール王国へ行った。
しかし、アルフレッドその後、灰となってラヴェールから帰還した。
フェアリスランドとラヴェール王国の埋葬方法は、土葬であるにも関わらず、わざわざ火葬してきたことに、トラビスはラヴェール王室に不信感を抱いたが、これもまた明確な確証はないものだったが、その後ラヴェールの王様が自国民を大量虐殺したことを聞いた際に、ラヴェール王室への不信感はさらに強くなった。
しかし、ラヴェール王室の内部情報を知る者は、もう現在はこの世には存在しておらず、その真相を確かめることは不可能だった。

そして数年が経ち、エヴァンの妹のアリスが、旅立った当時のエヴァンの歳くらいに成長した今でも、彼は戻ってきていない。
しかし、トラビスは残されたエヴァンの家族とともに彼の無事を信じ、帰りを待っていた。

一方、カイルは、フィオナ姫に「姫としてではなく、せめて2人の時だけでも普通に接して欲しい。」とお願いされる。


✼時間軸説明✼

現在過去未来を行ったり来たりしているので、少しだけ説明です。

✼ NY(現代の都会) = 未来

✼トラビスやカイルがいるフェアリスランド = 現在

✼トラビスが過去の回想をしたりするとき = 過去


※眼鏡くんキャラクター:ジェレミー・ファーガスの名前を“デヴィッド・フレデリック”に変更しました。


『Re:Birth』

=ラフィリア亡き後、トラビスがラフィリアの遺体現場を確認した直後のこと・・・=



=ベルベッドの生地のように、何かを覆い隠すように重く垂れ込める雲の下、辺りを照らす月明かりも届かない・・・深い夜・・・=





=亡国ラヴェール(元)王国の高位魔法使いラフィリア・メレディ居城=



その中に、主を失った居城がぼんやりと浮かぶ。














マッチに灯された揺らめく小さなかがり火。。。。




























小さな火種は、一気に大きな炎となり。。。





























=その紅蓮の炎は、ラフィリアの居城を飲み込み、黒い煙を巻き込んで生き物のように、低くうなだれるベルベッドを紡ぐ太い糸のように空へと昇って行った・・・















それは、まるで何かの始まりを伝える狼煙にも見えた。。。
















カイル: トラビスと俺は、執務室の片付けやトラビスの仕事を終え、城を出た。
















アントレーヌ城(王とフィオナ姫の城)の城下のマーケットの広場では、近くに開催されるフィオナ姫の誕生日の祝祭の飾り付けが、街の人とトラビスの魔法によって、すでに行われていた。





そして、通りには高く澄んだフィオナ姫の声のようなストリングスの音楽が、うっすらと流れている。







そんな通り沿いには、祝祭の為にフィオナ姫をイメージしたアイテムや、料理、パン、ケーキ、お菓子などありとあらゆるものが特別に売られていた。




いつも買い物客がせわしなく行き交っているマーケットが、フィオナ姫誕祝いのプレイベントと、特別デコレーションやイルミネーションのおかげで、さらに賑わっている。





でも、普段のせわしない感じとは少し違っていた。
フィオナ姫の誕生パーティーが待ちきれないというような浮かれた人々の気持ちと同時に、トラビスの魔法と街の人たちによって飾り付けられたフィオナ姫のようにかわいらしいデコレーションや、暖色系の温かなイルミネーションに照らされた幻想的な街並みをゆっくりとかみ締めながら・・・今年の思い出の記憶に書き留めるような・・・
賑やかに高揚する空気と、どこかせつなく穏やかで心地よい空気が相まって不思議な雰囲気を漂わせていた。










カイル: 俺は、さっきのフィオナ姫の言動が少し気になっていた。









あの時、姫様は俺に「姫としてでなく、普通に接して欲しい。」と懇願してきたと思ったら、すぐに顔を真っ赤にして逃げるように執務室から出て行ってしまった。




その“顔を真っ赤にして――”ってところは、いつものシャイな姫様なんだが、その前のあの強い意志の要求を隠さず表に出すような言動は、いつもの姫様ではないような気がした。








