TiaRabbit❤ティアラビット

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『The Crowns』 *~Jade×Charlotte×Ewalt~* (Movieバージョン)

*~ ジェイド×シャーロット×エヴァルト ~*

※イメージムービー(SS)的なビジュアルノベルなので、途中から話の流れを一切無視した展開になります。
※本編ではありませんが、キャラクターをイメージして作成したショートストーリーです。
※実在の名称(国名)等を使用しておりますが、全て架空で事実とは一切関係ない創作です。


※お手数ですが、歯車の設定でHDにできます。
※Movieバージョンのビジュアルノベルです。


♪使用させていただいた音楽&効果音等♪(使用順です。)
「雲間の月」 by 甘茶の音楽工房さま
「街路灯の明かり」 by 甘茶の音楽工房さま
「色あせた夕暮れ」 by 甘茶の音楽工房さま
「&love」 by 蒼月音さま


『The Crowns』 *~Jade×Charlotte×Ewalt~* (HTMLバージョン)


*~ ジェイド×シャーロット×エヴァルト ~*




シャーロットは、とあるところに来ていた。
そして、不安な気持ちを抱きながら大きな扉を開け中へ入った。












扉の向こうには、荘厳な雰囲気の大きな部屋が広がっていた。




シャーロットの華奢な靴音が心細く響く。




そして、シャーロットの瞳は一点に釘付けになる。




胸が異様に鼓動する。




シャーロットは心を落ち着かせる為に、ジェイドの顔を思い浮かべた。

ジェイドは、いつも味方になってくれる。

ジェイドが側にいてくれると思うと不安な気持ちは軽くなり、前に進もうとする勇気が出る。

幼い頃から何かあった時、そうしてきた。
今回もそう。。。

ジェイドがいるから頑張れる。




シャーロットは凛と姿勢を整え、目の前の皇子を見据えた。








彼の弾くピアノの旋律は、どこか悲しげで、そして優しかった。。。




胸を締め付けるようなメロディーは、シャーロットが彼に抱いている無機質で冷たい印象とはかけ離れていた。

彼の違う一面を見てしまったような気がして、戸惑うシャーロット。




シャーロットに気付いたエヴァルトは鍵盤にある手をピタリと止め、窓際で外を眺め始めた。








ピアノの音色の余韻が残る部屋に、重苦しい静寂が漂う。

シャーロットが意を決してエヴァルトに話しかけようとした時に、エヴァルトの方が先に口を開いた。




エヴァルト: 『来たのか。』

エヴァルトは、シャーロットの方を振り返らずに話しかけた。




シャーロット: 『・・・はい。。。』

シャーロットはエヴァルトの他人を寄せ付けない雰囲気に、一瞬ひるみそうになり口ごもってしまった。




シャーロット:『私がここへ来たのは、あなたと交渉するためです。』




エヴァルト: 『交渉などしないと言ったはずだ。我らは、イングランドとフランスのいざこざに付き合うつもりはない。チャンスを無駄にしたのは、お前達だろう。』




エヴァルト: 『フランスは、そんなにイングランドのフェニックスが恐ろしいのか?』




エヴァルト: 『妹をだしに使うとは、フランスのルイも相当切羽詰っているようだな。』




シャーロット: 『っ...、あっ兄は、私に無理強いする人ではありませんし、それに、あのような人に兄が追い詰められる訳がありません!』




シャーロット: 『私は自分の意思で、あなたと交渉する為に、この国に来ました。』




シャーロット: 『それに、それだけが目的でここにいるのではありません。』




シャーロット: 『隣国のあなた方が何を隠しているのか真相を暴く為に来ているのです。』




エヴァルト:『ふっ、密偵か。目的をばらすとは浅はかだな。』




シャーロット: 『っ、、、。あっ、あなた方も私達を相手にしないのではなく、ハンガリー王国に手をわずらわせて、こちらの相手ができないだけではないのですか?』




シャーロット: 『むしろ危険な立場にあるは、あなた方の国の方では?』

(※こちらの創作では、ハンガリー王国をオーストリアと同一国、同君連合国と設定しています。)




エヴァルト: 『お前達は何もわかっていないのだ。』








シャーロット:『ええ、あなた方が行っていることは理解できません。』




シャーロット:『オスマン帝国のヨーロッパへの侵攻を最前線で食い止めているハンガリー王国に対して同盟を組むわけでもなく、挟み撃ちのように攻撃するあなた方が何を考えているのか、、、』