トラビス:『どうかしたか?カイル。腹でも痛いか?』




カイル: 少し先を歩いていたトラビスが、俺の様子を見て声を掛けてきた。




カイル: トラビスがいつも念入りに手入れをしている肌に、イルミネーションライトのシャンパン色の光が照らし、ふんわりと光りを放っているように見えた。




カイル:『いや、さっきトラビスが執務室に戻る前に、フィオナ姫が手伝いたいって来たんだけど、俺に“姫としてでなく普通に接して欲しい”って言ったまま逃げていって…、何かあったのかな。と思って。』




トラビス: 〔それを俺に言うのか…まあ、俺に隠さないところがカイルのいいところなんだが・・・こいつは洞察力や感は鋭いくせに、色恋沙汰となると一気に鈍くなる。全く先が思いやられるな…でも、俺がここでフィオナ姫の代弁者になる訳にもいかないしな。。。〕




トラビス:『女の思考は、男にはわからないもんだ。』
と曖昧に答えた。








カイル:『そうだな。じゃあ、アリスにでも聞いてみるか。フィオナ姫の親友だしな。』








トラビス:〔・・・いや、聞く相手を間違ってるぞ、あいつは色気より食い気だし、頭の中メルヘンだぞ。またお姫様と王子がどーとか言って、的確な答えが出る訳ないだろ、あいつに年頃・大人の女性の気持ちがわかるわけないだろ!堂々巡りだぞ。〕




トラビス:『あいつに“女性(レディ)”の思考を教えてもらうのはムリだぞ。』




トラビス:『まあ、“ガキ”と“じゃじゃ馬娘”の習性と行動パターンを教えてもらうなら適任だろうがな!』




トラビス:すると、カイルは大きく吹き出すように笑った。




トラビス:今日(一日で見ると)初めてカイルが本当に笑ったな。

カイルは、あまり感情を表に出さないし、あまり大きく笑うこともないが、でもアリスのこととなると感情が豊かになる。

アリスの前では、よく笑ったりする。 まあ、それでも普通の奴に比べれば、クールだけど。

カイルとアリスは歳も同じで、ほとんど一緒に育った。双子の兄妹みたいなもんだ。








カイル:『(笑) 確かに。でも、アリスが聞いたら怒るぞ。それ。』




トラビス:『ではでは、不思議の国のアリス姫には、おいしいものでも買ってご機嫌でも取りますか? ハートのジャック。』




=そう言うと、トラビスは、被っている帽子を少し上げるようなジェスチャーをした。=








カイル:『言っとくけど、俺はタルトは盗んでないぞ。マッドハッター。 ところで、おばさんの分は?入院中じゃ勝手に違う物食べさせたらダメだろ?いくらトラビスが魔法使いで治療できても、病院にはあっちのやり方があるだろうし。』




トラビス:『とりあえず全員分買って行って、病院で許可取ればいいだろ。ダメだったらダメで、どっちにしろ、アリスが全部食べるんだから、無駄にはならないだろ。』









カイル:『(笑)そうだな。』












トラビス:そう言って、俺たちは、アリアンナが入院している病院に向かう途中で、アリアンナとアリスが好きそうなお菓子を差し入れとして買いに行った。












トラビス: アリスの母、アリアンナは今、入院している。



俺が魔法で治療をしていたが、アリアンナは、それが俺の負担になっているのではないかと気にして、自ら入院してしまった。
全く、ランジェの家の者はみんな早とちりだ。
俺は、彼らを負担になっているなんて思ったことはないのに。

だが、ランジェ家の人間のはやとちりは、いつも誰かを思ってのことだ。
きっとアリアンナは、もしも自分に何か起こった時。。。俺が責任を感じて自分を責めるのがわかっているから、だから、自ら進んで俺の手を離れて入院してしまったのだと思う。。。

魔法使いは自然の摂理(人の生死は操れない)には逆らえない。。。アリアンナも、それを知っている。
そして、フィオナ姫が産まれた時に、王妃様を助けられずに、俺が悩んでいたこともアリアンナは十分知っていた。。。

人の生命を操れない魔法使いは、どんなに非力なのか思い知らされる。
分かり切っていることだが、こういう場面になると、やはり切ない。




それに自分の母親が病床についていることを、数年前に旅に出た息子のエヴァン(アリスの兄)は知らない。
旅立つ前に俺がエヴァンに渡した魔法のリングとの交信が途絶えたから連絡すらできない。
エヴァンが帰ってくればアリアンナとアリスが、どんなに安心するか…もしかしたら、アリアンナの具合だって良くなるかもしれないのに…。




・・・だが、せめてもの救いは、リアンの言う通りアリアンナとその娘のアリスがいつも明るいことだ。









カイル: 俺とトラビスは、アリアンナが入院している病院に向かった。




カイル: その病院は、眼鏡のデヴィッドの父親=ジェシーさんが設立した街でも腕が良いと評判のいい病院だ。

庶民には良心的な金額で診療してくれて、上流階級の者からは高額を請求する。庶民の味方だ。
だけど、腕がいいから、高額でも診てもらいたい。っていう貴族や金持ちが、ジェシーさんのところにたくさん来る。




ジェシー:『こんばんは。トラビスさん、カイルくん。』
カイル: この人が、デヴィッドの父親=ジェシー・フレデリックさん。




デヴィッドと同じで、真面目で、優しい笑顔で、メガネがいつも少しだけズレている。
そのズレたメガネを鼻とその周辺の筋肉の力で戻そうとするが、結局余計にズレて手で直すというクセも同じで、俺は、笑いをこらえた。

ジェシーさんが息子のデヴィッドと違うところは、トレードマークの天然パーマのくせ毛がロマンスグレーになっていることと、少しズレたメガネ越しに見える目尻にできた笑いじわの数が数本デヴィッドよりも多いことくらいかな。

ちょっと気弱そうで、普段はきょどきょどした感じの人だが、仕事等の場面になると一気に別人のように、何かの信念が瞳にやどり凛々しくなる。
そんなところもデヴィッドに似てる。(デヴィッド“に”似てるんじゃなくて、デヴィッド“が”似てるのか。)

デヴィッドの父親=ジェシーさんはラヴェール出身で、あのラヴェール(元)王国の王都で起こった王様による大虐殺から生き残った数少ない街の人を助け保護し、彼らを引き連れて、フェアリスランドに来た人々のリーダー適存在だった。言わば、ジェシーさんは英雄だ。

(ラヴェールの王の大虐殺当時は、すでにフェアリスランドの奥さんの医者の家系の婿養子になっていたそうだが、かつてのラヴェールのかかりつけの患者を診る為に、その日は、往診でラヴェールを訪れていた時だったらしい。(←ジェシーさんのラヴェール入国は、診療の目的の為、期間限定で入国と滞在が認められていたらしい。))


英雄と言うには、ちょっと地味で頼りなさそうな気もするが、本当の英雄や勇者と言われる人は、こんな穏やかな大地のような人を指しているのかもしれない。

息子のデヴィッドも、ちょっと地味で頼りなくて平凡で穏やかな感じだが、絶対に曲げない何かを持っている。


フェアリスランド王フィル王は、そんな境遇にあるラヴェールから逃れてきた人々の移住を快く認めてくれたが、国民はやはりちょっと理解はできなかったようだ。
ラヴェールから命からがら生き延びてフェアリスランドを安住の地としようとしても、フェアリスランド国民からは、よそ者で、しかも大量虐殺が行われた国から来たものとして、不気味がって忌み嫌われていた。

そのせいか、フェアリスランドに一旦は逃げてきたものの、ベリッド王国がラヴェール(元)王国を統治し始めると、フェアリスを離れベリッド王国(ベリッド統治下の元ラヴェール王国)に行く者も少なくなかった。


しかし、ジェシーさんは、そんな偏見に屈せず、そして卑屈にならず、フェアリスの王様や国民に恩義を返そうと、それに賛同したラヴェールから逃げてきた人々を引率し、フェアリスランドの為になることをたくさんして、フェアリスランド国民の信頼を得ようと努力した。


もともとラヴェールの民族は頭の良い人間が多いらしいから(俺は同じラヴェール出身でも田舎の小さな孤立した集落みたいなところだったから、その頭の良い民族に該当するかどうかは不明だが)、その長所を活かした働きを見せた。