シャーロット:『それにハンガリー王国には元々あなた方の国が送った騎士団(民)達がたくさんいるのに、私には理解できません。』




シャーロット: 『・・・ですが、』




シャーロット:『私は、物事には理由があると、父から教えられました。』

『あなた方が、なぜそのようなことをしているのか理由が解れば、ドイツ帝国とハンガリー王国の問題解決の手助けができるかもしれません。』

『そして、あなた方の国とハンガリー王国との対立を少しでも解消できれば、私の国や、あなたの国、さらにはヨーロッパ大陸の安定にも繋がります。』




エヴァルト: 『・・・』




エヴァルトの冷たく鋭い視線が、シャーロットをまっすぐ突き刺す。

シャーロットは、今言ったことは完全に理想論にすぎないことは十分わかっていた。




そして、あたりを長い沈黙が埋め尽くした。








シャーロットは、彼から見れば自分は、
“理想論を振りかざす世間知らずの愚か者”に見えているだろうと思った。

ただ父や兄、フランスの為に何か力になりたかっただけ。
でも、強い意志を持ってここへ来たけれど、自分では何もできない非力さを思い知らされる。

シャーロット: 〔ジェイドの言うとおり、おとなしくフランスにいればよかったのかな。。。〕




シャーロット: 『私と交渉する気がないのなら、なぜここへ呼んだのですか? 交渉しないのなら、私は帰ります。』




エヴァルト: 『・・・』




シャーロットが部屋を退室しようとすると、エヴァルトが口を開いた。




エヴァルト: 『っ・・・待て。』




エヴァルト: 『・・・少し話せるか?』




シャーロット: 『え?』




シャーロット: 『・・・お話?というと。。。』




シャーロットは、エヴァルトを怒らせてしまったと思い焦った。
怒らせるのも良くないが、あまり下手に出るのもフランスの足をすくわれそうで、必死で対処法を考えた。




シャーロットは、ジェイドのアドバイス通りやってきていたが、不意を突かれたように頭が真っ白になってしまって、別のプランが出てこない。




エヴァルト: 『用意したドレスを着たのか。』




シャーロット: 『!?・・・、・・・別にあなたの為に着たのでは・・・着ないのはドレスに失礼だと思って着ているだけです。』




エヴァルト: 『ふっ、ドレスに失礼か。』

エヴァルトは、シャーロットがドレスに敬意を表しているような表現に、思わず顔がほころんだ。





エヴァルト: 『・・・美しいな。』




シャーロット: 『あっ、ええ、とても繊細なレースに豪華なビジューが散りばめられていて、とても綺麗です。 すばらしい職人の方が造られたものだと思います。』




エヴァルト: 『・・・そのような意味ではない。。。』




エヴァルト: 『俺と話すのは、怖いか?』




シャーロット: 『いっいえ、そんな訳じゃ。。。』




シャーロット: 『っ!!!!!』








シャーロット: 『あっ、あのっ・・・』




エヴァルト: 『・・・』




シャーロットは、突然エヴァルトに腕を掴まれ引き止められた。

でも、その掴む手はガラス細工にでも触れるようにそっと優しく、シャーロットが簡単に振るほどくこともできたが、振りほどけいでいた。





エヴァルトの力強くまっすぐな瞳に見つめられると、なぜか身動きが取れない。




二人の間に、どれくらいの時がっ経ったのかわからない。




ほんの一瞬だったのか、永遠にも思えるくらい長かったのか。。。

そうしていると、部屋の大きな扉が勢いよく開いた音がした。




ジェイドが部屋に入ってきていた。

いつも飄々としているジェイドが、血相を変えている。













突然、シャーロットの腕はエヴァルトから引き剥がされた。




シャーロット: 『ジェイド・・・』




ジェイド: 『シャーロット姫は、お疲れです。今日のところは失礼します。』




エヴァルト: 『ノックもなしに部屋に入ってくるとは、いくら客人でも無礼だぞ。自分のしていることがわかっているのか?』

抑揚もなくジェイドに問いかけるエヴァルトの口調は、いつものように冷たく無機質なものに戻っていた。




ジェイド: 『ああ、わかってるさ。あいにくあんたよりも年下なんで記憶力は確かさ。』
シャーロット: 『ジェイドっ、』

シャーロットは、思わずジェイドを制止した。








ジェイド: 『自分のやってることくらいわかってる。』




シャーロット: 『えっ?』




シャーロット: 『っ///ジェイドっだめ。。。』













*~ Fin ~*


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