トラビスに聞いた話だが、彼らはラヴェールの持つ技術をフェアリスランドに伝え新たな下水システムを通して街をきれいにしたり、長い橋を造る技術を持っていた元ラヴェール人は、フェアリスランドに長い橋を架けてくれた。この橋のおかげで今まで遠回りしなければならなかった場所にすぐに行けるようになった。


彼らのおかげで、この短期間でフェアリスランドの暮らしは、さらに便利で豊かなものになったのは間違いない。


そんな彼らのフェアリスランドに尽くす姿を目の当たりにし、その元ラヴェールから逃げてきた人々に反発する人は少なくなり、少しずつ信頼していくようになった。


フェアリスランドの王様・フィル王も、そんな彼らの働きを見て、そのリーダー的存在であり優秀なジェシーさんを元老院の議員として起用した。


ジェシーさんは、最初は“自分はいわば助けていただいた身、そのような大役をいただく訳には参りません”と断ったそうだが、強く要望する王様と、同郷の元ラヴェールの仲間に推されて議員になったそうだ。
フェアリスランドの上層部とラヴェール出身の者の橋渡しとなる議員だ。





そして、ジェシーさんは、元老院の議員にもなって不自由のない生活が送れるにもかかわらず、元老院の無駄な議論に嫌気がさしたのか、もともとの職業の医師を始め、フェアリスランドに新たに病院を開設した。
(議員と医師の兼務)

※補足※
デヴィッドの父:ジェシーは、元老院議員と医師の兼務となりますが、元老院の仕事はほとんどない(他の議員は談笑してるか寝てる)為、嫌気がさし、王様の許可を得て、議員の席を置いたまま医師をしています。
(議員の席を残したままなのは、王様にフェエアリスランドと、ラヴェールからの亡命者との橋渡しがいなくなってしまうので、お互いの為、席を残しています。)


とにかく、デヴィッドの父親ジェシーさんは、とても優秀で偉大であり、フェアリスランドにいるラヴェール(元)王国から亡命してきた者たちのメシアであり、フェアリスランドとのメディエーター(仲介者)でもある。

そんな、ジェシーさんをフェアリスの王様フィル王も、全幅の信頼を寄せているそうだ。







トラビス:『アリアンナの具合はどうです?』




ジェシー:『変わりないよ。とても落ち着いている。今アリスちゃんが来ていて何かおもしろそうに話していたよ。^^なんだか、トラビスくんが最近読んでいる「白ネコを人間に~どうたら」ってタイトルの本の話をしていたみたいだよ。そんなにおもしろいのかい?その本は?』




トラビス:〔///ア゛リスー!!! なぜその本をーーー!!!あの本の話をアリアンナにするのはマズイぞぉー!!!何を話してるんだぁ~!!やめろー!!俺の紳士でダンディーで最高にセクシーなイメージが一瞬にして崩れ去るーーーーー!!!〕




トラビス:『・・・ったったいしておもしろくないですよ;;;捨てようと思っていたところです…。ハハハ;;』




ジェシー:『なんだかとても楽しそうにしていたから気になってね。』








カイル:〔・・・あの気色悪いタイトルの本のことか。〕

※補足※ 「気色悪い本のタイトル」詳細は、Re:Birth Ep7 Part2 で。




カイル: するとトラビスは、ジェシーさんに笑いながら「では。」と軽く別れのあいさつをして、足早におばさん(アリアンナさん)とアリスのいる病室に向かって行った。





カイル: 俺もその後を追おうと、ジェシーさんに軽く会釈して立ち去ろうとしたら、ジェシーさんが俺に話しかけてきた




ジェシー:『カイルくん、騎士の試験に受かったんだってね。息子(デヴィッド)から聞いたよ。おめでとう。』




カイル:『ありがとうございます。』




ジェシー:『いつもデヴィッドから聞いているよ。君は、カッコよくて頭もよくてスポーツもできて、とてもすごいって^^』




カイル:『・・・いえ、そんな・・・』




ジェシー:『そんなに、謙遜しなくても^^実際本当にかっこいいんだから、色男だしね^^』




カイル: 〔“色男”って・・・〕でも、かつての英雄と言われる人に、こんなことを言われるのは、とても光栄なことだが、どこかくすぐったい。




口が達者な奴は、こういう時上手い返しをするのだろうが、俺は慣れていなくて対処法が分からず、かと言って愛想笑いもできず、ジェシーさんにまた「ありがとうございます。」と言って会釈し、逃げるように彼から離れ、おばさん(アリアンナさん)の病室へ向かった。




トラビス: 俺は急いで、アリアンナとアリスがいる病室に向かった。










トラビス: アリアンナの病室の前に付くと、扉越しにアリアンナとアリスの無意識に俺を笑顔にさせる温かく楽しそうな音色の話し声が聞こえてくる。




トラビス: 案の定、俺はこの扉越しに届く二人の笑い声を聞いて、釣られて“フッ”っと笑顔になってしまった。
おそらく、他人が見たら不気味だろう。

そして、いつものように、それと同時にホッと胸をなでおろす。。。
彼女が今日も笑顔で過ごせている。と心から安心するのだ。





トラビス: 〔そうだ。大切なものを忘れていた。〕




トラビス: そう思い出すと俺は、ブーケを魔法で出した。

アリアンナに似合うかわいらしいブーケ。
最近よくアリアンナは、「もうかわいいって歳でもないわ。」と言っている。

確かに、彼女は人間で歳をとる。
初めて出会った当初、俺とアリアンナは同年代くらいの見た目だった。
前までは、同年代位に見えたが、今では歳の離れた弟か、息子のような歳の差の見た目になってしまった。

けれど、アリアンナはいつまで経っても、とてもかわいらしい。
こういう女性はおそらく、おばあさんになってもかわいらしいおばあちゃんになるだろう。
アリアンナもそんな女性のひとりだと思う。





トラビス: 俺は、アリアンナが入院してから彼女の好きな花や似合いそうな花を家の温室で栽培している。
魔法でそのまま花を作ってブーケにできるが、それだとなんだかつまらない気がして花自体は、ちゃんと育ててる。
そんな育てた花を魔法で呼び寄せて集めてブーケにしたものだ。





俺は、そのブーケの華やかな香りを確認して、2人がいる部屋のドアをノックした。


















Next Episode

「Re:Birth」- Episode 8 ✼ Part 2 - 〔鳥かごの中のお姫さま〕


※補足※
めがねくんのデヴィッド…初登場当初、デヴィッドは、ジェレミー・ファーガスという名前でした。
作品の都合上名前を“デヴィッド・フレデリック”変更。
そして、デヴィッドの父親を“ジェシー・フレデリック”にしました。

※補足※
Ep7 Part1で、デヴィッドは、“王様の遠い遠い親戚”とありますが、父親はラヴェール出身の為、デヴィッドの母方が“フェアリスランド王の遠い遠い親戚”になります。

著者名:White❤Rabbit ⇒ 著者名:〔 TiaRabbit❤ティアラビット 〕に変更。



<トラビスのフェアリスランド王室での主な仕事内容>

✼フェアリスランド王国国境に、妖精の妖力とともに高位魔法使いのトラビスの魔力で、結界を張り巡らせ、妖魔の侵入を防ぐ。(一般国民は、結界のことは知らない。非公表。)

✼天候管理(干ばつや大洪水を防ぐ。)

✼天候操作による作物・食糧の安定供給。

✼パーティーやセレモニー、イベント等の企画立案とデザイン、プロデュース。
(トラビスは派手なことが好きで、パーティーアニマル。)

✼フィオナ姫のドレスのデザイン、コーディネイト等。

✼宮殿のインテリアーコーディネート等。

✼フィオナ姫の教育係。
(教育係という名目だが、実際は“フィオナ姫の精神安定剤”的な役割。)

※トラビスは、自然の摂理に逆らえない魔法使いとしています。
“天候管理・操作”は、自然の摂理に反しているようにも思えますが、あっちの雲をこっちに持ってきたり、こっちの雲をあっちに持っていったり、気圧や気流を操ることにより天候を管理しているので、一応自然の摂理に反しないということにしてます;;

トラビスができないのは、“人を生き返らせたりする”こと、生命を自在に操ることはできません。
治療はできます。治療の点においては人間の技術より上です。
(一般の人は、王室専属のトラビスの治療は受けられない為、デヴィッドの父:ジェシーの病院等に行くことになります。)

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